多くのゲイは友達と一度は寝たことがあるかもしれない?!

ライフスタイル
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出会い方より、かかわり方を大切に

仲の良い友達との出会いを思い出してみてください。
どういうきっかけでその人と友達になりましたか?

アプリ、飲み屋、SNS、サークルなどなど出会い方は様々ですし、どうやって仲良くなったのかもこれまた様々です。例えば、飲み屋で顔を何度か合わせるうちに仲良くなった人もいるでしょうし、アプリでとりあえず会って、セックスはしたけれど、その後、何回か会うようになって今はセックスなしの友達になっているなんてこともあるでしょう。また、元彼と別れた後もなんだかんだで連絡を取り合っていて、友達として付き合っている人もいるでしょう。

腐れ縁で長いこと友達で居続けることもあるかもしれませんが、一般的には友達になる、ならないは強制されるものではありません。年を取れば生活スタイルや考え方が変わることもあり、友達との距離や付き合い方を見直すこともあるかもしれません。その際、喧嘩別れなど何かしらの理由があるケースは別として、わざわざ「あなたとはもう友達は辞めます!」と言った宣言するようなことは不要です。なぜなら狭いゲイの世界ではどこでどう繋がっているのかもわからないですし、もしかしたら、時間を置いても自然とまた仲良くなることもあるかもしれません。

ゲイについて言えば、友達との間に過去にセックスがあったかどうかはそれほど珍しいことでもないですし、少なくともお互い何かしら共有できるようなものがあったからその後も友達として付き合っているのでしょう。そうなると、友達になるきっかけに対してそれほど神経質になる必要はないのかもしれません。

ただし、多くのゲイは友達を探すためにセックスをしているわけではなく、結果として友達になっていると考えると、最初からかセックスありきの付き合い方は必ずしもマストではないことはもうおわかりですよね。そもそもセックスがなくても友達になれるということも頭の片隅には入れておいたほうが良いでしょう。身体を重ねるだけではわからないこともあるでしょうし(逆もまた然りですが)、もし相手に興味がある、相手に興味を持ってもらいたいのであれば、表面的なところだけではなく、もう一歩踏み込んでかかわってみることも重要なのではないでしょうか。

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友達とセックスしてしまったけど

ここでちょっとしたゲームをしてみよう。まず、5人の親しいゲイの友達を思い浮かべてみる。そのうち性的関係を持ったことある人をカウントする。その人数は何人?3人?4人?それとも5人すべて?

もしあなたがゲイの男性であれば、恐らく友達と過去にセックスをしたことはあるだろうし、その多くは今や完全に「友達ゾーン」に収まっていることもあるだろう。昔々、その人に惹かれて、セックスしてみたくなったが、最終的に付き合うことにはならなかった、あるいは燃え上がったものが燃え尽きてまったということで解決に至ったように、それは全くもって普通なことである。あなたの友情関係が現在、それをはるかに超えるものになっていることに、あなたは笑みを浮かべているかもしれません。

LGBTQの人たちは、ストレートの人たちより過去に関係のある人(あるいは恋人とも)と連絡を取り合い、友達ゾーンへと彼らを移して行く傾向にある。これはなぜだろうか?

一つには、ゲイの男性の場合、セックスがまず最初にくることがあるからであろう。それは単に我々の気質であり、そうやってお互いが繋がることもある。男性は生理学的にテステストロンのような男性を駆り立てるホルモンでもってセックスをするようにプログラムされている。そのため、ジムでロッカーが隣のイケメンに出会うようなことがあれば、セックス欲(別名、繋がり)は最優先事項となることが多いのである。

また、我々の多くは、長い間、特に思春期や青年期に性的欲求を抑えなければならなかった。ストレートの人たちが彼らの片思いや空想をオープンに話す一方で、我々はそれらを隠さなければならなかった。それ故、金曜の夜、バーに理想の男性が入ってくれば、熱く突飛な行為に対する欲求は本能のようなものであり、それらは失われた時間に対して過剰な償いをしているようなものなのである。

ゲイの男性たちの中には共有できる仲間意識も存在しており、共通の経験もある。自分がマイノリティーであること、社会から取り残されるかもしれないこと、我々は社会において期待されている存在に反しているといったことを知りながら大人へと成長した。そのため、我々は自然とくっついているのである。この経験から生まれる結束は、浮気の失敗後にちょっとした別れに比べるとはるかに価値のあるものなのである。

長い期間付き合った後も友達で居続けることは、ストレートよりゲイによくあることで、関係が終われば一生会うことはしないストレートの人たちは多い。これは、恋愛関係は自然な経過をたどる一方で、友情はそうではないということが理由であるとも私は考えている。個人的なところでは、私は元相方の3人すべてと別れた後しばらくの間は友達のままであった。我々はお互い尊重し、恋愛関係にはなり得ない事を理解していた。確かに、時間がたつにつれて、Facebookのたまの「いいね」や、付き合っていたころに訪れたローマの素敵な宿泊先を思い出しだすためにメールをするなど回数は少なくなっているが、ただ単にそれぞれが別々の新たな方向に進んでいったというだけで余計ないさかいや距離を取る必要はないのである。我々みんなが過去より現在があまりハッピーでないときは特にそうである。

これにはもちろん警告もある。

多くのゲイの男性が簡単に恋愛関係やセックスのパートナーを「友達ゾーン」にもっていく一方で、その反対は必ずしもうまくいかないことに私は気が付いた。既に友達である相手を性的関係にもっていこうとするとき、その関係が恋愛まで発展しない場合は「友達ゾーン」に戻すことはかなり難しくなる。

性的関係を続けるのか、あるいは恋愛関係へと発展していくのかといったように、一方が相手より多くを望むようになる可能性があり、以前の状態に戻ることに脅威を感じてしまうこともある。もしくは、友情の「安全性」が危険にさらされてしまったことで、気まずい思いをしてしまうこともある。

とは言うものの、友情から始まり、そこから恋愛関係になる(事実、私と現在のパートナーとの話です)ことが普通(むしろ健康的)とは思ってはいない。しかし、友情関係に再び戻ることは少し危険を伴うものではある。あなたの「親友」とセックスをすると決める前に、何回かに及ぶ踏み込んだ話を行うほうが賢明なのかもしれない。友情を危険にさらすまでの価値はあるのだろうか?今抱いている感情は本当に恋愛感情なのか、それとも、退屈でムラムラしているだけなのだろうか?

誰かが自分の友達グループについて「俺はある時点で彼ら全員とやった。なんてやり俺はヤリチンなんだ」というのを最近耳にし、私はこの彼には自身の性行動に対して非難するのではなく、ゲイの男性は最初はお互い性的に引き寄せられるものだが、深く繋がることができる大切な友情関係へと発展してくことも可能であるということに気が付いてもらいたいと思っている。理由が何であれこれができないのであれば、恐らくまだ向き合うことができていない未解決の感情がそこにはあるのであろう。しかし、試す価値はあるかもしれない。

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