ルーマニア・サンマリノ・ポーランド・ポルトガルの代表が決定
ユーロビジョン2026の35ヶ国の代表はすべて決定しておりますが、3月4日(木)にサンマリノ、3月6日(土)にサンマリノ、3月7日(日)にポーランド、ポルトガル国内選考会が開催され(日本時間では各翌日)、それぞれ代表が決定しました。
Alexandra Căpitănescu – Choke Me | Romania
ルーマニアの国内選考会Selecția Națională 2026には12組のアーティストが出場し、アレクサンドラ・カピタネスク(Alexandra Căpitănescu)が「Choke Me」で優勝しました。
ルーマニアは、2024年、2025年は参加せず、2大会ぶり出場となります。Selecția Națională 2026 には、2022年代表のWrsが「All The Way」が出場していましたが、全体的にはエントリーは弱い印象でした。その中でも、Alexandra Căpitănescuは最も有力な存在だったと思います。
Alexandra Căpitănescuは、2023年に19歳で出場したオーディション番組 Vocea României シーズン11で優勝しました。デビュー曲「Căpitanu」はYouTubeで10万回以上再生されるヒットとなっています。
ここ数年、NemoやJJのように、オペラの要素を取り入れた楽曲も見られます。個人的には、マルタの2025年の国内選考でKristy Spiteriが披露した、ポップとオペラを融合させた「Heaven Sent」がとても衝撃的でした。「Choke Me」はロックとオペラを掛け合わせたサウンドが印象的で、強い愛情や自己期待に押しつぶされそうになる心の葛藤を描いた楽曲です。
ルーマニアは、セミファイナル2に出場します。
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SENHIT – Superstar | San Marino
サンマリノのSan Marino Song Contest 2026のファイナルには、セミファイナルから20組と1組のワイルドカードの合計21組のアーティストが出場し、センヒト( SENHIT)が「Superstar」で優勝し、サンマリノ代表の座を獲得しました。
San Marino Song Contest 2026のエントリーも、全体的には強く印象に残るアーティストはあまりいませんでした。楽曲がユーロビジョン向きかどうかは別として、4位になったInis Neziriは歌唱力がかなり高かったと思いますが、結果としては、どちらかというとBoy Georgeとのコラボという話題性もあって、Senhitが選ばれたようにも感じます。
Senhitは、これまで2回、ユーロビジョンの本選に出場しており、2011年に「Stand By」でセミファイナル敗退。2021年(2020年はコロナの影響で中止)は、Flo Ridaとのコラボで「Adrenalina」を披露し、ファイナルで22位になっています。2020年を含めると今回で4回目の代表になります。
Senhitは、ベテランとしての安定感はありますが、ダンスポップ調「Superstar」はこれといった特徴もなく、どこかボーイ・ジョージ頼みの曲のような印象も受けます。本選では、Boy Georgeも出演する予定とのことですが、どこまでその存在感を発揮できるのかファイナル進出のキーになると思います。
サンマリノは、セミファイナル1に出場です。
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ALICJA – Pray | Poland
ポーランドのFinał Krajowych Kwalifikacji 2026には、8組のアーティストが出場し、アリツヤ(ALICJA)が「Pray」で優勝し、ポーランド代表となりました。
Finał Krajowych Kwalifikacji 2026のエントリーにも、全体的にあまり印象に残るアーティストはあまりいませんでした。
ALICJA(本名はAlicja Szemplińska)は、ポーランドのチェハヌフ出身の23歳の歌手です。2019年にオーディション番組 The Voice of Poland で優勝し、2020年に国内選考番組 Szansa na Sukces で「Empires」で優勝し、Eurovision Song Contest 2020 のポーランド代表に選ばれました。しかし大会は新型コロナの影響で中止となりましたが、翌年は代表に再選されませんでした。
「Pray」は、タイトルにもあるように祈りと自己信念をテーマに、困難の中でも自分の力で前に進もうとする想いが込められた曲です。国内選考会のパフォーマンスをご覧いただければお分かりの通り、ALICJAは高い歌唱力の持ち主です。一方で楽曲「Pray」は、ゴスペルやポップ、ヒップホップ的な要素が盛り込まれており、ややまとまりに欠ける印象もあります。本選に向けてリバンプか工夫が必要かもしれません。
ポーランドは、セミファイナル1に出場します。
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Bandidos do Cante – Rosa | Portugal
ポルトガルのFestival da Canção 2026には16組が出場し、セミファイナル1と2から各5組がファイナルに進出し、ファイナルに進んだ10組の中からバンディードス・ド・カンテ(Bandidos do Cante)が「Rosa」で優勝しました。
Festival da Canção 2026は、他国の国内選考会とは異なり派手さはないものの、独特な楽曲が多くエントリーするとても面白い国内選考会です。
Bandidos do Canteは、ポルトガル・ベージャ出身の幼なじみ5人組のポップグループで、2022年に結成されました。メンバーは、Miguel Costa、Duarte Farias、Francisco Raposo、Luís Aleixo、Francisco Pestanaです。アレンテージョ地方の伝統音楽の影響を受けた楽曲が特徴で、デビュー曲「Amigos Coloridos」はポルトガルのラジオで大きな成功を収めました。2026年1月にはデビューアルバム『Bairro das Flores』をリリースしています。
美しいコーラスで歌われる「Rosa」は、庭のバラを通して、愛する人への想いと懐かしさを静かに歌った郷愁的なラブソングです。「Rosa」はユーロビジョン向けの楽曲かと言われると難しいところですが、昨年もNapaによる「Deslocado」も代表に決まった当初はセミファイナル敗退を予想する声が多くありました。しかし最終的には21位ながらファイナルに進出し、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
独自のサウンドを奏でるBandidos do Canteが本選でどういったパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみなところです。
ポルトガルは、セミファイナル1に出場します。
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