イギリス、リバプール開催のユーロビジョン・ソング・コンテスト2023|5月9日(火)のセミファイナル1通過者を予想

ユーロビジョン・ソング・コンテスト
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セミファイナル1の通過者を予想

2023年5月9日(火)にセミファイナル1 、5月11日(木)にセミファイナル2、5月13日(土)にファイナルがイギリス、リバプールで開催されるユーロビジョン・ソング・コンテスト2023

今年は37ヶ国が参加し、5月9日(火)のセミファイナル1では、15ヶ国のうち10ヶ国の代表がファイナルに進出、11(木)のファイナル2では、16ヶ国のうち10ヶ国の代表がファイナルに進出、13日(土)のファイナルでは、昨年の優勝国のウクライナとBig Fiveのフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスと各セミファイナルから10ヶ国の計26ヶ国の代表が優勝を目指して競い合います。

リバプール大会では、日本のユーロビジョンファンも投票に参加することができますので、是非、推しのアーティストを見つけて投票してみてください。

今回は9日(火)のセミファイナル1に出場する15ヶ国からファイナル出場するかもしれない(出場してもらいたい)10ヶ国の予想をご紹介します。

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セミファイナル1は、15ヶ国から10ヶ国がファイナルへ

順番POINTS(Tele)CountryArtistSong
1102Norway
ノルウェー
AlessandraQueen Of Kings
23Malta
マルタ
The BuskerDance (Our Own Party)
337Serbia
セルビア
Luke BlackSamo mi se spava
434Latvia
ラトビア
Sudden LightsAijā
574Portugal
ポルトガル
MimicatAi Coração
610Ireland
アイルランド
Wild YouthWe Are One
776Croatia
クロアチア
Let 3Mama ŠČ!
897Switzerland
スイス
Remo ForrerWatergun
9127Israel
イスラエル
Noa KirelUnicorn
10109Moldova
モルドバ
Pasha ParfenySoarele și Luna
11135Sweden
スウェーデン
LoreenTattoo
124Azerbaijan
アゼルバイジャン
TuralTuranXTell Me More
13110Czech Republic
チェコ
VesnaMy sister's crown
147Netherlands
オランダ
Mia Nicolai  & Dion CooperBurning Daylight
15177Finland
フィンランド
KäärijäCha Cha Cha

カーリア(Käärijä)- Cha Cha Cha | Finland

フィンランド代表は、今年の優勝争いに間違いなく絡んできるうであろう激戦の国内選考会のUuden Musiikin Kilpailu(UMK) 2023で選ばれたラッパーでシンガーソングライターのカーリア(Käärijä)です。発音は「カーー(⤴)リア(⤵)」といった感じです。

UMKでの「Cha Cha Cha」のパフォーマンスは期待以上でしたし、先日のマドリッドで開催されたPrePartyでの盛り上がりは参加者の中で一番盛り上がっていたようにも思えます。

カーリアはあまり英語が得意ではないようで、インタビューでは頑張って答えているのですが、その姿がめっちゃくちゃお茶目です。カーリヤのパフォーマンスの際には、是非、ピニャ・コラーダを飲みながら応援しましょう!

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ロリーン(Loreen) – Tattoo | Sweden

スウェーデン代表は、歌手、音楽プロデューサーで、アゼルバイジャンのバクで開催されたユーロビジョン2012にスウェーデン代表として参加し、今もなお多くのユーロビジョンファンに愛されている曲「Euphoria」で優勝したロリーン(Loreen)です。

国内選考会のMelodifestivalen 2023では観客を引き込む圧倒的な「Tattoo」のライブパフォーマンスを披露し、優勝を果たし、リバプール大会の切符を手にしました。ちなみに、ロリーンは、Melodifestivalen 2017に出場しており、2度目のスウェーデン代表の座をかけて「Statements」で挑戦しましたが、残念ながらセミファイナルで敗退してしまいました。

ユーロビジョンファンだけではなく、Juryによる評価も高いロリーンは優勝候補の一人として名が挙がっています。ちなみに、これまでユーロビジョンでアーティストとして複数回優勝したことあるのは、1980年「What’s another year」と1987年「Hold Me Now」でアイルランド代表として出場したジョーニー・ローガンJohnny Logan)だけです。

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Twitter:https://twitter.com/LOREEN_TALHAOUI

アレッサンドラ(Alessandra) – Queen Of Kings | Norway

ノルウェー代表はイタリア系ノルウェー人のシンガーソングライターのアレッサンドラ(Alessandra Mele)です。

現在、20歳のアレッサンドラは、2022年にオーディション番組の「The Voice – Norges beste stemme」に参加し、翌年のユーロビジョン国内選考会のMelodi Grand Prix 2023に出場し、「Queen of Kings」で優勝しました。

アレッサンドラは、インタビューでバイセクシャルであることを公言しており、この曲にはバイセクシャルの女性としての経験や想いが込められているとのことです。歌唱力は抜群で声も特徴的ですが、最後のホイッスルボイスは圧巻です。

アレッサンドラのパフォーマンスを見るたびに、昨年のスウェーデン代表をかけてMelodifestivalen 2022に出場した個人的に応援していたクララ・ハンマシュトレムklara hammarström)の「Run To The Hills」を思い出します:)

Follow Alessandra
Instagram:https://www.instagram.com/alessandram02/

ノア・キレル(Noa Kirel) – Unicorn | Israel

イスラエル代表は、内部選考で選ばれたノア・キレル(Noa Kirel)です。

ノアは、歌手、作詞家、ダンサー、女優とマルチに活躍しており、イスラエル最大のポップスターとも言われています。2017年~2022年にわたってMTV Europe Music Awards「ベスト・イスラエル・アクト」部門を受賞し、2018年には「Israel’s Got Talent」の審査員として加わり、同番組の世界史上最年少の審査員となりました。また、2020年にはアトランティック・レコードとの契約を獲得し、2021年7月に初の英語版シングル「Please Don’t Suck」をリリースしています。

リバプール大会でのパフォーマンスが楽しみなポップでキャッチーな曲「Unicorn」は、ユニコーンの強さを彼女自身に反映しつつ、女性の内面の強さなども表現しています。

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Instagram:https://www.instagram.com/noakirel/

ヴェスナ(Vesna) – My Sister’s Crown | Czechia

チェコ代表は、国内選考会のESCZ 2023で優勝した6人の女性バンドのヴェスナ(Vesna)です。

ヴェスナは、女性らしさやスラヴ系女性間の連帯を祝い伝えることを目的に女性だけのバンドを結成したいというリーダーであるパトリツィエ・フクソヴァー(Patricie Fuxová)の想いから2016年に結成されました。

My Sister’s Crown」は女性のエンパワメントを歌った曲で、チェコ語はもちろんのこと、英語、コーラスではウクライナ語やブリガリア語も使われています。

ユーロビジョンファンの人気はかなり高く、これまで各国で開催されているPrePartyに積極的に参加し、調子も上がっていますが、ライブパフォーマンスではメインボーカルとコーラスがお互いを消し合って上手にハーモナイズしてない感じがするのが少し心配なところです。今年は男性バンドが多い中、唯一の女性バンドなので、頑張ってもらいたいです。

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Website:https://www.vesnamusic.cz/
Instagram:https://www.instagram.com/vesna__music/

パシャ・パルフェニ(Pasha Parfeni) – Soarele şi Luna | Moldova

モルドヴァ代表は、ロリーンと同じくアゼルバイジャンのバクで開催されたユーロビジョン2012に「Lăutar」で出場したパシャ・パルフェニ(Pasha Parfeni)です。

2012年大会の以降も何度もモルドバ代表の座をかけて国内選考会に出場していましたが、今年2度目のユーロビジョンへの切符を手にしました。ユーロビジョン2012では、グランド・ファイナルまで進みましたが最終結果は11位でした。その頃は好青年といった感じのビジュアルと音楽もポップ感が強いものでしたが、現在はビジュアルもワイルドな感じで音楽も民族性が強く表現されています。

「Soarele şi Luna」は、日本語に訳すと「太陽と月」になり、曲は魔法のような愛に包まれた結婚式についてです。曲には民族のシンボルや自然の要素が盛り込まれており、MVには、民話に出てくる登場人物が出てきます。角のある女性は、自然だけではなく愛も守る母なる森の「​​muma pădurii」、パンフルートを持った同じく結婚式を挙げるカップルの愛を守る小人の「Statu-Palmă-Barbă-Cot」です。

パシャ・パルフェニも各国のPrePartyに積極的に参加しており、安定したパフォーマンスで観客の反応も上々です。

Follow Pasha Parfeni
Instagram:https://www.instagram.com/pashaparfeni/

ルーク・ブラック(Luke Black) – Samo Mi Se Spava | Serbia

セルビア代表は、国内選考会のPesma za Evroviziju ’23で優勝したオープンリーゲイのシンガーソングライターのルーク・ブラック(Luck Black)です。

タイトルの「Samo mi se spava」は日本語に訳すと「ただ寝むりたいだけ」になります。この曲は自分ではどうにも出来ない絶望感からの解放を表現しています。

ユーロビジョンファンからも人気はもちろんのこと、Juryからも高い評価を得ているルーク・ブラックですが、象徴的なものと言えばロブスターです。ステージパフォーマンスでも大きなロボットロブスターが映し出されて、ダンサーはチューブでつながれているなどとてもユニークな演出がされています。リバプールでのパフォーマンスも楽しみです。

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レモ・フォラー(Remo Forrer) – Watergun | Switzerland

スイス代表は、内部選考で選ばれた歌手のレモ・フォラー(Remo Forrer)です。

現在21歳のレモ・フォラーは、2020年にオーディション番組「The Voice of Switzerland」のシーズン3に出場し、見事優勝しました。彼の才能は歌唱力に留まらず、フルート、アコーディオン、そして、ピアノまでも演奏することができるとのことです。

Watergun」は、メッセージ性のあるパワフルな曲で、歌詞の内容は、子供の頃に水鉄砲(watergun)で戦争ごっこをして楽しんでいたが、物心が付く頃になって戦争は水鉄砲で遊ぶような楽しいいものではなく、多くの人々が犠牲になっていることに気が付き、我々は何をしているのかと問いかけ、平和の重要性を訴えているといった感じです。

最初にこの曲を聞いたときは、昨年のマリウス・ベアーMarius Bear)のスローテンポの曲の結果が頭に過り、スイスは昨年の反省が活かされてないと思ったのですが、(マリウス・ベアーは才能あるシンガーです)、レモのライブパフォーマンスを見てからは、スイスは間違った選択はしてないかったと確信しました。

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Instagram:https://www.instagram.com/remoforrer/

ミミキャット(Mimicat) – Ai Coração | Portugal

ポルトガル代表は、国内選考会のFestival da Canção 2023で優勝したシンガーソングライターのミミキャット(Mimicat)です。

ミミキャットは、2001年にも国内選考に出場しましたが、その際はセミファイナルまで進めませんでした。それから20年以上経ち、ユーロビジョンの切符を手にしました

Ai coração」は、ミミキャットによって10年前に作られたもので、キャバレーテイストの他の出場者とは全く異なるユニークな曲です。英語訳は「Oh, heart」になります。ミミキャットの情熱的なパフォーマンスを見ているとミュージカルのワンシーンを見ているような感じもします。リバプールの舞台ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。

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Instagram:https://www.instagram.com/mimicat_music/

ワイルド・ユース(Wild Youth) – We Are One | Ireland

アイルランド代表は、国内選考会のEurosong 2023で優勝した4人組のインディーロックバンドのワイルド・ユース(Wild Youth)です。

ワイルド・ユースは2016年に結成され、2017年5月にデビューシングル「All Or Nothing」をリリースしました。

We Are One」はどことなく懐かしいサウンドのノスタルジックな気持ちにさせてくれる曲です。個人的には推しているのですが、ユーロビジョンファンからの反応は正直あまり良くなかったですし、MVももっと違う演出ができたのではないかと思ったりもしました。ただ、ワイルド・ユースも各国で開催されているPrePartyに積極的に参加して、ライブパフォーマンスは盛り上がっているように見えますし、観客の反応もポジティブな流れになっているような気がします。

アイルランドは、2018年の素晴らしい演出をしたライアン・オショーネシーRyan O’Shaughnessy)の「Together」以来、2019年、2021年、2022年の3回ともセミファイナル敗退となっています。今年こそグランド・ファイナルでアイルランドの姿が見れることを期待してます。

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