イギリス、リバプール開催のユーロビジョン・ソング・コンテスト2023|5月13日(土)のグランドファイナルから出場のBig Five & 昨年優勝のウクライナ代表を紹介

ユーロビジョン・ソング・コンテスト
picture from Eurovision TV
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Big Five & ウクライナはグランドファイナルから

2023年5月9日(火)にセミファイナル1 、5月11日(木)にセミファイナル2、5月13日(土)にファイナルがイギリス、リバプールで開催されるユーロビジョン・ソング・コンテスト2023

5月9日(火)のセミファイナル1と5月11日(木)のセミファイナル2の通過予想はしていますので、今回は、13日(土)のグランドファイナルから出場するフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、UKのBig Fiveと昨年の優勝国のウクライナ代表について簡単にご紹介します。

順番CountryArtistSong
6France
フランス
La ZarraÉvidemment
8Spain
スペイン
Blanca PalomaEaea
11Italy
イタリア
Marco MengoniDue vite
19Ukraine
ウクライナ
TVORCHIHeart Of Steel
21Germany
ドイツ
Lord Of The LostBlood & Glitter
26UK
イギリス
Mae MullerI Wrote A Song

フランス代表は、内部選考会で選ばれたシンガーソングライターのラ・ザーラ(La Zarra)です。

ラ・ザーラは、カナダのモントリオール出身で、2016年にフランス人ラッパーのNiroとコラボしたデビューシングル「Printemps blanc」をリリースしました。その後、2021年にリリースした「Tu t’en iras」がスマッシュヒットし、同年、デビューアルバム『Traîtrise』をリリースしました。

ディスコテイストで大人な雰囲気の曲の「Évidemment」は、ラ・ザーラによると「普遍的な愛の歌」とのことです。ユーロビジョンファンはもちろん、Juryからも高い評価を得ているラ・ザーラはご覧の通りファビュラスですが、逆にそのインパクトが強すぎで曲が弱く感じてしまうなんてこともあったりします。ただ、リハーサルを見る限りでは、ラ・ザーラがユーロビジョンファンを見守る女神に見えます。

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ドイツ代表は、国内選考会のUnser Lied für Liverpoolで優勝したインダストリアル・メタルバンドのロード・オブ・ザ・ロスト(Lord of the Lost)です。

2007年にボーカルのクリス・ハームスChris Harms)のソロプロジェクトとしてスタートし、その後、「Lord」という名前でバンドを組みますが、同じようなバンド名で活動しているアーティストとのトラブルを避けるために「Lord of the Lost」に変更しました。

ロード・オブ・ザ・ロストは、これまで多くのアルバムをリリースしており、最新アルバムはユーロビジョンの曲と同タイトルの『Blood & Glitter』は、ドイツのアルバムチャートで1位を獲得しています。「Blood & Glitter」では、曲の途中にビーム音が発射されるなどSFっぽくもあり、激しいメタルロックなパンチの効いた曲になっています。今年は例年になくロックバンドが多いため埋もれてしまう可能性もありますが、ビジュアルについては間違いなくNo1です。

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イタリア代表は、国内選考会のSanremo Music Festivalで優勝したシンガーソングライターのマルコ・メンゴーニ(Marco Mengoni)です。

マルコ・メンゴーニは、2009年のイタリア版オーディション番組 X Factorのシーズン3で優勝し、これまでリリースしたアルバム&シングルはイタリアの音楽チャートで何度も1位を獲得しています。また、2013年にはスウェーデンのマルメーで開催されたユーロビジョンにイタリア代表として「L’essenziale」で出場し、7位になりました。

マルコ・メンゴーニの透き通るような歌声に聞き入ってしまうバラード「Due Vite」は「2つの人生(Two Lives)」を意味します。この曲は、別れた後、元恋人だった 2人の人生がどのように離れていくかを表現しています。

ここ数年のイタリア代表ですが、2019年はマフムードMahmood)が「Soldi」で準優勝位、2021年のマネスキンMåneskin)は「Zitti E Buoni」で優勝、2022年にはマフムードとブランコBlanco)が「Brividi」で6位と上位の常連となっています。また、コロナで開催されたなかった2020年の代表のディオダート(Diodato)が昨年のトリノ大会で披露した「Fai Rumore」は必見です。前回出場から10年の時を経て、マルコ・メンゴーニはどんなパフォーマンスを見せてくれるのかが楽しみです。

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スペイン代表は、国内選考会のBenidorm Fest 2023で優勝したシンガーのブランカ・パロマ(Blanca Paloma)です。

ブランカ・パロマは、昨年のBenidorm Festにも出場し、ファイナルまで進みましたが、最終順位は5位でした。

EAEA」では、彼女の抜群の歌唱力が曲全体をスピリチュアルな雰囲気に包みこみます。ブランカは、ユーロビジョンファンからだけではなく、Juryからも高い評価を得ている一方で、曲が独特すぎるがために曲に入り込めないという声もあるようです。実際、曲に合わせて踊るというよりは、舞台のワンシーンに見入ってしまうといった感覚なのかもしれません。

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イギリス代表は、内部選考で選ばれたシンガーソングライターのメイ・ミューラー(Mae Muller)です。

イギリス代表が発表されるまで様々な情報が錯綜し、リナ・サワヤマ、Birdy、Mimi Webbなど名前も挙がっていました。ユーロビジョンでは、下位続きのUKでしたが、昨年のサム・ライダーSam Ryder)の活躍もあって、今年のメイ・ミュラーへの期待はかなり高いです。プレッシャーも抱えているはずのメイ・ミューラーですが、代表に選ばれたことを心から楽しんでいるように見えますし、彼女のそんな姿を見ている応援したくもなります。

メイは、2019年にデビューアルバム「Chapter 1」をリリースし、2021年には、スェーデンのグループNEIKEDとアメリカのラッパーPolo Gとコラボした「Better Days」をリリースし、国内外でヒットしました。ノリの良いダンスポップソングの「I Wrote A Song」は、今年3月にリリースされ、UKシングルチャートで初登場30位を獲得しました。ユーロビジョンのUK代表の曲がUKシングルチャートトップ40にランクするのは約10年ぶりとのことです。

メイは、PrePartyにも積極的に参加しており、最初の頃は体調不良などもあり声が出てなかった感じもありましたが、London Eurovison Partyあたりではちゃんと仕上げてきてました。自国開催でどんなパフォーマンスを見せてくれるのかが楽しみです。

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ウクライナ代表は、国内選考会の Vidbir 2023で優勝したエレクトロニック・ミュージックのデュオのトヴォルチ(TVORCHI)です。昨年のウクライナ代表のKalush Orchestraが優勝したことにより、自動的にグランドファイナルからの出場となります。

トヴォルチは、2018年にプロデューサーのAndrii HutsuliakとボーカルのJeffery Kennyで結成されました。これまで4枚のアルバムをリリースしており、2020年にリリースされた3rdアルバム『13 Waves』は、2021年に”Album of the Year”を受賞しています。

Heart of Steel」は、日本語に訳すと「鋼の心」ですが、トヴォルチは、この曲を通して悲しみや絶望ではなく、ウクライナ侵攻から1年以上も戦い、何でも立ち上がるウクライナの強さを表現したいとのことです。

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