セミファイナル2の通過者を予想
先日、セミファイナル1の通過予想をしてみましたが、2025年5月15日(木)(日本時間は翌日16日早朝4時スタート)にセミファイナル2が行われます。
セミファイナル2では、イギリスがオーストリアの後、フランスがジョージアの後、ドイツがイスラエルの後にパフォーマンスを行います。また、セミファイナル2では、リトアニアのThe Roop(2020&2021)がパフォーマンスを行う予定です。
セミファイナル2もセミファイナル1と同様に混戦が予想されますが、15日(木)に開催されるセミファイナル2に出場する16か国の中から、ファイナルに進出しそうな(進出してほしい)10か国を予想してご紹介します。
セミファイナル2は、16ヶ国から10ヶ国がファイナルへ
順番 | 出場国 | アーティスト | 曲 |
---|---|---|---|
1 | Australia オーストラリア | Go-Jo | Milkshake Man(MV) |
2 | Montenegro モンテネグロ | Nina Žižić | DOBRODOŠLI(Live)(MV) |
3 | Ireland アイルランド | Emmy | Laika Party(Live)(MV) |
4 | Latvia ラトビア | Tautumeitas | Bur man laimi(Live)(MV) |
5 | Armenia アルメニア | PARG | SURVIVOR(Live) |
6 | Austria オーストリア | JJ | Wasted Love(MV) |
6と7の間 | UK イギリス | Remember Monday | What The Hell Just Happened?(MV) |
7 | Greece ギリシャ | Klavdia | Asteromáta(Live)(MV) |
8 | Lithuania リトアニア | Katarsis | Tavo akys(Live) |
9 | Malta マルタ | Miriana Conte | Kant(Live)SERVING(MV) |
10 | Georgia ジョージア | Mariam Shengelia | Freedom(MV) |
10と11の間 | France フランス | Louane | maman(Live)(MV) |
11 | Denmark デンマーク | Sissal | Hallucination(Live) |
12 | Czechia チェコ | Adonxs | Kiss Kiss Goodbye(MV) |
13 | Luxembourg ルクセンブルク | Laura Thorn | La poupée monte le son(Live) |
14 | Israel イスラエル | Yuval Raphael | New Day Will Rise(MV) |
14と15の間 | Germany ドイツ | Abor & Tynna | Baller (Live) |
15 | Serbia セルビア | Princ | Mila(Live)(MV) |
16 | Finland フィンランド | Erika Vikman | Ich Komme(Live) |
ミリアナ・コンテ(Miriana Conte) – SERVING | Malta
SF2の一押しは、やはりMESC 2025(Malta Eurovision Song Contest 2025)で優勝したマルタのミリアナ・コンテ(Miriana Conte)です。
曲が「Kant」から「Serving」に変更されるなどひと悶着はありましたが、国内選考会でのバランスボールを使ったパフォーマンスは衝撃的で、ゲイのファンをすっかり魅了しました。さらに、プレパーティーでも順調に調子を上げています。
毎回異なるMirianaを見せてくれていますが、バーゼルでのステージパフォーマンスが今いちばん楽しみです。
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エリカ・ヴィクマン(Erika Vikman) – ICH KOMME | Finland
2番目は、UMK2025(Uuden Musiikin Kilpailu 2025)で優勝したフィンランド代表のエリカ・ヴィクマン(Erika Vikman)です。
ユーロビジョンファンの間で高い人気を誇るErikaですが、女性の性をテーマにした官能的かつ大胆な楽曲「Ich komme」のUMK2025でのパフォーマンスは圧巻でした。
個人的には曲が若干弱いと感じるものの、それを補うErikaの存在感もありますし、バーゼルの舞台でも大きなインパクトを残してくれるのではと期待しています。
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Klavdia – Asteromáta | Greece
3番目は、Ethnikós Telikós 2025で優勝したギリシャ代表のクラヴディア(Klavdia)です。
眼鏡が特徴的なKlavdiaですが、個人的には今年のバラード曲の中ではフランスのLouaneの「maman」と同じくらい好きな曲です。
プレパーティーへの参加はしていなかったので、プロモーションという点では心配であるものの、バーゼルでどんなステージ演出を見せてくれるのかが楽しみです。
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JJ – Wasted Love | Austria
4番目は、内部選考で選ばれたオーストリア代表のジェージェー(JJ)です。
圧倒的な歌唱力を誇るJJは、プレパーティーにも積極的に参加し、オペラの要素を取り入れた「Wasted Love」を見事に歌い上げていました。プレパーティーでも観客の盛り上がりは上々で、人気も高まっているようですし、バーゼルの舞台では紙の箱舟の演出も再登場してくれたら嬉しいです。
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Yuval Raphael – New Day Will Rise | Israel
5番目は、オーディション番組「HaKokhav HaBa」で優勝し、イスラエル代表になったユヴァル・ラファエル(Yuval Raphael)です。
歌手としてキャリアをスタートさせて間もないYuvalですが、MVからからもわかる通り、高い歌唱力を備えています。ただ、昨年のEden Golanによる「Hurricane」と比べると、やや単調な印象もあります。それでも、イスラエルには熱心なサポートファンが多く、ファイナル進出は間違いないでしょう。
昨年はパレスチナ・イスラエル間の戦争によりさまざまな混乱がありましたが、今年はそのような事態が起きないことを願うばかりです。
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Sissal – Hallucination | Denmark
6番目は、Melodi Grand Prix 2025で優勝したデンマーク代表のシッサル(Sissal)です。
古き良きユーロビジョンの楽曲を思わせるエレクトロポップサウンドの「Hallucination」を見事に歌いこなすSissalの歌唱力は、本当に素晴らしいですし、個人的な推しのアーティストの一人です。
プレパーティーにも積極的に参加し、観客も大いに盛り上がっていた様子でした。ただ、国内選考会でのステージ演出はイマイチでしたので、バーゼルではぜひ、楽曲の世界観に合ったより演出を期待したいところです。
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Go-Jo – Milkshake Man | Australia
7番目は、内部選考で選ばれたオーストラリア代表のゴー・ジョー(Go-Jo)です。
これまでのオーストラリア代表とは一味違うGo-Joですが、プレパーティーにも積極的に参加しており、観客も大いに盛り上がっている様子でした。
一方で、「Milkshakeman」には明確なサビがなく、曲全体がややフラットな印象を与えるため、瞬発的なインパクトにはやや欠けるかもしれません。ステージ演出についてはまだ未知数なので、本番での驚きを楽しみにしたいところです。
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ADONXS – Kiss Kiss Goodbye | Czechia
8番目は、内部選考で選ばれたチェコ代表のアドニス(ADONXS)です。
ADONXSはプレパーティーにも積極的に参加しており、バラード調でありながらダンスブレイクを取り入れたユニークな楽曲「Kiss Kiss Goodbye」は、彼の安定した歌唱力と期待通りのダンスパフォーマンスで観客を大いに盛り上げていました。
一方で、ダンスブレイクが際立ち過ぎてしまい、その点については評価が分かれるかもしれませんが、視聴者票(Tele Voting)のみのセミファイナルでは、印象に残るという意味では十分な効果が期待できるかもしれません。
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Laura Thorn – La Poupée Monte Le Son | Luxembourg
9番目は、Luxembourg Song Contest 2025で優勝したルクセンブルク代表のローラ・ソーン(Laura Thorn)です。
国内選考会でのパフォーマンスにはやや硬さが見られましたが、プレパーティーには積極的に参加しており、後半は緊張もほぐれて、のびのびとしたパフォーマンスを見せていたように思います。
Laura自身の雰囲気や楽曲の可愛らしさもあって、どこかジュニア・ユーロビジョンぽさを感じてしまうため、その点で評価が分かれるかもしれません。とはいえ、個人的にはLaura Thornを応援しており、バーゼルの大舞台で彼女がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみにしています。
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EMMY – Laika Party | Ireland
最後は、Eurosong2025で優勝したアイルランド代表のエミー(Emmy)です。
Emmyはプレパーティーにも積極的に参加しており、もともとの声質に特徴があり、ややかすれたように聞こえる部分もありますが、全体的に調子を上げてきています。特にロンドンパーティーでのパフォーマンスはいい感じでしたし、観客の反応も非常に良かったように思います。
ラトビアのタウトゥメイタス(Tautumeitas)と迷ったのですが、今年はアイルランドの国内選考会をピックアップしたこともあり、応援を込めてEmmyを選んでいます。
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