子供に教えるやさしいLGBT講座

教育
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子供のころからLGBTを身近に

最近では、「LGBT」がメディアでも取り上げられ、行政や企業がLGBT当事者を対象にした施策や制度を導入していたりします。当事者としては「LGBT」という言葉も一般社会に浸透しつつあると思っていますが、当事者ではない方々の中では、まだ一部の層にしか認知されていないかもしれません。

教育の現場においては、教科書にLGBTについての記述がされたり、少しずつ前進はしていますが、教科書に載るだけではまだまだ不十分ですし、それを教える教員の理解も必要かと思います。

文科省は、今年4月、『性同一性障害や性的指向・性自認に係る、児童生徒に対するきめ細かな対応等の実施について(教職員向け)』という基礎的な知識から法制度、学校での支援例まで網羅した「教職員向けパンフレット」を作成し、公表しています。これがあれば教育の現場におけるLGBTの問題がすべて解消されるわけではないと思いますが、教員のLGBTへの理解や教育現場におけるLGBT当事者への対処の意思統一を図ることが期待できるのではないかと思います。

また、学校教育として、LGBT当事者が抱える不安などについて共有し、LGBTが特別な存在ではなく、LGBT当事者であろうがなかろうが、同じ人間であるということを理解してもらったうえで、自分事のように子供の頃からLGBTについて考える機会を提供することが重要だと思います。そして、家庭においては、親としてLGBTについて正しく理解し、自分の子供たちに対して自分の言葉でLGBTについて教えることも必要だと思います。

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子供も親も学べるLGBTレッスン

下記の”This video teaches kids some really important lessons about homophobia (この動画はホモフォビアについてとても重要な授業になる。)” とう記事では、お姉さん役のリンジーがこの動画に対する想いを述べています。

ホモフォビアの問題に取り組むことは、特に次の世代の子供たちを育てる親にとって重要であり、この動画は、この問題に可能な最良な方法でアプローチしている。

Queer Kid Stuffリンジー・アーメルは、このエピソードでホモフォビアの問題を取り上げ、大人たちも学ぶことができるであろうことを教えている。

リンジーとテディ―(熊のぬいぐるみ)は、安全な空間を設け、ホモフォビアがいかに良くないことであるかや、ホモフォビアは、人が他と違うことを恐怖に感じたときに強くなるものであると話している。

『私たちは、ゲイやクィアの人たちが、他の人たちとそれほど変わりないということについて伝えてはいるが、世の中には、他と違っていることを恐怖に感じる人もいます。』とリンジーは述べている。

『それは不公平で、とてもやるせないことです。もしあなたが、他の誰かに意地悪な態度をとっている人を見かけたら、その人の所へ行って、大人になれと言ってください。』

『この動画の制作期間中やこれら素晴らしいものすべてにおいて、私が所属するコミュニティーは重要な役割を果たしています。私はこのコミュニティーの中にたくさんの愛を見つけました。そして、私たちはホモフォビアをいつでも変えることができるのです。それは永続的なものではなく、我々はそのことを常に心に留めておくべきです。』

アーメルは、この動画をオーランドの襲撃後すぐに撮影したこともあり、このテーマは彼女にとって辛いものでもありました。

『エピソードの中で、少しだけ論調の転換があります。』と彼女はThe Huffington Postで述べた。

『私はこれをフロリダ州オーランドのナイトクラブ「パルス」の襲撃直後に書きました。私は、愛と受入れのある幸せなクィアの理想郷の中に留まっていたいという気持ちはありますが、それは私たちの世界の現実ではないのです。』

『この動画が、オーランドで起こったことや子供たちの学校において彼らに起こり得ることについて彼らに伝える言葉を持ち合わせていない人たちの助けになれればと思っています。』

『私の願いは、これらの動画を制作し、LGBTQに関連する問題について若い世代に向けた教育を続ける事によって、この動画がもやは不要な遺物となる時代が訪れることです。』

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