マルタで同性婚法案を可決

同性婚
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マルタ ドイツに続いて同性婚法案を可決

7月12日(水)、マルタの議会は同性婚法案を可決しました。

マルタ共和国、通称マルタは、南ヨーロッパの共和制国家の島国で、イギリス連邦およびEUにも加盟しています。今回の同性婚法案可決により、先月末のドイツに続いて、世界で24番目、ヨーロッパで15番目に同性婚が認めれる国になりました。

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マルタ議会 同性婚を合法化 反対は1票だけ

マルタの議会は、圧倒的多数で同性婚を認める法案を採決した。

マルタのジョゼフ・ムスカット首相は、LGBTへの平等に関して強力な支持者であり、今年初旬に婚姻の平等を認める法案を提出した。

今日、マルタ議会は法案に最終承認をし、ゲイカップルが結婚できる道が開かれた。

法律は、シビル・ユニオンが同性カップルにも認められた2014年に行われた最初の改革をさらに進めることになる。

法案について、「夫や妻」、「父や母」といった従来の性差を表す言葉を削除するために国の法律を全面的に整備する法改正に反対する保守派との議論を巻き起こした。

しかし、今日、法案は第三読会をほぼ満場一致で通過し、可決された。

法案の過程は、意外なほどにスムーズに進み、67名の議員のうち、唯一国民党員のエドウィン・バサロ氏が法案に反対票を投じた。

国民党首は、適切な審議無しに改正を急いで通過させたとして政府を非難したが、最終的には法案への賛成票を投じた。

国民党の院内幹事のデビッド・アギウス氏は、以前、法案は母の日が禁止されることになり得ると訴えたが、その主張はかなりの嘲笑を受けた。

ムスカット政権のもと、伝統的かつ保守的なカトリックの島国は、LGBTの人々にとってヨーロッパでもっとも先進的な国の1つとなった。

マルタでは、ゲイ治療療法を禁止しており、トランスジェンダーやインターセックスの人々のための漸進的な改革案を可決している。

首相は、他のイギリス連邦の国々に向けて、マルタの例に従って、時代遅れの植民地時代の反LGBTの法律を撤廃するよう呼びかけた。

イギリス連邦のイベントでムスカット首相は、寛容さの必要性について触れ、「私はLGBTQIの人々に敬意を払いたいと思います。それは十分ではありません。」と述べた。

「反LGBTの法律のある国々の数が非常に多いということは、我々の国家群の名声を大きく傷つけることになると言ってもいいでしょう。」

「私は色々と話を聞かせていただきました。変化が必要だと分かっているが、最初の行動を起こすことに対して社会がどのように反応するのか慎重になっているリーダーの方々がいらっしゃるということは認識しております。」

人口わずか43万人のマルタは、数週間で同性婚を認めた2番目の国である。

アンゲラ・メルケル首相は同性婚に対して自由投票を認めることで長年に及ぶ政治的姿勢を変え、ドイツ連邦議会は先月末に同性婚の法案を投票で可決させた。

ドイツ連邦議会では、賛成が393票、反対が226票、棄権が4票であった。

メルケル首相は、ドイツでの同性婚の進展を10年以上も阻止してきたが、左翼反対派が同性婚を認めると公約した選挙の数週間前にそれを撤回した。

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