気が付いたらゲイだった?!
あなたはいつ自分がゲイであることに気が付きましたか?
私の場合、自分がゲイであることを認識したのは中学生の頃だったと思います。ただ、同性に興味はあったけれども、同級生を好きになったということはありませんでした。もちろん、中学生の頃に同性と性的関係をもったこともなければ、彼女がいたわけでもありません。それでも、自分がゲイであることは何となくわかっていたのです。
大学生の頃になると恋をして自分がゲイであることを認めるプロセスに入り、その当時は色々と悩みましたが、ゲイであることというのはずっと自分の中にありました。ともあれ私は根っからのゲイなんでしょう。
ゲイであることの気づきというのは、ゲイ特有のことと考える人もいるかもしれませんし、ゲイでない方にしてみれば、「異性と付き合ってもないのになんで自分がゲイであることがわかるの?」と疑問に思うかもしれません。一方で、ストレートの人に向けて「同性と付き合ってもないのになんで自分がストレートであることがわかるの?」と同じ質問をしてみたらどうでしょう。きっと同じようにいつの間にか自分はストレートであったと答えるでしょう。
逆に異性と付き合ったことで自分が100%ゲイであることを確信するパターンはあり、私もその一人でした。
すべてのゲイの方々が私と同じとまでは言えませんが、恐らくゲイであることを認める、認めないにかかわらずいつの間にかゲイであることに気が付いているかも多いのではないでしょうか?
今回はゲイであると息子からカミングアウトされた親の疑問についての記事をご紹介します。
女の子ともデートもしたこともないのに、どうやって自分がゲイであることに気が付くのか?
ある親が自分のセクシャリティーについて打ち明けた息子についてアドバイスを求めるためThe Sunの人生相談を担当しているDeidre Sanders氏宛に投稿をした。
「息子はこれまで男女共に恋愛の経験がないのに、どうやって自分がゲイであることがわかるのでしょうか」とその親は手紙で綴った。
「私はこのことに戸惑っています。私は42歳で息子は18歳です」と述べた。
その親は「私は息子にいつ彼女ができるのか尋ねました。息子からの返事は自分のことをゲイだと思っているというものでした。なぜ、息子はそんなことがわかるのでしょうか?」
「親戚らが息子に背を向けるのではないかと私は心配しています。それは息子のために我々が選択する道ではありません」
親の心配に対して、Sanders氏は「それはあなたが先ほど述べたような偏見が理由で彼自身が選ぶ道でもないでしょう」と述べた。
「我々は性的指向を選ぶことはできませんし、多くは自分の性的指向についてかなり小さいころからわかっているものです。誰に魅力を感じるのかということに恋愛は必要ないのです」
「彼は恐らくそのよう言うことであなたを傷つけないようにしたのでしょう」
「彼を支えて、家族には何があろうともこれまで通り彼のことを愛していると伝えてください」とSanders氏は付け加えた。
ショックを受ける人もいるかもしれないが、同性とキスすらしなくてもゲイであることくらいはわかるもである。
同じようにストレートの人々は同性同士で性行為をしなくても自分がストレートであることはわかっているものである。
現実としてクィアの人々の多くは学生の頃に自分がLGBT+であるという自身の性的指向を既に理解しているにもかかわらず、悲しいことに、今回のようなホモフォビア的な表現は依然として様々なところで見受けられる。
米国のSexuality Information and Education Councilによると、ゲイ、バイセクシャルの17%が小学校の時に自身の性的指向が何であるかはわかっており、20%が中学生の時に気が付くとのこと。
この親の息子は自身の性的指向を探るにはもう少し時間が必要かもしれないが、彼は既に自分がゲイであることを完全に理解している可能性もある。
そして、近いうちに彼に彼女を作るようにプッシュしても彼がゲイである事実は揺らぐことはないでしょう。
コメント