コロナ禍においてLGBTQ+の若者はLGBTQ+でない若者に比べてメンタルヘルスの状態を心配する傾向が2倍も高い

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コロナ禍で不安になるのは当たり前のこと

新型コロナウイルスの影響で我々の生活が激変し、孤独や先行きが見えない不安から将来への希望をなかなか見いだせない人も多くいると思います。

特に多感な時期にある学生の若者は、この窮屈な生活がストレスとなり、学業やこれまで打ち込んできた活動などに専念できなかったりと精神的不安を抱えています。

しかし、不安を抱えること当然のことです。

この不安と上手に付き合うためには、できないことではなく、まずはできることから探していくことです。例えば、外出自粛で外に出られないなら友人とオンラインでつながってみたり、家の中にいる時間をSNS、インターネット、ゲームだけで費やすのではなく、時間を決めて勉強をしてみたり、本を読んでみたり、楽器を練習したり、絵を描いてみたり、トレーニングをしてみたりと家の中でもできることは探せば出てくるものです。また、どうしても気分が沈んでしまう時があるなら、無理してポジティブになる必要もないですし、その時間はじっくりと自分と向き合ってみるのも良いでしょう。そして、この時期、苦しんでいるのは自分だけではなく他の人も同じです。自分以外の人のことも気にかけてあげる優しさを忘れないようにしましょう。

LGBTQ+の若者の中にも同じようにコロナの影響で不安な日々を過ごしている人もいると思います。ここ最近では自治体がLGBT関連した悩み事などについて電話で相談できたり、東京都では昨年からLINEでも相談できるようになりました。個人で解決できることに限界もありますので、もし何か悩んでいることがあるのなら家族や友達に話してみるのもよいでしょう。もし家族や友達に相談できるような内容でなかったり抵抗があるなら、お住まいの自治体に相談窓口があるかを確認してみたり、下記のサイトの相談窓口で専門家による相談を受けてみてください。

LGBTsに関する相談窓口・支援団体(NHKサイト ハートネット内)

今回ご紹介する記事は、コロナ禍におけるイギリスの学生のメンタルヘルスに関する調査に関するものになります。

LGBTQ+の若者のメンタルヘルス

Just Like Us(イギリスのLGBTQ+の若者のための慈善団体)の新しい調査によると、コロナ禍においてLGBTQ+の若者はLGBTQ+でない若者に比べて日常的に孤独やメンタルヘルスの状態を心配する傾向が2倍も高いことが明らかになった。

この団体の調査はインクルージョン教育と若いクィアの学生の経験に関する大規模な報告の一環として375の教育機関にわたる2,934名の中高校生を対象に行われ、そのうち1,140名がLGBTQ+であった。

この独自の調査によって、11歳~18歳のLGBTQ+の生徒の55%が日常的にメンタルヘルスの状態を心配してることが明らかになり、一方でLGBTQ+でない生徒は26%であった。

驚くことに10人のLGBTQ+のうち7人がパンデミック発生後、メンタルヘルスの状態が悪化したと回答しており、LGBTQ+でない生徒については10人のうち5人であった。

LGBTQ+の学生の4人に1人、トランスジェンダーの若者の1/3が現在の住まいにおいて日常的に緊張状態にあると回答しており、さらに、そのうち半数がLGBTQ+という理由で学校では前向きなメッセージはゼロに等しいとのこと。

後者については、学校においてホモフォビック、バイフォビック、トランスフォビックないじめを防止する教育水準局の要件が適応されていないことを示している。

ロックダウン中も学校に通っていたコヴェントリー在住のパンセクシャルのマシューは「誰もが恐怖を感じる時期です。モチベーションも下がり、静止した状態です」

「パニック発作を何度か起こし、忘れされることを心配していました。LGBTQ+であることを受けいてくれるような居場所が家の中にないのであれば、学校の中にその安心できるような居場所が必要になってきます」

Just Like Usの最高責任者のドミニク・アーナル氏は、学校に対してこの間、LGBTQ+の学生らへの支援を求めた。

「これはSection 28(※)以降、LGBTQ+の若者のメンタルヘルスにとって最大のリスクです。パンデミックは誰にとっても大変な時期ですが、我々の調査は明らかに新型コロナウイルスがもたらした影響を証明しており、ロックダウンは公平にはなくなっているわけではありません」と彼は声明の中で述べた。
※Section 28:1988年に可決された法律で、学校等の機関において同性愛容認の推進を禁じた法律

「コロナ禍だからと言って過去10年間のLGBTQ+教育で成し遂げられた進展を一掃してしまうようなことはできません。ロックダウンの状況下において子供たちのアイデンティティを受け入れない/気が付かない家族と一緒に住むLGBTQ+の若者らは頼れる教師がいることを知る必要があります」

アーナルは、パンデミック発生後、LGBTQ+のホームレスの増加について言及したあと、クィアの学生らへの支援の重要性や学校が生徒らに自分らしくいて良いことを知らせる必要があると強調した。

「継続的にLGBTQ+インクルージョンの優先度を下げることは、LGBTQ+の若者らに繰り返し、君らは存在しない、重要ではない、君らに問題があるといっていることと同じであり、彼らの味方をする人がいなくなってしまいます」と彼は続けた。

「既に仕事で過度な負担がかかっている学校にこの時期にプレッシャーをあえないことが賢明です。

School Diversity Week(www.justlikeus.org)に参加することで学生らを支援するために必要なすべてのものを手にすることができます」

「Just Like Usでの我々の役目は、この大変な時期にLGBTQ+の若者らにポジティブなメッセージを伝えられるような学校を支援することで。すべての学校が利用できる無料のLGBTQ+インクルーシブの教材等を取り揃えております。必要なのはSchool Diversity Weekに参加すること、もしくは我々まで問い合わせをお願いします」

関連記事:LGBTQ+ youth twice as likely to worry about mental health than their peers during pandemic

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