グランドファイナル出場する26ヶ国
39ヶ国が出場するオランダ、ロッテルダムで開催されているユーロビジョン・ソング・コンテスト2021。
18日(日本時間 19日4時~)にセミファイナル1、20日(日本時間 21日4時~)にセミファイナル2が行われ、22日(日本時間 23日4時~)にグランドファイナルが開催されます。
グランドファイナルには、セミファイナル1&2から各10ヶ国、グランドファイナルから参加するBig fiveの5ヶ国(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス)とホスト国のオランダの計26ヶ国が出場します。
セミファイナル1&2の開催前に通過者予想をしましたが、結果はそれぞれ10組中7組が的中しました。
オランダ、ロッテルダム開催のユーロビジョン・ソング・コンテスト2021 5月20日(木)のセミファイナル2通過者を予想
こちらがグランドファイナルに出場する26ヶ国のリストとなります。
正直、今年は誰が優勝するか全く見当がつきませんが、個人的にはマルタ代表のDestiny、ブルガリア代表のVictoria、ウクライナ代表のGo_A、イタリア代表のMåneskin、サン・マリノ代表のSenhitがお気に入りです。このうち優勝は、Go_AかMåneskinのどちからではないかと予想しています。
順番 | 国 | アーティスト | 曲 | From |
1 | Cyprus キプロス |
Elena Tsagrinou | El diablo | SF1 |
2 | Albania アルバニア |
Anxhela Peristeri | Karma | SF2 |
3 | Israel イスラエル |
Eden Alene | Set Me Free | SF1 |
4 | Belgium ベルギー |
Hooverphonic | The Wrong Place | SF1 |
5 | Russia ロシア |
Manizha | Russian Woman | SF1 |
6 | Malta マルタ |
Destiny | Je me casse | SF1 |
7 | Portugal ポルトガル |
The Black Mamba | Love Is on My Side | SF2 |
8 | Serbia セルビア |
Hurricane | Loco Loco | SF2 |
9 | United Kingdom イギリス |
James Newman | Embers | GF |
10 | Greece ギリシャ |
Stefania | Last Dance | SF2 |
11 | Switzerland スイス |
Gjon’s Tears | Tout l’Univers | SF2 |
12 | Iceland アイスランド |
Daði og Gagnamagnið | 10 Years | SF2 |
13 | Spain スぺイン |
Blas Cantó | Voy a quedarme | GF |
14 | Moldova モルドバ |
Natalia Gordienko | Sugar | SF2 |
15 | Germany ドイツ |
Jendrik | I Don’t Feel Hate | GF |
16 | Finland フィンランド |
Blind Channel | Dark Side | SF2 |
17 | Bulgaria ブルガリア |
Victoria | Growing Up Is Getting Old | SF2 |
18 | Lithuania リトアニア |
The Roop | Discoteque | SF1 |
19 | Ukraine ウクライナ |
Go_A | Shum (Шум) | SF1 |
20 | France フランス |
Barbara Pravi | Voilà | GF |
21 | Azerbaijan アゼルバイジャン |
Efendi | Mata Hari | SF1 |
22 | Norway ノルウェー |
Tix | Fallen Angel | SF1 |
23 | Netherlands オランダ |
Jeangu Macrooy | Birth of a New Age | GF |
24 | Italy イタリア |
Måneskin | Zitti e buoni | GF |
25 | Sweden スウェーデン |
Tusse | Voices | SF1 |
26 | San Marino サン マリノ |
Senhit feat. Flo Rida | Adrenalina | SF2 |
セミファイナル1
セミファイナル1は、前回優勝者のダンカン・ローレンス(Ducan Laurence)の「Feel Something」で開幕しました。
ダンカン・ローレンスはグランドファイルでもライブパフォーマンスを予定していましたが、20日に新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。残念ながらグランドファイナル当日は会場でのパフォーマンスはできなくなってしまいましたが、症状も軽度らしいので恐らくリモートで出演することになるようです。
16ヶ国が出場したセミファイナル1。
各国の代表アーティストが集まるコンテストということもあり予想通り大混戦でした。そして、ユーロビジョンといえば、何と言ってもライブパフォーマンスが楽しみなところです。その点においては、コロナの影響でロッテルダムに渡航できず、事前録画のパフォーマンスでリモート出場をしたオーストラリア代表のモンテーニュ(Montaigne)は不利だったのかもしれません。個人的にモンテーニュを応援していたのもあり残念でした。
セミファイナル1で通過したアーティストの中から1組だけ特に良かったアーティストをあげるとするとウクライナ代表で4人組のエレクトロ・フォークバンドのゴーエイ(Go_A)です。
昨年に続きウクライナ代表に選ばれたGo_Aは、今大会では「Shum (Шум)」を披露しました。最初に公開された「Shum (Шум)」のMVでは、出演者すべてが防護服を着ており、その異様さがかえって曲の神秘性を高めていたような気がしました。セミファイナル1でのライブパフォーマンスでもGo_Aのオリジナリティーと曲の神秘性が絶妙にマッチしていたような気がしました。また、ボーカルのカテリナ・パヴレンコ(Kateryna Pavlenko)の鮮やかな黄緑のファーのような衣装も素敵でした。
Go_Aは、セミファイナル前にボーカルのカテリナが体調が悪くなってしまい、2回目のリハーサルを行うことができませんでした。ユーロビジョンの安全衛生プロトコールに従い、PCRテストを行いましたが、結果は幸いにも陰性でした。もしかしたらユーロビジョンの会場で参加ができなかったかもしれないという不安を経てのライブパフォーマンスでした。
Go_A – Shum – LIVE – Ukraine 🇺🇦
Follow Go_A:
Instagram:https://www.instagram.com/go_a_band/
Twitter:https://twitter.com/_go_a_
セミファイナル1では、グランドファイナルから出場するイタリア代表のマンスキン(Måneskin)、ドイツ代表でオープンリーゲイのジェンドリック(Jendrik)、以前も紹介したホスト国のオランダ代表でオープンリーゲイのジャングー・マクロイ(Jeangu Macrooy)のパフォーマンスも披露されました。ジャング・マクロイのパフォーマンスは必見です!
ここではマンスキンをご紹介します。マンスキンは4人組のロックバンドで、Sanremo Music Festival 2021で優勝し、今大会の出場権を獲得しました。ユーロビジョンでは数少ないロックバンドの1組ですが、普段ロックを聞かない人でもノリノリになれる曲で、ヴォーカルのダミアーノ・デイビット(Damiano David)がめちゃくちゃカッコいいです。ちなみに、イタリアは、ユーロビジョン2019でゲイのマムード(Mahmood)が「Soldi」で準優勝をしています。
Måneskin – Zitti E Buoni – Italy 🇮🇹 – First Semi-Final
Follow Måneskin:
Instagram:https://www.instagram.com/maneskinofficial/
Twitter:https://twitter.com/thisismaneskin
こちらはセミファイナル1のライブ動画です。是非、ご覧ください。
セミファイナル2
17ヶ国が出場したセミファイナル2。
セミファイナル1のほうに個人的にお気に入りのアーティストが集中していたので、当初はそれほどセミファイナル2に期待をしていなかったのですが、完全に間違いでした。トップバッターにサン・マリノ代表のセニート(Senhit)の「Adrenalina」でアドレナリン全開で気分も一気に高揚し、セルビア代表のハリケーン(Hurricane)、フィンランド代表のブラインド・チャンネル(Blind Channel)と会場が盛り上がるパフォーマンスがいい感じの順番に入っていたのが良かったです。
セミファイナル2で通過したアーティストの中から1組だけ特に良かったアーティストをあげるとするとブルガリア代表のシンガーソングライターのビクトリア(Victoria)です。
ビクトリアは、昨年に続いてブルガリア代表に選ばれています。ステージでのパフォーマンスは決して派手なものではないですが、この曲の歌詞にマッチしたストーリー性のあるパフォーマンスになっているところがとても素敵でした。水に浮いているのかと錯覚するような演出も、不安な気持ちを抱えながら大人になっていく、成長していくといった不安定さのようなものが表現されているような気もしました。
VICTORIA – Growing Up Is Getting Old – LIVE – Bulgaria 🇧🇬
Follow Victoria:
Instagaram:https://www.instagram.com/victoriageorgievaofficial/
Twitter:https://twitter.com/victoriageorge_
セミファイナル2では、グランドファイナルから出場するフランス代表のバルバラ・プラヴィ(Barbara Pravi)、イギリス代表のジェーズ・ニューマン(James Newman)、以前ご紹介したスペイン代表のブラス・カント―(blas cantó)のパフォーマンスも披露されました。
こちらはセミファイナル2のライブ動画です。是非、ご覧ください。
コメント