50歳になろうとしているのに未だに独り身のゲイ。何か特別なものを見逃してきてしまったのか?

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年齢はただの数字

子供の頃、誕生日は待ち遠しいものでしたが、年を取っていくと誕生日はそれほど特別なものではなくなってくるものです。

我々は平等に1年に1歳ずつ歳をとり、20代から30代、30代から40代、50代、60代となっていきます。数だけ増えていくだけならいいですが、歳を取れば外見、体型も変わりますし、体力も衰えていきます。あらゆる手段を駆使して、若さを保つことはできても、永遠に10代、20代ではいられないのです。40代くらいの方ならこれまで1回くらいは老いに抗った経験のある人も多いと思いますが、その現実を受け止めらる人もいれば、自分はいつまでも若いままだと錯覚しているかのような方もいらっしゃいます。

ただ、「年齢はただの数字」とも言われていますし、人生を楽しむのに年齢はあまり関係ないようにも思えます。30代、40代、50代になったらこうしなくてはいけないということはありませんし、何歳になっても、趣味や興味があることを新たに始めてみたり、学んでみたりすることは人生の良い刺激にもなります。とは言え、「いつかやろう」と思っていたことを、年を取ってからいざやってみると、思うように頭や体が動かないなんてこともあります。ご自身の性格にもよりますが、やりたいことがあるなら、年を取って1から始めるよりも、今のうちからちょっとずつやっていて、いざ本格的にやるときに3や4くらいからスタートできるように少しだけ準備しておくのも良いかもしれません。

恋愛に関して言えば、パートナーがいる人もいれば、独り身の人もいます。パートナーがいるから幸せということでもないですし、独り身のほうが高い幸福感を感じている場合もあります。

最終的には、自分が望むこと、それは「幸せ」といったその時々で変動する漠然としたものではなく、もっと具体的な目標やゴールといったものをどこまで達成しているのか、実現しているのかというところが重要なのかもしれません。

今回は50代になるゲイの男性からのお悩みにお馴染みの認定マリッジ&ファミリーセラピストのJake Myers氏が答えてくれています。是非、参考にしてみてください。

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50歳で独身。何か特別なことを見逃してしまったのか?!

こんにちは、ジェイク

来月、私は50歳を迎えます。そのせいもあってか、ここ最近は色々と人生を振り返ったりしています。大半については、自分の人生に満足していますし、自分が選んだ選択に誇りを持っています。ただ一つだけ例外があります。それは、真剣な付き合いを一度もしたことがないことです。私の最長の恋愛は約10年前で、その関係は2年間続きました。デートをして、運が良ければ体の関係を持つこともありますが、「理想の相手」に出会ったことはなく、それがなぜかはわかりません。努力不足ではないとは思います。友達は皆、私は恋愛について話さないので(相手がいないからですが!)、独身で幸せだと思っているようですが、実際のところ、50歳になっても独身でいるとは想像もしていなかったのもあり、何か特別なことを見逃してしまったように感じています。周りは「50歳は新しい40歳だ」と言いますし、時間はまだあるとわかっていますが、どこかで相手を見つけられなかったことに対して後悔をしていますし、相手を見つけたとしても、我々は一緒に過ごす素晴らしい年々を見逃してしまうことになるでしょう。いかがでしょうか?

50歳で見捨てられた人より

 

親愛なる50歳で見捨てられた人さんへ

節目というのはこれまでの人生を振り返る機会でもあるので、それは理にかなったことです。「50」歳を迎える誕生日は、受け入れがたい誕生日の一つであると多くの人は言います。私は「年齢はただの数字」という決まり文句に真実があると信じていますが、50歳は少し違った感じがするかもしれません。若々しい頃の無邪気な日々が終わったと感じる人もいれば、次に何が来るのか、何が本当に大切なのか、そして自分の人生の最後の数十年をどう過ごしたいのか(そして誰と過ごしたいのか)を見つめ直しているかもしれません。

全体的に、あなたは自分の人生に満足しており、それが一番重要なことです。恋愛関係にあることが必ずしも充実した人生を保証するわけではありません。何十年も幸せに独身を過ごす人もいれば、恋愛関係にあっても不幸な人もいます。社会は、独身であることが何か「間違っている」ことだという圧力を私たちにかけることがあります。これを心理療法士のマシュー・デンプシーMatthew J. Dempsey)が「有害なシングル・シェイミング(Toxic Shingle Shaming)」と表現しています。

しかしながら、何が起こっているかと言うと、恐らく時間は無限ではないということをこれまでとは異なる方法で実感していて、優先順位が変わりつつあるのかもしれません。50歳という節目を迎えると、自分の人生を全体的の流れとして見ることが容易になり、様々なことが明るみに出てくることがあります。時間の有限性を認識することで、人生が提供してくれるすべてのことを経験したいと思うかもしれません。それは、突然、時間は無限ではないと感じるからです。

特定の人生の経験に対するあこがれや望みを持つのは当たり前のことです。実際、これらの欲望を認識することは良いことだと思います。感情は私たちに何かを伝えるためにあるものであり、私が感じることは、今まで以上に、あなたが信頼と責任のある関係性に対して、受け入れる準備ができているのではないかということです。自分自身について学ぶことは素晴らしいことです。なぜならそうすることを認識することで、自然とそのことに対してよりオープンになるからです。

真剣な恋愛関係を見つけようと長い間努力したとあなたは言っていますが、時に無意識に、手にしたいものを阻む壁や障壁を立ててしまうことがあります。それは、通常、恐怖によるものです。誰かを受け入れることは、自分自身が傷つけられたり拒絶されたりする可能性を広げることがあるので、それは恐ろしいことだったりもします。現在、もしそれがあなたのことであるなら、あなたはそれらの障壁を意識し、もっとオープンになる準備ができているかもしれません。

関係性について言えば、私たちそれぞれに異なるタイムテーブルがあり、それは全く問題ありません。おそらく、若い頃には「理想の相手」に対して準備ができていなかったかもしれませんが、今は準備ができているかもしれません。新しい章を始めるのに遅すぎることは決してありませんし、過去に何かがもっと早く起こっていればと後悔する必要はありません。私は、50代に入って初めて特別な人に出会うことができた人をたくさん知っています。大切なのは、彼らがその時に準備ができていると決心したことです。人生の早い段階で「何ができたのか」を考えることはあまり意味がありません。なぜなら、恐らくあなたの無意識の理由から、それが単にあなたが進む道ではなかったからです。

あなたの旅はそれがどのように見えるかに関わらずあなたのものであり、他の誰かと異なる道を選んだからといって特別なものを見逃してしまったわけではありません。そう言ってしまうことは、今日の自分の立場や、自分自身へと繋がるあなたが辿ってきた道を軽視していることになります。自分が今、何歳であっても、恋愛関係を望んでいると思っていることを認識することで、そう宣言することで、無意識のうちに引き寄せるかもしれません。あなたの目と心は開き、その他のことはあなた次第ということではありません。

まだまだたくさんの人生が待っています。自分を「見捨てられた」ではなく、「50歳で素晴らしい」と感じてみてください。なぜなら、あなたは素晴らしいからです!

ジェイク・マイヤーズJake Myers)は、マリッジ・ファミリーセラピスト(ライセンス有)で、LGBTQのコミュニティーの為の最初のオンラインセラピープラットフォームである”LGBTQ Therapy Space“の創設者でもある。

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