【2025年7月時点】同性愛禁止の国、昨年から1ヵ国増えて65ヵ国に

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同性愛が違法の国は65ヶ国

Human Dignity Trustによると、2025年7月時点、65ヶ国で同性愛行為を取り締まる刑法があります。

2024年2月時点では「64ヶ国」となっておりましたが、2024年6月にナミビアで同性愛が違法ではなくなりましたが、マリ、トリニダード・トバゴで再度違法になりました。

マリでは、2024年12月13日以降、同性愛は違法となっています。同性間(男女問わず)の合意による性的行為は刑法で明文犯罪化されており、最大7年の禁錮刑および罰金50万フランが科される可能性があります。

トリニダード・トバゴでは、2018年4月、トリニダード・トバゴ高等裁判所は、同国の「バガリー法(肛門性交禁止法)」がLGBTQ市民の権利を侵害し、成人同士の合意による性的行為を犯罪化しているとして、違憲であるとの判断を下しました。しかし、2025年3月、控訴裁判所がこの判断を覆し、バガリーおよび著しいわいせつ行為が再び違法とされることになり、バガリーには最長5年の禁錮刑、著しいわいせつ行為では、最長2年の禁錮刑が科される可能性があります。

アフリカ、アジア、アメリカ大陸、オセアニアで同性愛が違法の国々は以下の通りです。

アフリカ(31ヶ国)

アルジェリア、ブルンジ、カメルーン、チャド、コモロ、エジプト、エリトリア、エスワティニ、エチオピア、ガンビア、ガーナ、ギニア、ケニア、リベリア、リビヤ、マラウイ、マリ、モーリタニア、モーリシャス、モロッコ、ナミビア、ナイジェリア、セネガル、シエラ・レオネ、ソマリア、南スーダン、スーダン、タンザニア、トーゴ、チュニジア、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ

アジア・中東(22ヶ国)

アフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、インドネシア、イラク(※1)、イラン、クウェート、レバノン、マレーシア、モルディブ、ミャンマー、オマーン、パキスタン、パレスチナ/ガザ地区(※2)、カタール、サウジアラビア、シンガポール、スリランカ、シリア、トルクメニスタン、アラブ首長国連邦、ウズベキスタン、イエメン
※1 同性愛行為を犯罪とする法律はないが別の法律によって事実上違法となる
※2 ガザ地区のみ

アメリカ大陸(6ヶ国)

アンティグア・バーブーダバルバドスドミニカ共和国、グレナダ、ガイアナ、ジャマイカ、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、トリニダード・トバゴ

オセアニア(6ヶ国)

クック諸島、キリバス、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル

同性愛行為を死刑とする法律がある国

アフガニスタン、ブルネイ、イラン、パキスタン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イエメン、モーリタニア、ナイジェリア、スーダン、ソマリア、ウガンダ
※イランとサウジアラビアでは、死刑執行をした過去がある。
※イラク:同性愛者を対象とした死刑執行の法律はないが、民兵などによる死刑が執行された。

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