Big Four & オーストリアはグランドファイナルから
現地時間の2026年5月12日(火)にセミファイナル1 、5月14日(木)にセミファイナル2、5月16日(土)にファイナルがスイス、バーゼルで開催されるユーロビジョン・ソング・コンテスト2026。
既に国内選考会で紹介している国もありますが、今回は、5月16日(土)(日本時間5月17日(日)早朝4時スタート)のグランドファイナルから出場するフランス、ドイツ、イタリア、UKのBig Fourに加えて、昨年の優勝国のオーストリア代表について簡単にご紹介します。なお、今年はイスラエルの参加を受けてBig Fiveのスペインが出場を辞退してます。
| 順番 | 出場国 | アーティスト | 曲 |
|---|---|---|---|
| SF1 / 6と7の間 | Italy イタリア | Sal Da Vinci | (Live)Per sempre sì (MV)Per sempre sì |
| SF1 / 10と11の間 | Germany ドイツ | Sarah Engels | (Live)Fire (MV)Fire |
| SF2 / 5と6の間 | France フランス | Monroe | (MV)Regarde ! |
| SF2 / 8と9の間 | Austria オーストリア | COSMÓ | (Live)Tanzschein (MV)Tanzschein |
| SF2 / 12と13の間 | UK イギリス | Look Mum No Computer | (MV)Eins, Zwei, Drei |
Sal Da Vinci – Per Sempre Sì | Italy
イタリア代表は、Sanremo 2026で優勝したサル・ダ・ヴィンチー(Sal Da Vinci)です。
56歳のSal Da Vinciは、ニューヨーク生まれ・ナポリ育ちの歌手兼俳優で、幼少期から舞台に立ち、長年ナポリ音楽界を代表する存在として活躍してきました。近年は「Rossetto e caffè」が大ヒットを記録し、現在も高い人気を維持しています。
「Per sempre sì」は、“永遠の愛”をテーマにしたウェディング・バラードで、他人同士だった二人が結ばれ、共に未来を築いていく姿を描いた楽曲です。
初めて「Per sempre sì」を聴いたときは、ユーロビジョン向きの楽曲なのか少し疑問に思いましたが、実際にはかなり中毒性のある曲ですし、ライブパフォーマンス終盤の「出会って、恋に落ちて、指輪をつけて結婚!」という振り付けも気に入っています。ユーロビジョンの本選では、変に小細工をせず、Sal Da Vinciらしさを前面に出せば、おのずと票も集まるのではないかと思います。
イタリアはSF1でパフォーマンスを行います。
Follow Sal Da Vinci
Instagram:https://www.instagram.com/saldavinciofficial/
Sarah Engels – Fire | Germany
ドイツ代表は、Das deutsche Finale 2026 で優勝したサラ・エンゲルス(Sarah Engels)です。
Sarah Engelsは、2011年にオーディション番組「Deutschland sucht den Superstar」への出演をきっかけに広く知られるようになり、2018年のアルバム『Zurück zu mir』はチャートで成功を収めました。また、音楽活動以外でもダンス、テレビ番組の司会、女優、声優とマルチに活動しています。
国内選考会のパフォーマンスを見ていただければお分かりの通り、Sarah Engelsは高い歌唱力に加え、ダンスもこなせる多才なアーティストです。一方で、楽曲の「Fire」はラジオフレンドリーでキャッチーではあるものの、曲のインパクトが弱い感じもします。しかも「Fire」というタイトルから、2018年の準優勝者でキプロス代表のEleni Foureiraの「Fuego」どうしても想起させてしまうため、本選ではそれを上回るだけの特別感をステージ演出でどこまで打ち出せるかが大きな鍵になりそうです。
ドイツは、SF1でパフォーマンスを行います。
Follow Sarah Engels
Instagarm:https://www.instagram.com/sarellax3/
Monroe – Regarde ! | France
フランス代表は内部選考で選ばれたモンロー(Monroe)です。
、アメリカ・ユタ州ソルトレイクシティ生まれの17歳のシンガーで、フランス人の母とアメリカ人の父を持ちます。幼い頃から教会の聖歌隊で歌い始め、クラシック音楽に興味を持ち、その後は声楽の正式なトレーニングに加え、ピアノも学んできました。
2025年1月には、フランスのクラシック音楽番組「Prodiges」のシーズン11で優勝し、同年11月にデビューアルバム『Monroe』をリリースしています。
アムステルダムでのパフォーマンスでは、17歳とは思えないほどの歌唱力で堂々としたステージを披露したMonroe。そんな彼女が歌う「Regarde !」は、パリの夜を舞台に、運命的な愛との出会いを描いたロマンティックな一曲です。
楽曲の完成度や彼女のパフォーマンスは申し分ないのですが、ここ数年はオペラ要素を取り入れた楽曲も多く、少し既視感を覚えてしまう部分もあります。ステージでは映える一曲ではあると思うのですが、その後も何度も聴きたくなるかというと、個人的にはそこまで強く刺さるタイプではないかなとも思っております。
フランスはSF2でパフォーマンスを行います。
Follow Monroe
Instagarm:https://www.instagram.com/monroe.musique/
COSMÓ – Tanzschein | Austria
昨年の優勝国のオーストリア代表はVienna Calling – Wer singt für Österreich? で優勝したコスモ(Cosmó)です。
COSMÓは現在19歳のハンガリー生まれのシンガーで、オーストリアのブルゲンラント州で育ち、現在はウィーンを拠点に活動しています。2021年にブルゲンラント州出身の若手ミュージシャンを対象とした「podium.jazz.pop.rock…」コンペティションで、自作のジャズ曲「Fall into Your Arms」をボーカルとピアノで披露し、最優秀シンガーソングライター賞を受賞しました。2022年には2020年に出場し、第2ラウンド終了後に敗退したドイツ版『The Voice Kids』に再挑戦し、決勝進出も果たしました。
「Tanzschein」はユニークな楽曲で独特の世界観がありますが、大きな盛り上がりや明確なフックがやや不足しており、3分間のパフォーマンスという点では即効性に欠ける印象もあります。また、国内選考会やプレパでのパフォーマンスを見る限り、もう少し場数を踏む必要があるようにも感じました。とはいえ、本選でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみにしたいところです。
オーストリアは、SF2でパフォーマンスを行います。
Follow COSMÓ
Instagram:https://www.instagram.com/cosmomachtmusik/
LOOK MUM NO COMPUTER – Eins, Zwei, Drei | United Kingdom
UK代表は、内部選考で選ばれたルック・マム・コンピューター(LOOK MUM NO COMPUTERです。
LOOK MUM NO COMPUTER(本名Sam Battle)は、イギリス出身の電子音楽アーティスト/クリエイターです。シンセサイザーや電子楽器を自作するスタイルで注目を集め、音楽とDIYを融合させた独自の活動で多くのファンを獲得しています。
LOOK MUM NO COMPUTERは、ユニークな楽器制作で知られ、その制作過程やパフォーマンスをYouTubeを中心に発信しています。中でもぜひ見ていただきたいのが、ファービーを大量に使った「Furbyオルガン」です。とにかくかわいらしく、インパクトも抜群です。こうした活動からも分かるように、単なるミュージシャンにとどまらず、発明家のような一面も持つ存在です。
「Eins, Zwei, Drei」は、遊び心のあるリズムとキャッチーな90年代UKサウンドが印象的で、真っ先に思い浮かんだのがBlurの「Girls And Boys」でした。どこか懐かしさも感じさせる一曲です。「Eins, Zwei, Drei」に対する評価はやや分かれている印象ですが、個人的にはとても面白い楽曲だと思いますし、期待しています。ただ、ロンドンでのプレパーティーでのパフォーマンスを見る限り、かなりテコ入れが必要かと思いました。おそらくこれまではDJスタイルっぽいのパフォーマンスが中心で、終始観客の前で動き回りながらパフォーマンスする機会は、あまりなかったのではないかと思います。
本選ではLOOK MUM NO COMPUTERらしさを残しつつ、どんなステージとなるのか楽しみにしたいです。
UKは、SF2でパフォーマンスを行います。
Follow LOOK MUM NO COMPUTER
Instagram:https://www.instagram.com/lookmumnocomputer/





コメント