ユーロビジョン2016年大会で優勝したウクライナ代表、ジャマラの「1944」から見る現在のロシアによるウクライナ侵攻

ユーロビジョン・ソング・コンテスト
picture from Jamala - 1944
スポンサーリンク

ユーロビジョン2022年大会のウクライナ代表

今年5月にイタリア、トリノで開催されるユーロビジョン・ソング・コンテスト2022

トリノ大会には41ヶ国が出場予定でしたが、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、EBU(欧州放送連合)は2月25日(金)にロシアの参加を受けれないというステートメントを出しました。これによりロシアは欠場となり、現時点では40ヶ国が参加することなっています。

今年のユーロビジョンのウクライナ代表に選ばれたアリーナ・パッシュ(Alina Pash)。アリーナは、ウクライナ代表を選ぶVidbir 2022で優勝し、8年越しでウクライナ代表に選出されましたが、2015年にロシアが併合したクリミア半島を訪れた事実を偽ったとして失格となり、急遽、Vidbir 2022の準優勝のKalush Orchestraがウクライナ代表となりました。

ウクライナの法律では公式の検問所を経由せず、ロシアを経由してクリミア半島を訪れることは違法になるとのことです。アリーナは正式なルートでクリミア半島を訪れたことを証明を提出しましたが、ロシアのウクライナ侵攻目前だったということもあり、アリーナのクリミア半島訪問はSNS上で炎上し、ウクライナ代表の座を辞退する事態となってしいました。

スポンサーリンク

2016年ユーロビジョン、ウクライナ代表のジャマラ

遡ること2016年、スウェーデンのストックホルムで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテスト。

この大会で優勝したのが、ウクライナ代表のジャマラJamala)です。

ジャマラが披露した曲「1944」は、1940年代のヨシフ・スターリンによるクリミア・タタール人の民族浄化と文化的大虐殺についての曲でした。この曲は、当時20代のジャマラの曽祖母自身と彼女の5人の子供が中央アジアに強制送還されたことに着想して作られたとのことです。

この曲の歌詞を見てみると、現在のロシアによるウクライナ侵攻と重なるところもあります。

When strangers are coming
見知らぬ人がやってくる
They come to your house
あなたの家にやってくる
They kill you all
あなたがたすべてを皆殺しにして
And say: We’re not guilty
そして、云う。我々は無罪だ
Not guilty.
無罪だと

Where is your mind?
あなたの心はどこにある?
Humanity cries
人間性は叫ぶ
You think you are gods
あなたがたは神だと思っているが
But everyone dies
みな死んでいく
Don’t swallow my soul
私の魂を飲み込まないで
Our souls…
私の魂を

We could build a future
私たちは未来をもつことができたのに
Where people are free
そこでは人々は自由に
to live and love
生きそして愛する
The happiest time
至福の時をもてたのに

Where is your heart?
あなたの心はどこにある?
Humanity cries
人間性は叫ぶ
You think you are gods
あなたがたは神だと思っているが
But everyone dies
みな死んでいく
Don’t swallow my soul
私の魂を飲み込まないで
Our souls…
私の魂を

この歌のコーラスにではクリミア語が使われており、ジャマラの曽祖母が子供の頃に歌っていたクリミアの民謡「Ey Güzel Qırım(ああ、麗しきクリミア)」からの歌詞も使われているそうです。

現在、ウクライナ在住のジャマラは、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて2人の子供を連れてウクライナを去りルーマニアへ向かったとのことです。彼女のInstagramでも、ウクライナの現状がつづられています。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Jamala(@jamalajaaa)がシェアした投稿

ウクライナに一刻も早い平和な日々が戻りますように。

関連記事:That time Ukraine won Eurovision with a song decrying cultural genocide by a murderous dictator

コメント

タイトルとURLをコピーしました