映画 『怒り』 (原作:吉田修一 監督:李 相日)

映画 『怒り』(原作:吉田修一 監督:李 相日)

2016年9月17日(土)から、吉田修一原作の小説を映画化した群像ミステリードラマ『怒り』が全国公開されます。吉田修一の原作を映画化した「悪人」で国内外で高い評価を得た李相日監督が、再び吉田修一とタッグを組んだ注目作品となっています。

渡辺謙を主演に、森山未來、松山ケンイチ、広瀬すず、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡と豪華な俳優が共演した作品。個人的には、『そこのみにて光輝く』で第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した池脇千鶴や、朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の高畑充希やピエール瀧も気になるところです。そして、妻夫木聡と綾野剛がゲイカップルという役どころも注目です。

本をあまり読まない私ですが、これまで吉田修一の作品は何冊か読んでいます。なぜかと言うと、彼の作品にはたびたびゲイの登場人物が出てくるという単純な理由です。「悪人」の前に映画化された「パレード」でも林遣都がゲイ役を演じています。「最後の息子」は、ゲイバーのママと生活を一緒にする主人公の話で、続編は「春、バーニーズで」で描かれています。

様々なゲイの登場人物が出てくるのも楽しみではありますが、どの作品も人間味のあるストーリー展開がとても面白いです。映画を見てからでも構いません。読書の秋。読んでみて下さい、彼の作品を!読めばわかります、吉田修一のすばらしさが!

吉田修一公式サイト:http://yoshidashuichi.com/

物語 STORY

ある夏の暑い日に八王子で殺人事件が起こった。
窓は閉め切られ、蒸し風呂状態の現場には、「怒」の血文字が残されていた。

犯人は顔を整形し、全国に逃亡を続ける。その行方はいまだ知れず。
事件から一年後。千葉と東京と沖縄に、素性の知れない3人の男が現れた。

千葉
3ヶ月前に突然家出をした愛子(宮崎あおい)が東京で見つかった。
彼女は歌舞伎町の風俗店で働いていた。
愛子を連れ帰った父・洋平(渡辺謙)は、千葉の漁港で働く。
8年前に妻を亡くしてから、男で一つで娘を育ててきた。
愛子は、2ヶ月前から漁港で働き始めた田代(松山ケンイチ)に出会った。

東京
大手通信会社に勤める優馬(妻夫木聡)は、
日中は仕事に忙殺され、夜はクラブで出会う男と一夜限りの関係を続けていた。
彼には末期がんを患う余命わずかな母がいた。
ある日、優馬は新宿で直人(綾野剛)に出会った。

沖縄
また男と問題をおこした母と、
夜逃げ同然で離島に移り住んできた高校生の泉(広瀬すず)。
ある日、無人島でバックパッカーの田中(森山未来)に遭遇した。

殺人犯を追う警察は、新たな手配写真を公開した。
その顔は、出会った男に似ていた。

いつしか交際を始めていた愛子と田代。
二人の幸せを願う洋平であったが、前歴不詳の田代の過去を信用できず苦悩する。

同居を始め、互いの関係が深くなっていく優馬と直人。
しかし直人の日中の不審な行動に優馬は疑いを抱く。

ある事件をきっかけに心を閉ざした泉と
彼女を救えなかったことに苦悶する同級生の辰哉。
親身に支える田中であったが、無人島で暮らす彼の素性を誰も知らない。

愛した人は、殺人犯だったのか?
それでも、あなたを信じたい。
そう願う私に信じたくない結末が突きつけらえる―。

「怒り」予告

映画『怒り』公式サイト:http://www.ikari-movie.com/

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