大混戦間違いなし!ユーロビジョン2021
今年で65回目を迎えるユーロビジョン・ソング・コンテスト2021。
昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、今年は中止の予定はなく、新型コロナウイルスの状況に応じて開催形式を変えて開催することになっております。
39ヶ国のアーティストの中から先日、注目の6組のアーティストを紹介しましたが、新たに6組の才能溢れるアーティストをご紹介します。これまで紹介していないアーティストも国を代表する実力派ですので、ご自身のお気に入りのアーティストを是非、探してみてください。
Destiny – Je Me Casse – Malta 🇲🇹 –
マルタ代表で歌手のディスティニー(Destiny)。
イタリアのシチリア島の南に位置する小さな国家のマルタ代表となったディスティニーは、2017年のBritain’s Got Talentのシーズン11に出場し、セカンドセミファイナルで6位になりました。その後、マルタ版The X Factorのシーズン2で優勝し、昨年のユーロビジョン2020のマルタ代表に選ばれ、今年もそのまま代表として出場しています。
歌唱力はご覧の通り素晴らしいですし、歌が上手だけではなくその歌声から歌詞に込められた感情、雰囲気、ムードなどが伝わってきます。昨年の曲「All Of My Love」でも十分ファイナルまで進めると思っていましたが、今年の「Je Me Casse」(フランス語で「I Go Away」を意味します)もディスティニーの新たな一面が見れ、彼女らしさが画面いっぱいに表現された期待できる楽しい曲になっています。
これまでマルタは2002年と2005年の準優勝が最高順位ですが、もしかしたらディスティニーがマルタに初優勝をもたらしてくれるかもしれません。
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TIX – Fallen Angel – Norway 🇳🇴 –
ノルウェー代表でミュージシャン、プロデューサー、作詞家のティックス(TIX)。
2016年にデビューアルバム『Dømt og berømt』をリリースし、ノルウェーチャートで最高2位を獲得しました。作詞家として2018年のエイバ・マックス(Ava Max)の2018年の大ヒットシングル「Sweet but Psycho」の作詞を共同で行いました。
テックスは、チックと呼ばれる不随意運動が繰り返される症状が現れるトゥレット障害をもっています。子供の頃はチックが原因でいじめられた経験もあり、そのチックを文字ってティックスという芸名をつけました。ミュージシャンであり、メンタルヘルスの啓発活動もしており、トゥレット障害、孤独、自殺願望などで苦しんだ経験を共有する活動もしています。
昨年のユーロビジョン2020ではUlrikkeがノルウェー代表でしたが、今年のMelodi Grand Prix 2021ではテックスが優勝し、ユーロビジョン2021のノルウェー代表に選ばれました。
「Fallen Angel」は、ティックスが想いを寄せる女性との失恋からの感情の落ち込みついての歌です。ティックスは、歌の中でこの感情を「自分の心の中で悪魔と戦っている」と表現しています。トレードマークのバンダナとサングラス、金色の衣装に大きな天使の羽と第一印象は奇抜で強烈なイメージですが、歌を聞いているとティックスの美しい透き通るような歌声にいつの間にか引き込まれてしまいます。
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Albina – Tick-Tock – Croatia 🇭🇷 –
クロアチア代表で歌手のアルビナ(Albina)。
2020年、クロアチアのオーディション番組The Voice Hrvatskaで3位となり、デビューシングル「Imuna na strah」をリリースしました。その後、Eurovision2021のクリアチア代表を選ぶDora 2021に出場し、「Tick-Tock」で優勝しました。昨年のダミル・ケジョ(Damir Kedžo)に代わり、Eurovision2021に出場します。
とにかくアルビナがゴージャス!この「Tick-Tok」の曲もキャッチ―でパフォーマンス&MVにもゲイテイスも上手に盛り込まれているような感じもします。あとはユーロビジョン2021でのパフォーマンスでの演出次第で上位に食い込めるかどうかといったところでしょう。
クロアチアはこれまで優勝経験はありませんが、スイスで開催された1989年大会でユーゴスラビア代表でクロアチアのバンドRivaが優勝したことで、1990年にクロアチアがホスト国となりました。
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Senhit – Adrenalina – San Marino 🇸🇲 –
サン・マリノ代表でイタリア生まれの歌手セニート(Senhit)。
イタリア半島の中東部に位置し、世界で5番目に小さなミニ国家であるサン・マリノ。海外でミュージカルを中心にキャリアをスタートし、2006年にデビューアルバム『Senit』を含め3枚のアルバムをリリースしています。2011年にはドイツ、デュッセルドルフ大会にサン・マリノ代表として「Stand By」で出場しましたが、セミファイナルの19ヶ国中16位となりました。
セニートもユーロビジョン2020に出場予定で、引き続き今年も出場することになっています。昨年の「Freaky!」も悪くなかったですが、個人的には今年の「Adrenalina」のほうが何倍も良い曲だと思いますし、「さすがセニート!!」といったパワーもあります。しかもラッパーのフロー・ライダー(Flo Rida)がフィーチャリングだなんた豪華です。
アーティステックなMVはご覧の通り、申し分なしですが、ライブパフォーマンスをまだ見ていないのでどうなるのか楽しみなところです。
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Uku Suviste – The Lucky One – Estonia 🇪🇪 –
エストニア代表のシンガーソングライター、ピアニスト、ミュージックプロデューサーのウク・スヴィストゥ(Uku Suviste)。
これまでエストニア代表を選ぶEesti Laul2017&2019に出場するもファイナルまで残れず、昨年のEesti Laul2020にも出場し「What Love Is」で優勝し、エストニア代表の座をかくとくしました。しかし、ユーロビジョン2021は自動的に出場することになったわけではなく、Eesti Laul2021にセミファイナルから出場し、再度優勝したことで改めてエストニア代表に選ばれました。
ご覧の通りイケメン(個人的にはユーロビジョン2021の中で一番の男前)で、しかも歌もうまいし、ずっと見てられます。MVのベッドに突き飛ばされて、そのまま水の中に落とされる映画のようなシーンや少しエロティックな演出も最高です。
National Final PerformanceのMV(こちら)も公開されているのですが、曲のストーリーに合わせての演出なのかと思いますが、衣装も含めてユーロビジョン2021にあわせてステージパフォーマンスの演出は必要かと思います。その他、歌、顔&ボディーは申し分なしです。
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Hurricane – LOCO LOCO – Serbia 🇷🇸 –
セルビア代表のガールズバンドのハリケーン(Hurricane)。
ハリケーンはメインボーカルのSanja Vučić、リードボーカルのIvana NikolićとKsenija Kneževićの3人組のガールズバンドです。
ハリケーンはユーロビジョン2020年に「Hasta La Vista」で出場予定でしたが、今年はそのまま曲を「Loco Loco」に変えて出場します。MVをご覧のとおりとにかくノリの良い曲で3人ともセクシーです。まだライブパフォーマンスを見ていないのですが、昨年の「Hasta La Vista」のNational Final Performanceを見る限り、結構激しいダンスをしながらもちゃんと歌えているので「Loco Loco」も期待できるのではないでしょうか。
セルビアはこれまで1回だけ優勝しており、2007年にオープンリーレズビアンのマリヤ・シェリフォヴィッチ(Marija Šerifović)が「Molitva(Prayer)」で優勝しています。
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