利用者急増のOnlyFans、公共の場で撮影したアダルトコンテンツを禁止する方針へと変更

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急成長のアダルトプラットフォーム ”OnlyFans”

OnlyFans(オンリーファンズ)はもうご存じですよね?

OnlyFansは、日本でもゲイのGOGO BOYやビデオモデルの方々が利用し始めたことですっかりゲイの間でも浸透しているサブスクリプション型(定期購読型)のソーシャルメディアサービスです。

簡単に言うと会員制のSNSで、月額5~10ドルくらいの料金を支払うことで、クリエイターが提供する画像や動画を見ることができます。また、ユーザーがそのクリエイターにダイレクトメッセージを送ったり、チップを払うことで自分のリクエストに応じた画像や動画を作ってもらったりすることも可能となります。

OnlyFansがスタートしたのは2016年頃で、性的サービスに従事しているクリエイターが多く現時点でもOnlyFansはアダルトコンテンツを提供するプラットフォームとして知られています。しかし、実際にはシェフ、フィットネス、ミュージシャン、芸能人、モデル、ブロガーなど様々なジャンルの方々がアダルトコンテンツなしに未公開情報や動画といった文字通りファンの為だけの付加価値を含むコンテンツを提供している方々もいます。

OnlyFansのクリエイターやユーザーの人数は、新型コロナウイルスによるロックダウンや外出自粛などの影響もあり2020年に入ると利用者が一気に急増し、昨年の春頃は1日に7~8千人の新規クリエイターの登録、ユーザーについては1日2万人ほどの登録があったそうです。

クリエイターは自身が提供するコンテンツで収益化をすることができ、ユーザーはそれぞれのお気に入りのクリエイターのコンテンツを千円ほどの少額で楽しむことができます。また、OnlyFansはセキュリティーも比較的厳しく設定されており、肖像権侵害の防止のためのスクリーンショット対策やコンテンツが外部に流出防止のためのコンテンツ保護体制も整っており、クリエイターは安心してOnlyFansを利用することができます。

一方でOnlyFansの利用者が増えたことでこれまでいくつかの問題に直面し、ポリシーの変更やサービス利用規定の改訂も行われています。

その問題の中で有名なのが、先週末の3月20日(土)にイタリア人歌手のベンジャミン・マスコロと結婚をしたと元ディズニーの女優、ベラ・ソーンBella Thorne)でしょう。

 
 
 
 
 
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ベラ・ソーンは2020年8月にOnlyFansアカウントを開設し、24時間で100万ドル、たった1週間で200万ドル(約2億)を稼ぎました。さらに、ベラは、PPV(Pay Per View/ペイ・パー・ビュー)という追加料金を支払ったユーザーにヌード写真3枚のセットを200ドル(約2万円)で販売しました。しかし、販売前はあたかもフルヌードを期待させるような売り文句であったが、実際彼女が販売した写真がフルヌードではなく、これに対して一部の購入者が憤慨し、返金を求める人が続出しました。

その後、OnlyFansは、PPVの価格の上限の設定、チップの上限の設定、クリエイターへのコンテンツ売上による報酬の支払い期間の変更など大幅なポリシーの変更を行いましたが、Onlyfansはこの変更はベラの一件とは関係なく、ビジネスの発展過程における見直しであると発表しています。

このようにOnlyFansは、日々変化する情勢を踏まえて改善を行い、企業やサービス全体の適正化を行っています。そして、2021年2月、OnlyFansはクリエイター向けのサービス利用規定を改訂し、公共の場で撮影・中継されたコンテンツを禁止することとしました。

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公共の場での撮影の禁止に対し、クリエイターは憤慨

我々はOnlyFansのサービス利用規定の改訂に気をもむようなことはないだろうが、公共の場で撮影された性的コンテンツを禁止とする改訂によって大きな痛手を負うビジネスモデルは少なくはないであろう。

アダルトエンターテイメントの中で人気のサブスクリプションサイトは、2月半ばにひそかに改訂を行った。現在、一般の人々らが描写されている行為を見ることができるであろう公共の場で撮影された或いは、配信されているコンテンツは禁止されている。

あるクリエイターがVice(デジタルメディア)に説明しているように、アウトドアでの動画を投稿する人はOnlyFansにその土地を所有している或いは、地主から許可を得ていることを証明しなくてならない。

Aspen Edenは、(彼女の)すべてのコンテンツは山奥や砂漠の僻地といった私有地か国有林のどちらかで制作されたもので、予告なしでポリシーが改訂されたことで生計を維持できない可能性があると述べた。

「私のコンテンツは周りに人がいる・人が近づいてくるような公共の場で撮影されたものは一つもありません。駐車場でもなければ、混雑した道でもなければ、公共の公園でもありません」と彼女は説明した。

クリエイターらは今回の方針転換について、銀行が違法なコンテンツの購入を促進していることを心配するのも当然であり、OnlyFansの支払いを処理する銀行に対して譲歩したかたちではないかと推測している。

昨年、VisaとMastercardは、Pornhubが未成年の動画を提供しているアダルトサイトであるとしクレジット決済処理の停止を行った。

関連記事:OnlyFans quietly bans entire genre of content and creators are pissed

 

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