ドイツ映画祭 HORIZONTE 2021
新型コロナ感染症の影響で延期されていた『ドイツ映画祭 HORIZONTE 2021』が11月18日(木)〜21日(日)、渋谷ユーロライブにて開催されます。
映画祭で上映される7本の作品のうち5本は、移民の背景を持つ監督による作品です。ドイツ映画の未来を担う若手映画人に焦点を当て、多様化が進むドイツ社会への新鮮かつ生々しい眼差しを紹介します。
未来は私たちのもの(原題:Futur Drei)
「ドイツ映画祭 HORIZONTE 2021」の上映作品の中で注目したいのが、このサイトでも今年1月に紹介した『未来は私たちのもの(原題:Futur Drei)』です。(英語のタイトルは『No Hard Feelings』です)
この作品は、ファラズ・シャリアット(Faraz Shariat)監督の自伝的な作品で、ドイツにおける移民系の青年の成長をリアルに描いた作品です。2020年のベルリン国際映画祭ではテディ賞(最優秀クィア映画賞)を2部門で受賞しています。
主役のパーヴィス役をベンヤミン・ラジャブプル(Benjamin Radjaipour)、バナフシェ役をバナフシェ・フールマズディ(Banafshe Hourmazdi)、アモン役をアイディン・ジャラリー(Eidin Jalali)、が演じています。
オンラインチケットは11月1日(月)からユーロスペースの公式ウエブサイトで発売されておりますので、上映スケジュールを確認の上、ご購入ください。
イラン系移民の両親を持つミレニアル世代の青年パーヴィスは、両親がドイツで築いた安定した快適な環境で育つ。出会い系アプリのデート、レイヴやパーティで暇つぶしをしながら、地方暮らしの退屈さを紛らわせている。ある日、万引きがバレて、社会奉仕活動を命じられたパーヴィスは、難民施設で通訳として働くことになり、そこでイランからやってきた兄弟バナフシェとアモンに出会う。3人の間に微妙なバランス関係が生まれ、ドイツにおけるそれぞれの未来が平等でないことを彼らも次第に気づき始める。
映画概要
タイトル:未来は私たちのもの(原題:Futur Drei)
上映日時:11月18日(木)19:30 & 11月20日(土)20:40 @ 渋谷ユーロライブ
監督:ファラズ・シャリアット
出演:ベンヤミン・ラジャブプル、バナフシェ・フールマズディ、アイディン ジャラリー、マリアム・ザレー、他
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