ザ・クラウン(The Crown)
英国及びその他15国の英連邦王国の君主であり、イングランド国教会の首長でもある「エリザベス2世(Elizabeth II)」を描いた『ザ・クラウン』。
1952年に父親である国王ジョージ6世が崩御し、25歳という年齢にしてエリザベス2世としてイギリス女王(君主)に即位し、95歳となった現在も在位中です。(追記:2022年9月8日に96歳でお亡くなりになりました)
2016年にシーズン1が公開され、現時点でシーズン4まで配信されており、これまで数々の賞を受賞しています。シーズン2で俳優陣が入れ替わるのですが、シーズン2までは若かりしエリザベス女王をクレア・フォイ(Claire Foy)が演じ、シーズン3からはオリビア・コールマン(Olivia Colman)が演じています。
『ザ・クラウン』はフィクションですが、実際にあった出来事についても描かれており、俳優らも実在の人物にとても似ています。シーズン3からのチャールズ皇太子役を『God’s Own Country』で主演を務めたジョシュ・オコナー(Josh O’Connor)が演じています。また、第4シーズンからダイアナ妃役を新星エマ・コリン(Emma Corrin)が演じています。
また、シーズン4では「鉄の女」と言われていた英国女性初の首相であるマーガレット・サッチャー首相を「X-ファイル」でFBI捜査官のスカリー役、Netflix「セックス・エデュケーション」で主人公オーティスの母親のジーン・ミルバーン役を演じていたジリアン・アンダーソン(Gillian Anderson)が演じています。この演技でゴールデングローブ賞とエミー賞で助演女優賞を受賞しています。
全体的に英国王室についての話なのでゲイ要素は少なめですが、エリザベス女王の妹のマーガレット王女と結婚をした初代スノードン伯爵のアンソニー・アームストロング=ジョーンズには同性愛疑惑があり、マーガレット王女が最初にアンソニーに最初に会った際にゲイではないかと疑うシーンがあります。
英国のロイヤルファミリーのゴシップなどが日本のメディアでも度々取り上げられていますが、実際、エリザベス女王はどんな人物であり、英国においてどんな存在なのかについてあまり深く考えたことがない方も多いかと思います。この作品では歴史的背景や出来事を踏まえて、女王であり、女性であり、母親であるエリザベス女王と女王を取り巻く人々を描いたドラマとなっています。
2022年にシーズン5の公開を予定しています。
英国君主、エリザベス2世。政界実力者との確執、王室のロマンス、そして20世紀後半を彩る歴史的事件の影で葛藤する、生身の女王の姿を重厚に描いた大作ドラマ。
番組概要
タイトル:ザ・クラウン(The Crown)
原作・制作:ピーター・モーガン
出演:オリヴィア・コールマン、ヘレナ・ボナム=カーター、トビアス・メンジーズ、クレア・フォイ、ジョン・リスゴー、マット・スミス、ヴァネッサ・カービー、ジリアン・アンダーソン、ジョシュ・オコナー、エマ・コリン、マリオン・ベイリー、ジャレッド・ハリス、ヴィクトリア・ハミルトン、アイリーン・アトキンス、ジェレミー・ノーサム、アレックス・ジェニングス、ベン・マイルズ、ピップ・トレンス、ウィル・キーン、ハリー・ハデン=ペイトン、ダニエル・イングス、グレッグ・ワイズ、ハリエット・ウォルター、リア・ウィリアムズ、マシュー・グード、アントン・レッサー、ベン・ダニエルズ、ジェイソン・ワトキンス、チャールズ・ダンス、エメラルド・フェネル、エリン・ドハーティ
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