イタリア、トリノ開催のユーロビジョン・ソング・コンテスト2022｜5月10日（火）のセミファイナル１通過者を予想

セミファイナル1の通過者を予想

今月10日（火）、12日（木）、14日（土）にイタリア、トリノで開催されるユーロビジョン・ソング・コンテスト2022。

今年は40ヶ国が参加し、10日（火）のセミファイナル1では、17ヶ国のうち10ヶ国の代表がファイナルに進出、12（木）のファイナル2では、18ヶ国のうち10ヶ国の代表がファイナルに進出、14日（土）のファイナルでは、Big Fiveのフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、各セミファイナルから10ヶ国の計25ヶ国の代表が優勝を目指して競い合います。

今回は10日（火）のセミファイナル1に出場する17ヶ国からファイナル出場するかもしれない（出場してもらいたい）10ヶ国の予想をご紹介します。

セミファイナル1は、17ヶ国から10ヶ国がファイナルへ

Order	Country	Artist	Song
1	Albania ｱﾙﾊﾞﾆｱ	Ronela Hajat	Sekret
2	Latvia ﾗﾄﾋﾞｱ	Citi Zēni	Eat Your Salad
3	Lithuania ﾘﾄｱﾆｱ	Monika Liu	Sentimentai
4	Switzerland ｽｲｽ	Marius Bear	Boys Do Cry
5	Slovenia ｽﾛﾍﾞﾆｱ	LPS	Disko
6	Ukraine ｳｸﾗｲﾅ	Kalush Orchestra	Stefania
7	Bulgaria ﾌﾞﾙｶﾞﾘｱ	Intelligent Music Project	Intention
8	Netherlands ｵﾗﾝﾀﾞ	S10	De Diepte
9	Moldova ﾓﾙﾄﾞﾊﾞ	Zdob și Zdub Frații Advahov	Trenulețul
10	Portugal ﾎﾟﾙﾄｶﾞﾙ	MARO	Saudade Saudade
11	Croatia ｸﾛｱﾁｱ	Mia Dimšić	Guilty Pleasure
12	Denmark ﾃﾞﾝﾏｰｸ	REDDI	The Show
13	Austria ｵｰｽﾄﾘｱ	Lumix feat. Pia Maria	Halo
14	Iceland ｱｲｽﾗﾝﾄﾞ	Systur (Sigga, Beta and Elín)	Með Hækkandi Sól
15	Greece ｷﾞﾘｼｬ	Amanda Tenfjord	Die Together
16	Norway ﾉﾙｳｪｰ	Subwoolfer	Give That Wolf a Banana
17	Armenia ｱﾙﾒﾆｱ	Rosa Linn	Snap

既にセミファイナル1からはアルメニアのロザ・リン（Rosa Linn）とウクライナのカラシュオーケストラ（Kalush Orchestra）を選んでいますので、今回は残り8枠をご紹介します。

S10 – De Diepte – Netherlands

オランダ代表は、国内内部選考で選ばれたシンガーソングライターでラッパーのS10。

オランダ語の歌詞の「De diepte」はS10にとってとてもパーソナルな曲だそうです。彼女は10代の頃、聴覚性幻覚、鬱、自殺未遂などを経験した過去があります。S10はこの曲について、皆、人生において何かしら困難な時期があり、そういった経験をしているはあなたひとりではないという事をこの曲を聴いて感じてもらいたいと述べています。

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Ronela Hajati – Sekret – Albania

アルバニア代表は、シンガーソングライターでダンサーのロネーラ・ハヤティ（Ronela Hajati）は、国内選考会のFestivali i Këngësで優勝し、代表の座を勝ち取りました。

国内選考会の「Sekret」ライブパフォーマンスを見ると歌とダンスで見せるための演出がされており、MVもかなり凝っています。MVの中でロネーラが髪の毛を棒で吊している姿で現れるのですが、日本のドラァグクイーンの方々にも真似していただきたいような斬新さです。Eurovision Pre Partyでのインタビューを見ているととても明るくて気さくな感じで、トリノでのパフォーマンスが楽しみです。

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Amanda Tenfjord – Die Together – Greece

ギリシャ代表はシンガーソングライターのアマンダ・テンフィヨルド（Amanda Tenfjord）。

国内内部選考で選ばれたアマンダは、ギリシャ系ノルウェー人で2015年から2019年までノルウェー科学技術大学で医学を学んでいたのですが、音楽のキャリアに専念するため、現在は休学をしているとのことです。アコースティックバージョンの「Die Together」の動画では同大学の医学部学生の合唱団とコラボをしているのですが、とても美しいハーモニーで心癒される動画です。是非、そちらもご覧ください。

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MARO – Saudade Saudade – Portugal

ポルトガル代表のシンガーソングライターのマロ（Maro）は、国内選考会のFestival da Canção 2022で優勝をしました。

マロは、元々、獣医になりたかったそうですが、現在は、アメリカ、ロサンゼルスのバークリー音楽大学で音楽を勉強しているとのことです。彼女は、グラミー賞にノミネートされこともあるアメリカのエレクトリックミュージック・ユニットのオデッサ（Odesza）と「Better Now」という曲でコラボをし、ビルボードのダンス/エレクトロニックチャートで最高19位を記録しました。

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Subwoolfer – Give That Wolf A Banana

ノルウェー代表は、国内選考会のMelodi Grand Prix 2022で優勝した黄色の狼のようなマスクを被ったポップ・デュオのサブウルファー（Subwoolfer）です。

Subwoolferの正体は明らかになっていませんが、「Give That Wolf a Banana」のSpotifyでの再生回数は700万回以上となっております。インタビューでは発言はせず、通訳者が代わりに話をしたり、マスクを被っていることで、音楽番組の「マスクド・シンガー」を思わせてしまうのでこれらの設定が吉と出るか凶と出るかといったところかもしれません。

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Marius Bear – Boys Do Cry – Switzerland

スイス代表は国内内部選考で選ばれた歌手のマリウス・ベアー（Marius Bear）です。

マリウス・ベアーは21歳の時、重機整備士になることを諦め、ストリートミュージシャンとしてドイツとスイスをツアーを行いました。その後、イギリスで音楽を学び、2019年に1stアルバムの『Not Loud Enough』をリリースし、スイスのアルバムチャートでトップ20にランクインしました。同年、Swiss Music Awardでは”Best Talent”にも選ばれています。「Boys Do Cry」は切なくもあり、勇気づけられるような曲でもあり、マリウスの歌声が曲に深みを与えています。

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LUM!X feat. Pia Maria – Halo – Austria

オーストリア代表は、世界でも有名なDJでプロデューサーのルミックス（LUM!X）と歌手のピア・マリア（Pia Maria）です。

ルミックスは、2017年にイタリアのヒットメーカーで「Halo」の共作者でもあるガブリー・ポンテ（Gabry Ponte）とタッグを組み「Monster」をリリースした、Spotifyだけで再生回数が2億回を超えるほどのヒットとなりました。

今年のユーロビジョンはバラードやミディアムテンポが多い中、貴重なダンスサウンドで、MVも格好よく仕上がっています。これまでのライブパフォーマンスは本番に向けたウォームアップといった感じでまだ探っているような感じでしたが、恐らくセミファイナル1ではベストパフォーマンスを披露してくれることを期待しています。