ユーロビジョン2024 Alyona Alyona & Jerry Heil（ウクライナ）、Nebulossa（スペイン）、Sarah Bonnici（マルタ）が代表に決定！

各国の代表が続々と決定！

ノルウェーの『Melodi Grand Prix 2024』ではゴーテ（Gåte）が優勝し、ユーロビジョンの代表の座を得ましたが、同じ週末にはウクライナ、マルタ、スペインの代表も決定しました。

ウクライナでは、Vidbir 2024、マルタでは、MESC2024、スペインでは、Benidorm Fest 2024のファイナルが行われました。

それでは、ウクライナ、マルタ、スペインの優勝者をご紹介します。

ウクライナ｜Alyona Alyona & Jerry Heil – Teresa & Maria

ウクライナのVidbir 2024では11組のアーティストの中から予想通りアリョーナ・アリョーナ＆ジェリー・ヘイル（Alyona Alyona & Jerry Heil）が優勝しました。

今回、投票アプリの障害により予定より22時間遅れで優勝が確定しました。パフォーマンスの最初のパートでジェリー・ヘイルがイヤモニを急に外してたので、調子悪いのかなと思ったのですが、全くそんなことはなく神聖な雰囲気に包まれたステージの上で素晴らしい歌声を披露してくれました。

ジェリー・ヘイルは今回が3度目のユーロビジョン挑戦でした。初回のVidbir 2020では「Vegan」で6位、2度目のVidbir 2022では「When God Shut the Door」で3位となり、3度目のVidbir 2024で優勝をし、ついにユーロビジョンへの切符を手にしました。

「Teresa & Maria」は、聴き心地の良い曲で自然と何度も繰り返し聴きたくなるような曲です。先述のように神聖感じもしますし、アリョーナ・アリョーナのラップのパートには力強いメッセージが込められています。ユーロビジョンの舞台でも間違いなく上位に食い込んでくることでしょう。

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スペイン｜Nebulossa – Zorra

スペインのBenidorm Fest 2024では、ファイナルに進んだ8組の中から予想通りネビュロッサ（Nebulossa）が優勝しました。

ご覧の通り、観客は「Zorra Zorra Zorra！」と大合唱をして会場はかなり盛り上がっていました。2人のダンサーも素敵で観客を楽しませてくれています。ユーロビジョンでもネビュロッサは間違いなく人気者になることでしょう。

シンセポップサウンドの「Zorra」は懐かしさもありとてもキャッチーな曲です。タイトルの「Zorra」の意味を調べてみたところ、英語では俗語の「bitch（ビッ〇）」でした。会場の観客が「ビッ〇、ビッ〇、ビッ〇！」と叫んでいると思うとちょとビックリしてしまいました。ただ、この曲は女性の成長を表現した曲です。歌詞の中では自分自身を「ビッ〇」と表現し、過去の経験や性格について述べ、自分は理解されない存在であり、他人の期待に添うことなく自分らしく生きていくことを決心した一方で、自分の想いや考えを広く世界に向けて叫びたいという気持ちも込められています。また、成長と変化を経て、他人の意見に左右されずに、自分の強さや真の女性らしさを受け入れ、理想的な存在（picture perfect bitch）へと変わっていく様子も描かれているようです。

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マルタ｜Sarah Bonnici – Loop

マルタのMESC 2024では、ファイナルに進んだ12組のアーティストの中からサラ・ボニチ（Sarah Bonnici）が優勝しました。

サラ・ボニチはこれまで様々なオーディション番組に出場しており、ユーロビジョン関連では、2009年にマルタ代表を選ぶマルタ・ジュニア・ユーロビジョン・ソング・コンテストに出場し、3位になりました。また、2022年にはMESC2022にバラードの「Heaven」で出場し、12位になりました。そして、今回は2022年の「Heaven」とは全く異なるダンス・サウンドの「Loop」で見事優勝しました。

彼女は歌唱力もあり、激しいダンスも踊れる才能あるアーティストであることは間違いないでしょう。一方で、ユーロビジョンとなると曲の「Loop」は少し物足りないような気がします。ダンスサウンドなのにどこで盛り上がったら良いかがわかりずらい印象を覚えます。恐らくRevampもされるでしょうし、彼女の才能は確かなので、マルメの舞台では彼女らしいパフォーマンスを披露してくれることを期待しましょう。