ネパール、歴史的な最高裁判所の判決から4か月、同性カップルによる初の同性婚の婚姻登録を受理

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ネパール、同性カップルによる初の同性婚の婚姻登録を受理

2023年6月28日、ネパール最高裁が同性婚の法制化が実現するまで暫定的に婚姻登録を認めるとの裁定を下しました。

これによりネパールは、台湾に続き、アジアでの2番目に同性婚を認める国となりました。この歴史的な最高裁による判決から4か月後、ついに同性カップルによる初の同性婚の婚姻登録が受理されました。

今回、ネパールでの同性婚に関する記事をご紹介します。是非、ご覧ください。

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ネパール、LGBTQ+カップルの同性婚の婚姻登録を正式に受理

ネパールでは、歴史的な最高裁判所の判決から4か月後、ついにLGBTQ+カップルの同性婚の婚姻登録が無事に受理された。

ネパールの民法では結婚を男性と女性の間のものと規定しているが、最高裁判所の判事は今年7月(実際は6月末)に同性婚の婚姻登録を法的に可能とすると暫定命令を出した。

この判決は国中のLGBTQ+カップルによって祝福されたが、いざ同性婚の婚姻登録を行おうとしてもそう簡単にはいかなかった。

LGBTQ+カップルのスレンドラ・パンデイ(Surendra Pandey)とマヤ・グルン(Maya Gurung)は、婚姻登録を申請するも2回とも認められず、彼らの訴えは、1回目は地方裁判所、2回目は高等裁判所によって棄却された。

Human Rights Watchによれば、パンデイはシスジェンダーの男性であり、グルンは、ネパールでは法的に男性として認識されているがトランスジェンダーの女性であるため、彼らの結婚は同性婚に該当しているとのこと。

ついに、11月30日(水)、カップルは首都カトマンズの西にあるドルジェ村議会事務所で、ネパールで初めて正式に同性婚をしたカップルとして認められた。

LGBTQ+権利活動家であり、オープンリーゲイの元国会議員であるスニル・バブ・パント(Sunil Babu Pant)は、今週国内のすべての行政機関が同性婚を登録できるようにするために内務省が変更を行ったと説明した。

「23年の闘いの末、私たちはこの歴史的な偉業を達成し、ついにマヤとスレンドラは地方行政機関で彼らの婚姻届が受理されました」とこの歴史的な婚姻が認められる瞬間に立ち会ったパント氏が述べた。

「これはかなり予想外で、私たちにとっては良い変化でした」とパント氏はAP通信に語った。

この幸せなカップルは2017年に寺院で結婚し、ヒンドゥー教の伝統に則って友人と家族も出席しましたが、公式の結婚証明書を取得することはできなかった。

パンデイとグルンは2015年に一目惚れで恋に落ちたが、両親の承認を得るまでには時間が必要であった。

6年前の結婚式から、彼らはペットの犬スル(Suru)と一緒に暮らしている。

ネパールは今や同性婚を合法化した2番目のアジア諸国となり、台湾に続いている。台湾の議会は2019年に同性婚を合法化する法律を可決した。

タイも今後同じようになる可能性があり、今月初めに国の内閣が平等法案を承認した後、同国が3番目のアジア諸国になると予想されている。

この法案は12月に議会で提出され、審議される予定だとスレッタ・タヴィシン首相は述べている。

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