ポーランドの地を巡る従兄弟の旅
ジェシー・アイゼンバーグ、キーラン・カルキンが従兄弟役で共演の話題作『リアル・ペイン〜心の旅〜』が2025年1月31日(金)から日本公開されます。(本作はLGBTQ作品ではありません)
本作は亡くなった最愛の祖母の遺言で、ポーランドでのツアー旅行に参加する従兄妹のデヴィッドとベンジーの“生きるシンドさ”(Real Pain)に向き合う姿を描いた作品です。
アイゼンバーグは、デヴィッドとベンジーのように、ポーランドにルーツを持っており、「戦争がなかったら、私はここで暮らしていただろう。私の人生はどうなっていただろう?私は何者なのだろう?」と疑問を抱いたことから、ポーランドの歴史を巡る旅をテーマに映画を作りたいという気持ちが芽生えたそうで、実際にポーランドを訪れた妻との旅行が本作製作のきっかけになったそうです。
本作は、今年の1月の第40回サンダンス映画祭で初披露され、ウォルド・ソルト脚本賞を受賞しました。その後も数々の賞を受賞やノミネートを重ねるなど、高い評価を得ています。さらに、来年1月に開催される第82回ゴールデングローブ賞では、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、脚本賞(ジェシー・アイゼンバーグ)、主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門:ジェシー・アイゼンバーグ)、助演男優賞(キーラン・カルキン)の合計4部門にてノミネートされています。日本では、10月28日から11月6日に開催された第37回東京国際映画祭で上映されています。
監督・脚本・製作・主役のデヴィッドを演じたのは2010年の『ソーシャル・ネットワーク』のマーク・ザッカーバーグ役でアカデミー賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグ(Jesse Eisenberg)です。ベンジー役は、『メディア王 〜華麗なる一族〜(Succession)』での演技が高く評価され、現在絶好調のキーラン・カルキン(Kieran Culkin)が演じています。キーランは、ご存じ『ホームアローン』のマコーレ・カルキンの弟でもあります。
また、ガイドのジェームズ役は、日系イギリス人俳優のウィル・シャープ(Will Sharpe)が演じています。彼は『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート(The White Lotus)』シーズン2への出演で知られるほか、Netflixの『Giri/Haji』ではゲイの男娼ロドニー役を演じました。
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『リアル・ペイン〜心の旅〜』は、タイトルの通り、家族が経験した痛みや苦しみ、祖母を失った喪失感、ユダヤ系アメリカ人として感じる葛藤、そしてポーランドでの旅を通じて直面する歴史的な痛みなど、さまざまな「痛み」を描いた作品です。その一方で、シリアスなテーマの中にもユーモアが散りばめられた、コメディ要素も持つ作品でもあります。『リアル・ペイン〜心の旅〜』は、2025年1月31日(金)より公開されます。ぜひご覧ください。
ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッドとベンジーは、亡くなった最愛の祖母の遺言で、ポーランドのツアー旅行に参加する。従兄弟同士でありながら正反対の性格な二人は、時に騒動を起こしながらも、ツアーに参加したユニークな人々との交流、そして祖母に縁あるポーランドの地を巡る中で、40代を迎えた彼ら自身の“生きるシンドさ”に向き合う力を得ていく。
映画概要
タイトル:リアル・ペイン〜心の旅〜(英題:A Real Pain)|2024/アメリカ・ポーランド
公開:2025年1月31日(金)
監督・脚本:ジェシー・アイゼンバーグ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、キーラン・カルキン、ウィル・シャープ、ジェニファー・グレイ
公式サイト:https://www.searchlightpictures.jp/movies/realpain
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