Tokyo International Film Festival 2022
10月24日(月)から11月2日(水)まで『第35回東京国際映画祭』が開催されます。
10日間の開催期間中、110本もの映画が上映されることになっており、オープニング作品には、二宮和也さん主演の『ラーゲリより愛を込めて』、クロージング作品には、黒澤明監督の「生きる」をリメイクしたビル・ナイ(Bill Nighy)主演の『生きる LIVING』が上映されます。
チケットは、10月15日(土)から映画祭公式サイトにて発売を開始しています。既に完売しているものもありますので、詳細は公式サイトをご確認ください。
昨年のクロージング作品にはオープンリーゲイのベン・プラット(Ben Platt)主演の『ディア・エヴァン・ハンセン』やNetflixで配信されているベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)主演の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』などのLGBT関連作品も上映されました。
ここでは今年の東京国際映画祭で上映されるLGBTQ関連4作品をご紹介します。
エゴイスト(コンペティション作品)
2023年2月に公開予定の『エゴイスト』は、高山真さんの同タイトル小説を映画化したもので、鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんが出演するゲイロマンスを描いた話題作です。監督・脚本を務めたのは松永大司監督です。
愛とは自分を救うためのエゴなのか、それとも…。高山真の自伝的小説が原作の本作は、編集者である主人公・浩輔とパーソナルトレーナーの龍太との愛を描いた物語。
作品概要
タイトル:エゴイスト|(2022/日本)
上映:10/27[木] 13:30- 10/30[日] 18:00- 11/01[火] 21:00-
監督・脚本:松永大司
出演:鈴木亮平 宮沢氷魚
公式サイト:https://egoist-movie.com/
Twitter:https://twitter.com/egoist_movie
Instagram:https://www.instagram.com/egoist_movie/
ファビュラスな人たち(コンペティション作品)
コンペティション作品の『ファビュラスな人たち』は、イタリアの映画でトランスジェンダーの女性たちが暮らすヴィラを舞台した作品です。
トランスジェンダーの女性たちが暮らすヴィラを舞台に、意に反して男装で埋葬された友人の遺志を叶えようとする住人たちを描く。コミカルな中にトランスジェンダーとして生きることの難しさが浮かび上がる。
作品概要
タイトル:ファビュラスな人たち (The Fabulous Ones [Le Favolose])|(2022/イタリア)
上映:10/24[月] 21:15- 10/26[水] 11:30- 10/31[月] 21:40-
監督:ロベルタ・トッレ
出演:ポルポラ・マルカシャーノ、ニコール・デ・レオ、ソフィア・メヒエル
私たちの場所(アジアの未来)
トランス女性の物件探しの奮闘を描いたインド映画の『私たちの場所』です。
トランスジェンダーの二人組が転居先を探そうとするが、性的マイノリティをめぐる不寛容と差別の壁は厚く、家探しは難航する。個人の監督名を冠しない注目の創作集団、エクタラ・コレクティブによる集団製作。
作品概要
タイトル:私たちの場所(A Place of Our Own)|(2022/インド)
上映:10/27[木] 11:25- 10/30[日] 13:50-
監督:エクタラ・コレクティブ
出演:マニーシャー・ソーニー、ムスカーン、アーカーシュ・ジャムラー
鬼火(ワールド・フォーカス)
ミュージカル風演出の消防士の青年のラブ・ストーリーを描いた『鬼火』。予告編を見る限り少しセクシーなシーンもあるようです。
『鳥類学者』(16)のロドリゲスが消防士として働く白人青年と黒人青年のラブ・ストーリーを様々なジャンルを混交させて描いた作品。特にミュージカル風演出が見事である。カンヌ映画祭監督週間で上映。
作品概要
タイトル:鬼火 (Will-o’-the-Wisp [Fogo-Fátuo])|(2022/ポルトガル・フランス)
上映:10/25[火] 16:20- 10/28[金] 13:25- 11/01[火] 21:35-
監督:ジョアン・ペドロ・ロドリゲス
出演:マウロ・コスタ、アンドレ・カブラル、ジョエル・ブランコ
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