誘惑こそ復讐
英国発の注目のスリラー映画『FEMME フェム』が、2025年3月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国で公開されます。(こちらはR18+の映画になります)
『FEMME フェム』は、2021年の英国アカデミー賞にノミネートされた同タイトルのショートフィルムを長編化したもので、2023年2月19日に第73回ベルリン国際映画祭で初上映され、英国では同年12月1日に公開されました。
本作は、ヘイトクライムによって心身に深い傷を負ったドラァグパフォーマーのジュールズが、数ヶ月後、自分を襲った男・プレストンと偶然再会し、復讐を胸に秘めて彼に近づくジュールズだったが、その関係は思いもよらぬ方向へと動き出していく物語です。
監督・脚本は、サム・H・フリーマン(Sam H. Freeman)とン・チュンピン(Ng Choon Ping)。
ジュールズ役をネイサン・スチュワート=ジャレット(Nathan Stewart Jarrett)、プレストン役をジョージ・マッケイ(George MacKay)が演じています。
ジョージ・マッケイは、サッチャー政権下の炭鉱ストライキを支援するため、ロンドンのLGBTQ+活動家グループが炭鉱労働者たちと手を取り合い友情を築いていく実話に基づいた2014年の名作『パレードへようこそ(Pride)』にも出演しています。
この投稿をInstagramで見る
『FEMME フェム』は、2025年3月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国公開です。是非、ご覧ください。
ナイトクラブのステージで観客を魅了するドラァグクイーン、ジュールズ。ある夜、ステージを終えた彼は、タトゥーだらけの男プレストンと出会う。だが、その出会いは突然、憎悪に満ちた暴力へと変わり、ジュールズの心と体には深い傷が刻まれる。舞台を降り、孤独な日々を送りながら、彼は痛みと向き合い続けていた。
数ヶ月後、偶然立ち寄ったゲイサウナでジュールズはプレストンと再会する。ドラァグ姿ではない彼を、プレストンは気づかぬまま誘う。かつて憎悪に駆られジュールズを襲った男が、実は自身のセクシュアリティを隠していたことを知ったジュールズ。彼はその矛盾を暴き、復讐を果たすため、密会の様子を記録しようと計画する。
ところが、密会を重ねるたび、プレストンの暴力的な仮面の奥にある脆さと葛藤が浮かび上がる。プレストンの本質に触れるたび、ジュールズの心にもまた説明のつかない感情が芽生え始める。待ち受けるのは復讐か、それとも──。
映画概要
タイトル:FEMME フェム|2023/UK
公開:2025年3月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国公開
監督・脚本:サム・H・フリーマン、ン・チュンピン
出演:ネイサン・スチュワート=ジャレット、ジョージ・マッケイ、アーロン・ヘファーナン、ジョン・マックレア、アシャ・リード
公式サイト:https://klockworx.com/movies/femme/
コメント