ユーロビジョン2026に向けて
今年の国内選考会にも多くのアーティストが参加し、代表の座をかけて熱いパフォーマンスを繰り広げました。完成度や魅力といった面では、全体に偏りがあり、面白い国内選考会とそうでないものの差が大きかったようにも感じました。
とは言え、その中には惜しくも代表には選ばれなかったものの、観客や視聴者の心をつかんだ魅力的なアーティストたちも少なくありませんでした。
昨年もユーロビジョン2024の国内選考会のお気に入りトップ10をご紹介しましたが、今年も国内選考会の出場者の中から、個人的なトップ10をご紹介します。
その前にイタリアのSanremo 2025でのマムード(Mahmood)のパフォーマンスをご覧ください。マムードは今年のSanremoには出場していませんが、自身の代表曲「Bakugo」「RA TA TA」「Soldi」「Kobra」「Tuta gold」のメロディーを披露しました。めちゃくちゃ格好いいですし、イタリア代表するトップアーティストとしての貫禄を感じました。
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それでは、ユーロビジョン2025の国内選考会からのトップ10をご覧ください。
10位 Malou Prytz – 24K Gold | スウェーデン
10位は、スウェーデンのMelodifestivalen 2025に出場したマロー・プリュッツ(Malou Prytz)。
今回で4回目の挑戦でしたが、今年のMelodifestivalenのレベルが高かったこともあり、曲としては悪くなかったですが、結果は残念ながらHeat 3で4位となり、ファイナルには進めませんでした。
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9位 NIYL – Growth| アイルランド
9位は、アイルランドのEurosong 2025に出場したナイル(Niyl)。
個人的に推しのアーティストで、曲も歌唱力も素晴らしかったですが、結果は残念ながら5位でした。曲とビジュアルとのギャップが少し大きかったのかもしれません。
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8位 Måns Zelmerlöw – Revolution| スウェーデン
8位は、スウェーデンのMelodifestivalen 2025に出場したモンス・セルメルロー(Måns Zelmerlöw)。
ユーロビジョン2015で「Heroes」で優勝したモンスは、2度目の優勝を目指して再び挑戦しましたが、最終順位は2位に終わりました。ご覧の通り、「さすが」と言いたくなるような圧巻のパフォーマンスでしたが、楽曲「Revolution」が今一つ意外性という点では少し弱かったのかもしれません。
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7位 Adel the Second – The Unluckiest Boy Alive| デンマーク
7位は、デンマークのMelodi Grand Prix 2025に出場したアデル・ザ・セカンド(Adel the Second)。
アデル・ザ・セカンドは、スーパーファイナルまで進み、最終順位は3位でした。ミュージカルのワンシーンを思わせるような楽曲「The Unluckiest Boy Alive」はキャッチーで、彼のソフトな歌声や楽しげなダンスパフォーマンスが印象的でした。
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6位 J Kbello – V.I.P. | スペイン
6位は、スペインのBenidorm Fest 2025に出場したジェイ・ケイベロ(J Kbello)。
とにかくイケメンのJ Kbelloですが、楽曲「V.I.P」も良かったですし、ステージパフォーマンスも素晴らしかったですが、結果は3位でした。来年以降に期待しましょう。
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5位 Olly – Balorda nostalgia
5位は、イタリアのSanremo 2025に出場したオーリー(Olly)。
オーリーはSanremo 2025では「balorda nostalgia」で優勝しましたが、自身のツアーとユーロビジョンの日程が重なってしまったため、イタリア代表を辞退しました。
バラード曲の「balorda nostalgia」は、初めて聴いたときは正直あまりピンときませんでしたが、2回、3回と聴くうちに味わいが増し、本選でも十分に戦える楽曲だと感じました。辞退は少しもったいない気もしますが、個人的にはとても好みのタイプのバラードです。
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4位 SCARLET – Sweet N’ Psycho| スウェーデン
4位は、スウェーデンのMelodifestivalen 2025に出場したスカーレット(Scarlet)。
今年で2回目の挑戦となった、カリスマ性のあるヘビーメタルデュオ・スカーレット。存在感も歌唱力も申し分なく、これからの活躍が楽しみですが、結果は7位でした。「Sweet N’ Psycho」のようなパンチの効いた曲は、ロック系サウンドが少ないユーロビジョン2025大会にこそ必要な曲だったかもしれません。
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3位 Meira Omar – Hush Hush| スウェーデン
3位は、スウェーデンのMelodifestivalen 2025に出場したメイラ・オマー(Meira Omar)。
Final qualからファイナルに進み、最終順位は10位でしたが、「ハッシュ ハッシュ ボン ボン チキチキ♪」のボリウッド風の踊りやステージパフォーマンス演出は他のアーティストにはない素晴らしいものになっています。
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2. Heaven Sent – Kristy Spiteri| マルタ
2位は、マルタのMESC 2025に出場したクリスティ・スピテリ(Kristy Spiteri)。
期待以上の面白さを見せてくれた今年のMESC 2025。その中でも惜しくも2位となったクリスティ・スピテリの「Heaven Sent」は、とても印象的な楽曲でした。クリスティの圧倒的な歌唱力はもちろんのこと、オペラの要素を取り入れた楽曲自体も非常にオリジナリティにあふれていて、本選でも間違いなく上位に食い込めるものだったと思います。
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1. Klara Hammarström – On and On and On| スウェーデン
やはり1位は、スウェーデンのMelodifestivalen 2025に出場したクララ・ハンマシュトレム(Klara Hammarström)。
今回で4度目のチャレンジとなり、「今年こそスウェーデン代表に!」と個人的に応援していたのですが、最終順位は4位でした。
ファイナルのパフォーマンスではやや緊張しているようにも見えましたが、それでもクララらしさが光る素晴らしいステージでした。
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