「性別適合手術」が違法か合法を争った実話にもとづく物語『ブルーボーイ事件』|2025年11月14日(金)公開

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「性別適合手術」が違法か合法を争った実話にもとづく物語『ブルーボーイ事件』が2025年11月14日(金)公開されます。

『ブルーボーイ事件』の舞台は1965年の東京。性別適合手術を受けて女性として生きる人々が、法律の狭間で苦しむ中、手術を行った医師の逮捕をきっかけに、証言を求められた当事者たちが自分らしく生きることの意味と社会の偏見の中で葛藤する姿を描いた物語です。

ブルーボーイ事件は、1960年代に実際に起こった事件です。1964年の東京オリンピックに備えるとして、街の浄化運動がさかんになり、警察は売春の取り締まりを強化していました。その中で、少数ながら、性別適合手術を受けた後に売春をする戸籍上の男性たち(ブルーボーイ)がいました。彼らは法的には「男性」として扱われるため十分に取り締まることができず、警察や検察は手術を行なった医師を逮捕し、違法性を問うことで「元を断とう」としたのです。

本作は、11月14日(金)の全国公開に先駆けて、第38回東京国際映画祭で11月4日(火)、5日(水)に上映されます。なお、11月4日(火)の上映の際は、監督をはじめ出演者の方々の舞台挨拶も予定されています。

監督を務めたのはトランスジェンダーである自らの経験をもとに製作した『僕らの未来』や『フタリノセカイ』、『世界は僕らに気づかない』といったクィア映画を手がけてきた飯塚花笑kasho_iizuka)監督です。

主役のサチを中川未悠さん、サチの恋人・若村を前原滉さん、弁護士の狩野を錦戸亮さん、ブルーボーイたちに手術を行っていた医師・赤城を山中崇さん、サチがかつて働いていたゲイバーの同僚・アー子をイズミ・セクシーさん、そしてブルーボーイたちの元締めを中村中さんが演じています。

このほかにもブルーボーイのベティーを真田怜臣さん、ユキを六川裕史さん、ツカサを泰平さん、サチが務める喫茶店のマスター・岡辺を渋川清彦さん、検事の時田を安井順平さんが演じています。

 
 
 
 
 
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『ブルーボーイ事件』は、11月14日(金)全国公開です。是非、ご覧ください。

東京オリンピック、大阪万博に沸いた頃の日本でその事件は起きた。この事件の裁判では、ある人間の“幸せか不幸か”が争点となり延々と議論された。そんな裁判は後にも先にも存在しない。知られざる性的マイノリティの歴史がここにある。これは事実に基づく物語。

映画概要
タイトル:ブルーボーイ事件 | 2025/日本
公開:2025年11月14日(金)全国公開
監督/脚本:飯塚花笑
脚本:三浦毎生、加藤結子
音楽:池永正二
出演:中川未悠 前原 滉 中村 中 イズミ・セクシー 渋川清彦 山中 崇 安井順平 錦戸 亮 真田怜臣 六川裕史 泰平 渋川清彦 安井順平
公式サイト:https://blueboy-movie.jp/
X:https://x.com/blueboy_movie/

この記事を書いた人

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ややエンタメ寄りの情報が多めですが、日本のゲイの方々のライフスタイルに少しでも役立てばと、このサイトを運営しています。

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