待望のユーロビジョン・ソング・コンテスト2021
ついに今月18日(火)、20日(木)、22日(土)にオランダ、ロッテルダムで開催されるユーロビジョン・ソング・コンテスト2021。
新型コロナウイルスの影響が心配されるの中、オランダ政府は、ファン、クルー、参加者の健康と安全が確保できる厳しい条件のもと、開催会場であるアホイ・ロッテルダムの収容可能人数を20%に抑えた最大3,500人の観客を入れての開催を発表しました。ただし、今後のコロナの状況に応じて無観客になる可能性もゼロではないとのことです。
今年は39ヶ国が参加し、18日(火)のセミファイナル1では、16ヶ国のうち10ヶ国の代表がファイナルに進出、20(木)のファイナル2では、17ヶ国のうち10ヶ国の代表がファイナルに進出、22日(土)のファイナルでは、Big Fiveのフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスとホスト国のオランダ、各セミファイナルから10ヶ国の計26ヶ国の代表が優勝を目指して競い合います。
今回は18日(火)のセミファイナル1に出場する16ヶ国からファイナル出場するかもしれない(出場してもらいたい)10ヶ国の予想をご紹介します。
セミファイナル1は、16ヶ国から10ヶ国がファイナルへ
こちらがセミファイナル1に参加するアーティストとパフォーマンスの順番になります。
オーストラリア代表のモンテーニュ(Montaigne)は、残念ながら新型コロナウイルスの影響でオランダまでの渡航ができないとのことで、自国から事前録画のパフォーマンスで参加することになりました。
順番 | 国 | アーティスト | 曲 |
1 | Lithuania リトアニア |
The Roop | Discoteque |
2 | Slovenia スロベニア |
Ana Soklič | Amen |
3 | Russia ロシア |
Manizha | Russian Woman |
4 | Sweden スウェーデン |
Tusse | Voices |
5 | Australia オーストラリア |
Montaigne | Technicolour |
6 | North Macedonia 北マケドニア |
Vasil | Here I Stand |
7 | Ireland アイルランド |
Lesley Roy | Maps |
8 | Cyprus キプロス |
Elena Tsagrinou | El diablo |
9 | Norway ノルウェー |
Tix | Fallen Angel |
10 | Croatia クロアチア |
Albina | Tick-Tock |
11 | Belgium ベルギー |
Hooverphonic | The Wrong Place |
12 | Israel イスラエル |
Eden Alene | Set Me Free |
13 | Romania ルーマニア |
Roxen | Amnesia |
14 | Azerbaijan アゼルバイジャン |
Efendi | Mata Hari |
15 | Ukraine ウクライナ |
Go_A | Shum (Шум) |
16 | Malta マルタ |
Destiny | Je me casse |
これまで紹介したお気に入りのアーティストの内、セミファイナル1に出場するアーティストは黄色の色をつけた7組です。
これまで紹介したお気に入りの12組のアーティストはこちらをご覧ください。
残りの3枠については、悩みに悩んだ末、リトアニアのザ・ループ(The Roop)、ロシアのマニジャ(Manizha)、アゼルバイジャンのエフェンディ(Efendi)の3組を選んでみました。また、オーストラリアのモンテーニュ(Montaigne)の「Technicolour」のMVが公開されたので併せてご紹介します。
Montaigne – Technicolour – Australia 🇦🇺
オーストラリア代表のモンテーニュ(Montaigne)。
ユーロビジョンのMVは、Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras Paradeでのライブ映像でしたが、こちらの「Technicolour」のMVも追加されました。前述の通り、モンテーニュは、残念ながら新型コロナウイルスの影響でオランダまでの渡航ができないとのことで、自国から事前録画のパフォーマンスで参加することになっています。
ユーロビジョンでの前評判は割れているところですが、LGBTQ+のユーロビジョンファンからは、コロナ禍においてこのキャッチ―でパワフルな「Technicolour」はまさにユーロビジョンにピッタリの曲だとかなり厚い支持を得ています!
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The Roop – Discoteque – Lithuania 🇱🇹
リトアニア代表の3人組のダンス・ロック/ポップバンドのザ・ループ(The Roop)。
ザ・ループは2014年に結成され、ボーカリストのVaidotas Valiukevičius、パーカッショニストのRobertas Baranauskas、ギターリストのMantas Banišauskasの3人で活動しています。
これまでユーロビジョンの国内選考会には3回挑戦しており、2018年は「Yesm I Do」で3位となり、2020年は「On Fire」で優勝し、念願のリトアニア代表となりました。しかし、新型コロナウイルスの影響で2020年大会がキャンセルとなったため、新たに選考会に「Discoteque」を引き下げファイナルから出場し、晴れてユーロビジョン2021での代表の座を獲得しました。
ご覧いただければお分かりの通り、一緒に踊りたくなるようなユーロビジョンにピッタリの楽しい曲です。ユーロビジョンでのパフォーマンスも楽しみです。
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Manizha – Russian Woman – Russia 🇷🇺
ロシア代表でタジキスタン系ロシア人のシンガーソングライターのマニザ(Manizha)。
マニザはタジキスタン生まれで、1994年にタジキスタンの内戦から逃れるためにロシア、モスコに移り住みました。歌手として子供の頃から様々な歌唱コンテストに出場し、グループでも活動していました。グループ脱退後は、ロンドンやニューヨークでゴスペルの勉強をし、2016年からソロとして活動を始め、これまで2枚のソロアルバムと1枚のEPをリリースしています。
マニザはLGBTコミュニティーに対して積極的に支援を行っており、2019年のプライド月間にオンライン・クィア・マガジンの 「Otkritiye(Open)」に出演しました。その結果、約1万人ものフォロワーが彼女のインスタグラムのフォローの解除を行いましたが、その後もマニザは2020年のOtkritiyeのデジタル・プライドやサンクト・ペテルブルグでのクィアフェストでパフォーマンスを行っています。
ユーロビジョン2021では、ユーロビジョン2020の代表のリトル・ビッグ(Little Big)に代わり出場します。マニザのユーロビジョンのMVの再生回数は、他のアーティストと比べて断トツの890万回を超えております。
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Efendi – Mata Hari – Azerbaijan 🇦🇿
アゼルバイジャン代表でシンガーのエフェンディ(Efendi)。
サミラ・エフェンディ(Samira Efendi)という名前でも知られていますが、ユーロビジョン2021ではエフェンディとして出場しています。アゼルバイジャンの代表は、アゼルバイジャンの民営放送局 İctimai Televisionによる内部選考で決定されており、ユーロビジョン2020に出場予定だったエフェンディが引き続きユーロビジョン2021の代表として選ばれました。
エフェンディはこれまで国内外で活躍しており、アゼルバイジャンのThe Voice(2015-2016)では3位となり、2017年には国際的歌唱大会のSilk Way Starmに同国代表として出場し3位、2019年にはカザフスタンで開催されたVoice of Nur-Sultanにも同国代表として出場しています。
民族的でオリエンタルな要素を取り入れたエフェンディの「Mata Hari」のMVは出場者の中で4番目に再生回数が多く、現時点で410万回を超えています。
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