最初の同性婚は2022年7月から
スイスは、2020年12月に同性婚合法化を盛り込んだ民法典改正案を可決しました。
同法案は、女性カップルへの生殖補助医療の解禁や、外国人パートナーのスイス国籍取得手続きの簡素化、同性カップルの養子縁組なども可能とするものでした。
憲法には婚姻を誰に認めるかは記載されていなため、憲法改正の必要もなければ、国民投票も必要ありませんでしたが、スイス国民党とスイス民主同盟により法改正に反対するリファレンダムを提起したため、今回、国民投票が実施されることとなりました。
先週日曜日の9月26日に行われた同性婚合法化案に関する国民投票は、賛成64.1%、反対35.9%、全26州で賛成が反対を上回りました。投票率は52.6%でした。
カリン・ケラー・ズッター(Karin Keller-Sutter)連邦司法・警察相は、同性カップルは2022年7月1日から婚姻が可能となると述べています。
現時点で、スイスでは約11,500組のカップルがシビル・パートナーシップを結んでいるとのことです。
#スイス で26日、#同性婚 の合法化の是非を問う国民投票が実施され、#賛成 が6割を超えました。2022年7月から、同性カップルには結婚と養子縁組の完全な権利が認められます。この #歴史的 な投票により、🇨🇭は世界で29番目に同性婚が合法化された国となりました。https://t.co/zlveAMZmrL
— Swiss Embassy Japan (@SwissEmbassyJP) September 28, 2021
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