ゲイカップルと娘の前に現れた不気味な4人組
『シックス・センス』『サイン』などで知られるM・ナイト・シャマラン(M. Night Shyamalan)監督の最新作『ノック 終末の訪問者(Knock at the Cabin)』の予告編が公開されました。
原作は、ホラー作家ポール・G・トレンブレー(Paul G Tremblay)の「The Cabin at the End of the World」です。
夏休みに静かなニューハンプシャーの湖畔のキャビンに滞在中の7歳の女の子ウェン、その養父であるゲイカップルのアンドリューとエリックの3人家族の前に、世界滅亡を回避するために協力を求めるレオナルド、レドモンド、サブリナ、エイドリアンと名乗る不気味な4人組が現れることでストーリーが展開されていきます。
アンドリュー役にはオープンリーゲイで日本でもお馴染みの「glee/グリー」や「Looking」、最近ではSex and the Cityの「And Just Like That…」にもゲスト出演しているジョナサン・グロフ(Jonathan Groff)、エリック役には2020年にゲイであることをカミングアウトしたイギリスの俳優で個人的にお気に入りのドラマ『Fleabag』にも出演してるベン・オルドリッジ(Ben Aldridge)が演しています。ベン・オルドリッジは後日改めて紹介しようと思っている今年12月に公開される(日本公開未定)実話に基づいたゲイロマンス映画『Spoiler Alert』で主演を務めています。アンドリューとエリックの娘のウェン役は、子役のクリスティン・キュイ(Kristen Cui)が演じています。
謎の4人組のレオナルド役を元プロレスラーで現在俳優として活躍してるデイヴ・バウティスタ(Dave Bautista)、レドモンド役をハリーポッターでロン役を演じたルパート・グリント(Rupert Grint)、サブリナ役をアビー・クィン(Abby Quinn)、エイドリアン役をニキ・アムカ=バード(Nikki Amuka-Bird)が演じています。
クィア映画となると恋愛もの、コメディー、ドラマ、ミュージカルといったジャンルを思い浮かべがちですが、ゲイカップル家族がホラー映画に登場するというのが新鮮が感じがします。ただ、海外ではゲイやレズビアンなどのカップルに子供がいることが日本に比べると珍しいことではないことを考えると、ホラー映画で標的となるのが必ずしも異性間カップル家族である必要もなく、ゲイカップル家族が標的になってもおかしくない(自然な)設定ですし、むしろなぜ今までなかったのか(もしかしたらあったのかもしれませんが)とも思ったりもします。
アメリカでは2023年2月3日に公開となっており、日本では4月7日(金)に公開が決定しました。日本語版予告及び、英語版予告編2つをご覧ください。
Amazonプライムで2023年10月28日(土)から配信スタートしました。
ゲイカップルのアンドリューとエリックが娘のウェンと人里離れたキャビンでバカンスを過ごしていたところ、4人の武装した人々によって人質に取られてしまう。ウェン一家は彼らから世界の滅亡を回避するために想像を絶する選択を迫れることになるが・・・。
映画概要
タイトル:ノック 終末の訪問者(Knock at the Cabin)
公開:2023年4月7日(金)日本公開
原作:ポール・G・トレンブレー「The Cabin at the End of the World」
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:デイヴ・バウティスタ、ジョナサン・グロフ、ベン・オルドリッジ、ニキ・アムカ=バード、アビー・クイン、ルパート・グリント、クリステン・キュイ
公式サイト:https://knock-movie.jp/
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