同性愛が違法の国は67ヶ国
Human Dignity Trustによると、2023年2月時点、67ヶ国で同性愛行為を取り締まる刑法があります。
2020年12月時点では「69ヶ国」として紹介しておりましたが、この中には、インドネシア、パレスチナ/ガザ地区、クック島を含めていなかったので、それらを含めると「72ヶ国」となります。
2020年12月以降、アジアでは、ブータン(2020年12月)、シンガポール(2022年11月)、アメリカ大陸では、アンティグア・バーブーダ(2022年7月)、セントクリストファー・ネイビス(2022年8月)、バルバドス(2022年12月)の合計5ヶ国で同性愛が違法ではなくなりました。
アフリカ、アジア、アメリカ大陸、オセアニアで同性愛が違法の国々は以下の通りです。
アフリカ(32ヶ国)
アルジェリア、ブルンジ、カメルーン、チャド、コモロ、エジプト※1、エリトリア、エスワティニ、エチオピア、ガンビア、ガーナ、ギニア、ケニア、リベリア、リビヤ、マラウイ、モーリタニア、モーリシャス、モロッコ、ナンビア、ナイジェリア、セネガル、シエラ・レオネ、ソマリア、南スーダン、スーダン、タンザニア、トーゴ、チュニジア、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ
※1 同性愛行為を犯罪とする法律はないが別の法律によって事実上違法となる
アジア・中東(22ヶ国)
アフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、インドネシア (※1)、イラク(※2)、イラン、クウェート、レバノン、マレーシア、モルディブ、ミャンマー、オマーン、パキスタン、パレスチナ/ガザ地区(※3)、カタール、サウジアラビア、シンガポール、スリランカ、シリア、トルクメニスタン、アラブ首長国連邦、ウズベキスタン、イエメン
※1 州によっては同性愛行為が犯罪とされている
※2 同性愛行為を犯罪とする法律はないが別の法律によって事実上違法となる
※3 ガザ地区のみ
アメリカ大陸(6ヶ国)
アンティグア・バーブーダ、バルバドス、ドミニカ共和国、グレナダ、ガイアナ、ジャマイカ、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン
オセアニア(7ヶ国)
クック諸島、キリバス、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル
同性愛行為を死刑とする法律がある国
モーリタニア、パキスタン、カタール、アフガニスタン、ブルネイ、アラブ首長国連邦、イラン、サウジアラビア、イエメン、スーダン、ナイジェリア、ソマリア、ウガンダ(2023年5月追加)
※イランとサウジアラビアでは、死刑執行をした過去がある。
※イラク:同性愛者を対象とした死刑執行の法律はないが、民兵などによる死刑が執行された。
スリランカ政府、同性愛の非犯罪化法案を支持
木曜日(2 月9日)、スリランカ政府のアリ・サブリー外務大臣がThe Daily Morningに次のように語った。 「スリランカ人民戦線の議員とPremnath C. Dolawatte弁護士主導による議員立法法案があります」
「政府は、同性愛関係を非犯罪化するという政府の立場を支持します。しかし、私たちは未だ同性婚を合法化していません」
「しかし、私たちは非犯罪化を目指します。そのためのコンセンサスは多くあり、それらを議会に持ち込ませてください」
セイロンのイギリス植民地支配を思い起こさせる同国の刑法の下で、第365 条は現在、「男性、女性、または動物の自然の秩序に反する性交渉」を犯罪とし、最大10年の懲役刑を科しています。
135年以上前のイギリスの法律は、スリランカの最高裁判所によって法的強制力のないとの判決が下されましたが、帳簿には残っています。
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