幸せの国、ブータンで同性愛がついに非犯罪化に

スポンサーリンク

幸せの国、ブータン

ブータンは、2011年にブータンのワンチュク国王夫妻が来日したことでメディアでも「幸せの国」として取り上げれました。2017年には眞子さま、昨年の2019年には秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さまもブータンを公式訪問しています。

ブータンでは、先代の国王によって「国民総幸福量(Gross National Happiness 略してGNH)」という独自の指標を採用されています。

このGNHという概念は「豊かであることが必ずしも幸せではないが、幸せであると段々豊かだと感じるようになる」と先代の国王が言っていたように、一般的な発展が、経済成長を最終目的として強調するのに対し、人間間社会の発展とは、物質的な発展と精神的な発展が共存し、互いに補い合って強化していったときに起こるものだ、という考えに基づいています。

しかし、ブータンの刑法(第213条と214条)では同性間の性行為など、いわゆる「ソドミー」と呼ばれるものが「自然の摂理に反する性行為」として規定されていました。

ブータンの国民議会(下院)で同性愛を違法とする刑法の項目削除が賛成多数で可決されたのは2019年6月になります。6ヶ月後の国家評議会(上院)ですんなりとは可決されず、審議の結果、2020年2月に修正可決をしたため、下院に法案が戻されました。しかし、下院が上院からの56の修正項目のうち32項目を却下したことで、最終的には連合委員会で審議され、両院の合同会議を経て可決されました。

今回この刑法改正がブータン議会で可決されたことで、国王の承認をもって立法化されることとなります。

ブータンのLGBTQのコミュニティーに「幸せ」が訪れることを願います。

同性愛が非犯罪化に

12月10日、ブータンがこれまで同性愛を「不自然な性行為」にあたるとして違法としてきた刑法の2つの条項を撤廃し、同性愛を犯罪の対象から除外することとした。これらの法律が実際に施行されからの数年もたっており、有罪となった人々はこの刑法によって刑務所で1ヶ月から1年間服役することになっていただろう。

議会がここ12ヶ月以上にわたって法案を審議し、ブータンの国家評議会(上院)の国民議会(下院)は同性愛を犯罪の対象から除外する決断を下した。

今回の法改正を進める25名議員から構成されている連合委員会の1人で副議長を務めるウゲン・ワンディ議員は、国会議員69名のうち63人が賛成に投じ、6人が不在であったと述べた。

「同性愛は今や”不自然な性行為”であるとは考えられていません」とブータンの首都、ティンプーからロイターからの電話インタビューで答えた。この法改正はブータン国王であるジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王の承認を得て立法化される。

ブータン王国はとても小さく、ヒマラヤ山脈のあたりに位置し、人口は約80万人でほとんどが仏教徒である。ブータンは従来の経済的尺度ではなく、「国民総幸福量」という指標によって豊かさを計測することで世界的にも有名である。この新しい変化の観点から、ブータンは近い将来、婚姻法の改正やジェンダーニュートラルな言葉を使った提言を検討している。

これらの法改正が審議され、ブータン国王からの承認を待っている間もLGBTQIコミュニティーのメンバーらは、就職や住まいおいて性的指向やジェンダーに関連した差別を受けており、コンバージョン・セラピーの対象にもなっている。

関連記事:BHUTAN DECRIMINALISES HOMOSEXUALITY

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
スポンサーリンク
広告(大)
広告(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする