韓国の大統領「本命」候補が同性愛に反対

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韓国の大統領有力候補が同性愛に反対

5月9日の大統領選挙でリベラルな候補者として立候補してる文在寅(Moon Jae-in)氏の生放送のテレビ討論会での発言は支持者に衝撃を与えた。

AP通信社によると、最近の世論で中道派対立候補の安哲秀(Ahn Cheol-soo)氏にリードを縮められているかつての人権派弁護士は、同性愛に反対するかどうかを問われ、文氏は「反対する」と答えたとのこと。文氏は再度尋ねられると、「もちろん」と答えた。

また、彼はゲイの軍人の存在は軍隊を弱化させるという保守派の候補者、洪準杓(Hong Joon-pyo)氏の考えに賛同している。

今月初旬、韓国軍人権センターによると、陸軍参謀長の張遵規(Jang Jun-kyu)大将は、軍隊内のゲイを探し出す追跡プロセスを開始した。キャンペーン団体は、このプロセスには出会い系アプリで偽のプロフィールを設定し、軍人を追跡し、対象者を公にすることも含むと述べている。

そのプロセスで50名の軍人を特定したと言われており、そのうち20名の軍人が現在、韓国の反同性愛の法律のもと嫌疑がかけられている。

また、文氏は討論会において同性婚への反対を強調した。

韓国では、同性婚は法的に認められていない。

昨年、裁判官は著名なゲイの映画監督とそのパートナーによる同性婚の法的地位を求めた訴訟を却下した。

討論会の後半で、文氏は、「同性愛による差別」には反対しているとも述べた。

ゲイの権利活動家のチョン・ヨル(Jung Yol)氏は、「文氏は、生中継テレビでのコメントについて、謝罪と訂正をすべきである。」と述べた。

「彼が言ったことは明らかにヘイトスピーチであり、選挙選勝利に向けて支持を集める候補者である以上、彼の発言は人々への考えに影響してきます。」

文氏がコメントをした後、LGBT権利活動家らは、首都ソウルで開催された候補者キャンペーンのイベントに虹色の旗を掲げて表れた。

彼らは「ヘイト発言を謝罪しろ」と叫び、「私の存在を敵視しているのか?」と文氏に詰め寄った。

韓国のLGBT団体「同性愛者人権連帯(Solidarity for LGBT Human Rights of Korea)」によると、抗議活動を受けて力尽くでその場から引きづり出され、13人が拘束されたという。

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