イギリスのLGBTの親が子育てしやすい街に関する調査

地元にいつでも戻れるように

ここ最近では、都道府県の「魅力度ランキング」や「住みよさランキング」など自治体がランキングづけがされており、メディアでも色々と取り上げられたりしています。

東京一極集中によって、地方における少子高齢化と人口減少は年々深刻化しています。地方自治体は地域住民はもちろん、地域の担い手となり得る新婚世帯や子育て世帯をはじめ、移住者に向けた支援制度の充実を図り、暮らしやすさや地方生活の魅力や可能性などをアピールしています。これにより、自治体間における競争が過熱化し「人口の奪い合い」とも言われたりしています。

とは言え、結婚ができるわけでもなく、子供もいないゲイの私はこれらのランキングについては他人事のように思っていました。ただ、この先もし親の介護が必要となり、急に実家に戻ることになったらどうなるのか、便利な東京での暮らしを長年経験してしまった今、地元生活にちゃんと順応できるのかといった不安はありました。

そこで、実家もそれほど東京から遠いわけではないので、「もしも」のことを想定して、1年前くらいから休日に実家に帰る回数を増やしてみました。実家に帰る回数が増えれば、昔の記憶も徐々に現在の情報にアップデートされていきますし、地元ではもっぱら車移動なので、ペーパードライバーから脱却し、行動範囲も広がりました。現在は地元に完全に戻ったわけではないので偉そうなことは言えませんが、東京には東京の良さ、地元には地元の良さがあり、東京だからできること、地元だからできることも多くあります。とりあえず、私はもう少しこの二つの「いいとこ取り」を楽しんで、それぞれの場所での時間を大切にしたいと思っています。

住みやすい街って

現在、日本には渋谷区、世田谷区、伊賀市、宝塚市、那覇市、札幌市の6つの自治体で同性パートナーシップ宣誓・証明制度があります。もし私がその制度を利用するために引っ越しをするかと聞かれれば、今のところは「NO」ですし、現実的には職場へアクセスや日常生活における利便性(買い物、公共交通、周辺環境)の方がプライオリティーは高いと思います。これらの制度は法的拘束力はないもの、自治体内でのサービスや民間サービスを受けるうえでの利点においてはこれからも広がりがあるものだと思います。もし、現在、住んでいるところで制度が導入されたら、パートナーと相談はしてみたいと考えています。

個人的な意見としては、私のようなゲイにとっては必ずしも「住みやすい街=支援制度が充実している」というわけではないのかなと思います。また、住む場所に求める条件をあげたらきりがないですし、完全に条件に合う場所を見つけたからといって必ずしも「住みやすい街」にもならないと思います。自治体側はわざわざ自分の街のことについて悪いことは言わないものですし、住んでからのミスマッチを回避するためにも、もし気になる街があるなら住んでいる人の話を聞いてみたり、事前に現地に足を運んで、自分の目で見て体感してみたほうが良いと思います。実際のところは、住んでみないとわからないというのもありますし、住んだ後にどれだけその場所に愛着や興味をもてるのかによって「住みやすさ」は変わってくるものだと思います。そう考えると「住めば都」と感じられるかどうかは、自分次第なところがあるのかもしれませんね。

今回は、UKにおいてLGBTの親が子育てをするにあたって住みやすい街に関する調査についての記事をご紹介します。

ロンドンがLGBTの親が子育てをするのに一番良い街に

新しい調査によって、LGBTの親が生活するにあたって一番良い街が明らかになった。

2,000人の調査対象者のうち、驚くことに75%もの人が、LGBTの親が子育てをするのにロンドンが一番良い街であると答えている。

Lifecakeによって行われた調査では、首都が一番クィア・フレンドリーな環境となった。

意外かもしれないが、ブライトン(イングランド南東部)が2番目、3番目にはマンチェスター(イングランドの北西部)、4番目にはオックスフォード(イングランド東部)が選ばれ、ヨークシャーのブラッドフォード(イングランド北部)が続いている。

ベルファスト(北アイルランドの首府)は最下位となった。

「UKの家族の動態は、従来の核家族から転換し、比較的短期間で劇的な変化を経験している。」とLifecakeの共同創設者であるエド・ボタリル氏はGay Timesに述べた。

「我々の調査は、いかに社会的態度がこれらの新しい家族のかたちを反映するように進化してきたかを示しています。」

調査は、2007年から2008年にかけてたった80件であったLGBTの親による養子縁組の件数が2015年から2016年にかけては450件にも及んでいることも明らかにした。

今回の調査では、LGBTの家族についてだけではなく、現代の家族に対する姿勢についても観察している。

おおよそ70%の男性と65%の女性は、10年前と比べると男性が育児により積極的に参加しているということで同意しており、調査に参加した42%の若者は、ジェンダー・ニュートラルな育児を支持していると答えている。

統計によると、1993年時点で11.1万人だった専業主夫は2017年には23.2万人になり、急激な上昇が見られる。

これは、UKにおける2016年のすべての養子縁組のうち、9.8%が同性の親によるものであり、イングランドの件数は、スコットランドとウェールズを合計した件数のおよそ9倍にも値する。

関連記事:This UK city has been voted the best place for LGBT families to live

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