ジョン・ベンジャミン・ヒッキー主演、ジェネレーションギャップからの気づきを描くゲイ映画『Sublet』

映画
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年齢も価値観も異なる2人のゲイ

近年のストリーミングサービスの普及により、以前に比べると国内外の様々なジャンルの作品を見ることができます。

それでもまだまだ日本で見れないLGBTQ+関連作品はあります。

既に紹介はしていますが、新たに予告編が公開された映画『Sublet』をご紹介します。

まず映画のタイトルになっている「Sublet」は日本語に訳すと「また貸し/転貸」になります。この映画はタイトル通り、アメリカからイスラエル、テルアビブを訪れている主人公のマイケルが、映画学校の学生のトマーが転貸するアパートに滞在するところからストリーが始まります。

『Sublet』の監督・脚本を務めたのは、2006年に過去10年間で最も多大な功績を残したユダヤ映画を作った者に与えられるDecade Awardを受賞し、『Yossi & Jagger』、『The Bubble』、『Cupcakes』などの作品を手掛けたイスラエル人でオープンリーゲイのエイタン・フォックス(Eytan Fox)。

マイケルを演じるのは、アメリカの俳優でオープンリーゲイのジョン・ベンジャミン・ヒッキー(John Benjamin Hickey) 、マイケルの滞在先の家主のトマーはイスラエルのイケメン俳優、ニーヴ・ニシームNiv Nissim)が演じています。ニーヴはもちろんのこと、ジョンが渋くて格好良すぎます。

一般的に、年を取ると頑固な面が出てきたり、変化に対応するのに時間がかかったり、場合によっては変化を恐れたりすることもあります。一方で若者は変化に柔軟に対応し、時に無謀と思えるようなことにも果敢に挑戦する勢いを持っています。そんな相反する年配者と若者ではありますが、むしろ年齢差があったり、相手が今の自分にないものを持っていたりすることで、「変わってみよう」と思う切っ掛けが生まれたりすることもあります。そこには信頼関係のような関係性があってのことかもしれませんが、相手を受け入れることはもちろんのこと、自分から心を開くこと、素直になることも重要なのかもしれません。

そんなことを思わせてくれるような素敵な映画です。日本での上映は未定ですが、7月からはオン・デマンドで公開されるようなので日本でも見れることを期待しましょう。

ニューヨークタイムズの旅行コラムニストのマイケルは、仕事でイスラエル、テルアビブに5日間滞在することになる。マイケルはエイズ危機のピーク時のニューヨークに関する本を書いたかつてののベストセラー作家であり、実際、彼はその時期に親友をエイズで亡くしていた。マイケルはテルアビブでホテルに滞在する代わりに、金欠の映画学校の学生であるトマーが転貸する人気のエリアにあるアパートに滞在することになる。2人はジェネレーションギャップを感じながらも5日間の交流を通してそれぞれ相反する人生観を見直すことになる。

映画概要
タイトル:SUBLET
国:ISRAEL / USA
監督:Eytan Fox
脚本:Eytan Fox、Itay Segal
出演:John Benjamin Hickey、Niv Nissim、Lihi Kornowski、Miki Kam、Omri Loukas、Tamir Ginsburg
Website:https://www.subletmovie.com/
Instagram:https://www.instagram.com/sublettlv/

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