自分のポジションがイマイチわからない。ウケ?タチ?それともリバ?これって大丈夫なの?

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自分のポジションは?

ゲイに方々にとって重要な申告事項の一つがセックス時のポジションです。

一般的には、「タチ」、「ウケ」、「リバ」です。

自分のポジションについては、ネイティブ・タチ/ウケじゃないですけど、男性とのセックスを経験する前からわかっていた人もいるかもしれませんが、恐らく多くのゲイの方々は数々の経験を通して「自分は○○に違いない」と自身のポジションを明確にしていったのではないでしょうか。

今やゲイの出会い系アプリのプロフィールにはポジションの欄もあり、パートナーやセックスの相手探しには重要な情報であったりもします。ポジションを知らずにいい雰囲気になって、「いざ!」という時に2人とも同じポジションだったら少し気まずくなったりもするかもしれません(恐らくその場はとりあえずヤッちゃうと思いますが)。

ただ、相手に何を求めているかによってはポジションは関係ないですし、友人同士であれば話題の一つにはなるかもしれませんが、赤の他人にポジションを聞かれたら「答えなくちゃいけないの?」と思ったりもします。ゲイの間の挨拶代わりや話のキッカケのようなものと言われてしまえば、「そういうもんかな」とは思いますが、ゲイのセックスが必ずしもアナルセックスが伴うわけではないということも認識しておいたほうが良いでしょう。

とは言え、まだ経験の浅いゲイの中にはそもそも自分がどれに属するのかわからない人もいれば、ゲイの先輩に倣ってどれかに属さなくてはいけないと感じている人もいるかもしれません。しかし、誰かに聞いてその答えが見つかるようなものではないですし、考えて分かるようなものでもありません。

では、どうしたら良いのか?もちろん焦る必要もないです、時間をかけて経験を積んで見極めていけば良いのではないでしょうか。

そんなお悩みについての記事をご紹介します。

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自分はウケなのか?それとも?

こんにちは、ジェイク

僕はゲイの世界に入ったばかりで、自分が落ち着ける場所をまだ探しているところです。僕はアプリでメッセージのやり取りに多くの時間を費やしていて、みんないつも僕に”タチ”、”ウケ”、”リバ”のどれなのかを尋ねてきます。

恥ずかしいことに、自分がどれに属するのかわかりません。僕にはその答えを出せるほどの十分な経験もなく、非常に気まずい経験もしているので、それらをもとに判断すべきかどうかもわかりません。

一番最悪なのは、その中からアイデンティティーを選ぶことにプレッシャーを感じることです。プロフィールのポジション欄をブランクにしておくと、メッセージの相手から最初にそのことを聞かれてしまい、この問題を避けることが難しくなってきました。仲間内でさえも、友人らからの冗談に対して何て答えたらよいかも分かりません。

自分の性的嗜好に対する質問に対してどうやって回答すればよいでしょうか?また、どうしたら自分の好みがわかるようになるのでしょうか?

Lost in the Sack

 

親愛なるLost in the Sack

自分の性的嗜好についての答えを見つけ出すことは誰もが経験する旅です。そして、旅というのは目的地に向けてあなたをあちこち連れていくようなものではなく、むしろ常に進化しているようなものです。

とは言え、あなたは自分が望む経験をすることができ、自分が安心できる方法でもって自分自身を定義することができます。私からお伝えできることは、あれこれと自分自身にプレッシャーを感じることなく、自分が丁度良いと感じるペースでこの探索を進めていければということです。そして、プレッシャーを感じたときは、恐れずにパートナーにそのことを伝えましょう。シンプルに「スローダウンしよう」と伝えるだけで十分です。

自身の分類方法に関しては、ゲイの世界ではセックスの時のポジションとなると、そのアイデンティティーをかなり重要視していることもあり、それは残念なことです。自分のアイデンティティーで自分自身を閉じ込めてしまうと、あなたが100%確実ではない役割を選ぶことによって、本来の自分とは異なるやり方で役割を果たさなくてはいけないと感じるかもしれません。そうではなく、パートナーにはあなたが「まだ見極めている最中である」ということを伝えてください。もしアプリで身元を明かすことへのプレッシャーに耐えられなくなってしまったら、3つともに融通が利く「リバ」と答えれば良いでしょう。「リバ」であれば流れに任せることができますし、その時々に「はい」、「いいえ」と答えられる自由もあります。

性自認や性的指向と同じように、自分自身をより理解し、自分が正しいと感じることをより深く知るにつれて、あなたはいつでも考えを変えられるようにもなります。ある特定の状況において「タチ」であるとラベル付けされたからと言って、別のパートナーとの間ではあなたは「ウケ」をしたほうが良いというわけではありません。もしくは、両方とも楽しんでいるかもしれません。

焦らず、あなたの嗜好についての発見を手助けしてくれるようなパートナーを探してください。そして、恐れずに「わからない」や「状況に応じて」ということを伝えてください。この件についてセラピストや支えになってくれる友人に打ち明けることも良いでしょう。そして、考えというものはいつでも好きなように変えられるということを覚えておいてください。LGBTQの頭文字の「Q」のように、セックスの時の役割の中には、「questioning」を表す「Q」を追加してはどうかと思っています。人生には他にも解明していかなくてはいけないことがあります。とにかく安全にそして、楽しんでください。

ジェイク・マイヤーズ(Jake Myers)は、マリッジ・ファミリーセラピスト(ライセンス有)で、LGBTQのコミュニティーの為の最初のオンラインセラピープラットフォームである”LGBTQ Therapy Space“の創設者でもある。アンティオック大学ロサンゼルス校でLGBT Affirmative Psychotherapyを研究し、臨床心理学の修士号を取得している。

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