3泊4日の新潟旅行
コロナも少し落ち着いてきたので夏休みを利用してパートナーと一緒に新潟旅行に行ってきました。
新潟には学生の頃に部活の合宿とスキーで行ったことはあるのですが、あまりにも昔過ぎてほとんど記憶もなく、久々と言うよりはほぼ初新潟のような旅行でした。
今回の目的は以前から行きたいと思っていた「大地の芸術祭」でした。
芸術祭で有名なのは1年間で3期に分けて開催され、今年で5回目となる「瀬戸内国際芸術祭」ですが、「大地の芸術祭」も同じく有名な芸術祭の1つで、新潟県・越後妻有地域の広大な里山を舞台に20年続く芸術祭です。2000年から3年に1度開催されており、2021年に8回目を予定していましたが、コロナの影響で1年の延期を経て、4年ぶりの開催となりました。
会 期: 2022年4月29日(金祝)~ 11月13日(日)全145日間(火・水曜休み)
開催地: 越後妻有地域 (新潟県十日町市、津南町) 760k㎡
主 催: 大地の芸術祭実行委員会
共 催: NPO法人 越後妻有里山協働機構
公式サイト:https://www.echigo-tsumari.jp/
今回の旅はうちのパートナーが元々新潟に行く予定があったのでそれに合わせて一緒に行ってそれぞれ別日に帰ってくる2泊3日の予定でしたが、久々の旅行だったので交通手段も車に変更し、最終的に3泊4日の旅行となりました。
「大地の芸術祭」の作品は屋内外にあり、屋外は無料ですが、屋内の作品はほとんど有料となり、我々のように2日間くらいかけて多くの作品を見たい方は「作品鑑賞用パスポート」を購入した方が断然お得です。パスポートがあると入館料が無料もしくは割引対象となります。
大地の芸術祭の開催地域は広大で、越後妻有の、十日町、川西、中里、松代、松之山、津南の6つのエリアで構成されています。車を使って作品を見たい方は、ガイドブックやHPを参考に事前にルートと作品が展示されている住所をまとめておくことをお勧めします。また、アプリを活用したり、HP上のモデルコースを参考したり、どの作品を見て回ればいいのか迷っている方はガイド付きのオフィシャルバスツアーに参加したりするのもいいかもしれません。
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それでは、前編では初日、中編では2日目、後編では残りの2日間についてご紹介します。
1日目(エリア:中里→松之山→松代)
中里① Tunnel of Light(N079)
越後妻有を代表する名所の「清津峡渓谷トンネル」にある作品です。通年公開をしていますが、10/29(土)~11/6(日)は要予約期間となります。また、冬季は積雪状況により休坑するとのことです。トンネル自体が大きなアート作品のような感じでとても綺麗でした。入口付近に案内所があり、スタッフの方が今回初めて訪れたと伝えたところ色々と見所を教えてくれました。
中里② 田の玉/白羽毛(N071)& LIKE SWIMMING(N017)
隣同士に展示されている作品で、上が「田の玉/白羽毛」、下が「LIKE SWIMMING」です。
中里③ ポチョムキン(N019)
鉄の大きな壁、白い砂利、ブランコなど全く異なる空間が川沿いに広がっています。
中里④ たくさんの失われた窓のために(N028)
こちらの作品も有名な作品のひとつで、窓から見える風景を通して外に広がる妻有の風景をもう一度発見するための窓です。残念なことに右側のカーテンが強風により捲れたままになっていました。
中里⑤ 日本に向けて北を定めよ(74°33’2”)(N010)
鳥居も大きいのですが、それと同じくらい巨大な作品です。
松之山① 最後の教室(Y052)
昨年の7月に亡くなられたクリスチャン・ボルタンスキー氏とジャン・カルマン氏の作品です。暗闇の世界はまさに異空間でした。
松之山② 家の記憶(Y072)
黒い毛糸を空家の1階から天井裏まで縦横無尽に張り巡らせた作品です。とても不思議な空間でした。
松代① まつだい雪国濃厚文化村センター「農舞台」(D053)
まつだい雪国濃厚文化村センター「農舞台」の館内及び周辺には様々な作品が展示されています。また、越後まつだい里山食堂が併設されており、我々は「里山ブッフェ」を注文し(写真を撮るのを忘れるくらい)お腹いっぱい食べました。
松代② 松代城
作品展示場のスタッフの方に明日は雨が降るかもしれないので、今日行った方が良いとアドバイスをいただき訪れたのが松代城です。途中までは車で行けるのですが、そこから15分ほど急な坂道を登らないといけない場所です。確かに雨が降ってない日に行っておいて良かったです。松代城までの道中にも様々な作品があります。
松代城の1階は、近未来な感じの「憧れの眺望(D377)」、2階は「樂聚第(D378)」、3階は「脱皮する時(D379)」があります。苦労して登った甲斐がありました。
松代③ 脱皮する家(D143)& 星峠の棚田
1日目最後の作品「脱皮する家」は、築150年の古民家の壁、床、柱などいたるところを、彫刻刀で彫ったもので、制作に約2年半を要したそうです。
こちらは近くにある星峠の棚田です。歩いて行かないといけないと思ったら、展望ポイント近くに駐車場がありました。
1日目はこのくらいにして宿泊先へ向かい、温泉にゆったり浸かって疲れた体を癒し、美味しい夕飯をいただきました。
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