サンマリノ、クロアチアの代表が決定
先週末にサンマリノ、日本時間で今朝、クロアチアの代表が決定しました。
サンマリノでは、Una Voce per San Marino(UVPSM)、クロアチアでは、先週から今朝にかけてDora2024のセミファイナルとファイナルが行われました。
それでは、サンマリノ、クロアチアの優勝者をご紹介します。
サンマリノ|Megara – 11:11
サンマリノのUna Voce per San Marinoでは、17組のアーティストが出場し、マガラ(Megara)が「11:11」で優勝しました。
マガラは、スペインのオルタナティブメタルバンドで2015年に結成されました。現在のメンバーは、ヴォーカルのKenzy、ギターのRober、ベースのVitti、ドラムのRa Tacheの4人です。
2015年に1st EP『Muése quien pueda』、翌年に1stアルバム『Siete』、2018年に2ndアルバム『Aquí estamos todos locos』、2022年に3rdアルバム『Truco or trato』をリリースしています。
2023年にはスペインの国内選考会 Benidorm 2023に「Arcadia」で出場し4位となりました。その後、BABYMETALのワールドツアー/EU&UKツアーのゲストとして出演もしています。
UVPSMの代表選考プロセスは少し複雑らしく今年は31ヶ国から700組以上のエントリーがあったそうです。その中からJuryによるオーディションを経てファイナル出場者が決まり、最終的にマガラがサンマリノ代表に決定しました。
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クロアチア|Baby Lasagna – Rim tim tagi dim
クロアチアのDora 2024では、16組のアーティストがファイナルに出場し、前評判の高かったベイビー・ラザニア(Baby Lasagna)がJuryで74点、Televotingで驚異の247点の合計321点を獲得し、2位との点数差239点で優勝しました。
Dora 2024には、昨年のクロアチア代表のレット3(Let 3)が「Baba roga」で出場し、昨年同様に独特のプロパガンダ風な演出でしたが、今年はベイビー・ラザニアがクロアチア代表の座を得ました。優勝したベイビー・ラザニアは、まだ37ヶ国すべての出場者が出揃っていないですが、ユーロビジョン関連のリアクション動画では間違いなく本戦でも確実にトップ5(個人的には優勝候補と思っています)に入ってくると言われています。
ベイビー・ラザニア(本名はマルコ・プリシッチ(Marko Purišić))は、2011年から2016年と2018年から2022年の間、マントラ(Manntra)のメンバーとしてギターを担当していました。2019年には、Dora 2019に「In the Shadows」で出場し4位となりました。
「Rim tim tagi dim」は、新しい旅に出ることを決心し、親や動物、そして過去の生活に別れを告げる前に、過去の楽しい思い出を振り返り、自分自身を解放すべきと思いつつも、新しい未知の世界への不安や期待している心情を歌っています。
セミファイナルでの「Rim tim tagi dim」のライブパフォーマンスについては、音声に少しトラブルがあったようですが(全然気になりませんでしたが)、ファイナルのパフォーマンスはトラブル無くオリジナル性溢れるベイビー・ラザニアの世界感を十分に表現したものでした。2人のダンサーもいい感じのスパイスを効かせていたと思います。また、ステージ背部に映る家畜や踊る猫の画像も斬新です。「Bye mom, bye dad Meow, cat, please meow back」の歌詞のところが可愛いんです。このままでも十分だと思っていますが、マルメの舞台ではどんなステージ演出とパフォーマンスをしてくれるのか楽しみなとことです。そして、多くの視聴者がベイビー・ラザニアの世界観に引き込まれることは間違いないでしょう。
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