ゲイのお悩み相談「最近知り合った完璧だと思っていた彼の家がまさかのごみ屋敷・・・。どうすべき？」

掃除ができないのか？しないのか？

お掃除好きですか？

掃除を含めた家事が得意な人もいれば、苦手な方もいます。一人暮らしを始めたことで、家事を自ら行う必要性を感じて、徐々にできるようになる人もいれば、親や家事代行サービスに家事を任せている人もいます。一方で、単純にしない人もいれば、仕事などが忙しくて家事をしている時間もなく、誰かに任せることもできない人もいます。

私自身は決して綺麗好きというわけではないですし、部屋が散らかっている日もありますが、週末は必ず家全体の掃除もしますし、むしろそうしないと落ち着かなかったりします。

「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉もありますし、部屋が片付づいていることが心理的に良い影響を与えているような気もします。

では、もしデートをしている相手の家がゴミ屋敷だったらどうでしょう？

掃除ができない相手とは付き合えないとさっさと見切りをつける人もいるでしょうし、とりあえず現状について話をしてみるという人もいるでしょう。

実際、その相手が掃除をしないのか？それともできないのかによっても対応は変わってきます。とは言っても、相手のことが好きだから何でもかんでもやってあげてしまうことは必ずしも良い結果をもたらすとは限りません。

今回は、デートの相手の家がゴミ屋敷だったことに戸惑っているゲイの男性からのお悩みにお馴染みの認定マリッジ&ファミリーセラピストのジェイク・マイヤーズ（Jake Myers）氏が答えてくれています。是非、参考にしてみてください。

最近知り合ったいい感じの彼の家がゴミ屋敷。どうしたらいい？

こんにちは、ジェイク

私は最近知り合った男性のことがとても気になっています。私たちはゲイのピクルボールリーグで知り合って、彼にすぐ惹かれました。私たちはとても相性が良いです。彼は賢くて、セクシーで、機知に富んでいて、面白いんです。完璧なんです！

と思っていましたが…

4回目のデートの後に彼のアパートに行きました。言ってしまえば…おしゃれとは程遠いところでした。私はお金に関しては特にうるさくないほうですが、あの場所はまさに災害現場といったところでした。

汚い服が散らかっていて、カウンターには食器が山積みで、物も散乱していました。しかし、さらに最悪だったのはその臭いでした。彼の部屋には水槽があり、何ヶ月も水が交換されていないような臭いが漂っていました。

彼は私に泊まって欲しい欲しいと言ってきましたが、私はぞっとしてしまって、翌朝早く仕事のミーティングがあると嘘をついてしまいました。

私はこれまでここまでのものには経験したことはありませんでした。本当に相手のことを好きになっているのに、彼の住まいだけは受け入れがたい場合、どうすればいいのでしょうか？今後、彼の家には行かず、毎回自分の家に来てもらうべきでしょうか？それとも単に失敗する運命にあるのでしょうか？

何か魚臭いより

親愛なる何か魚臭いさんへ

新しい人と関係を築く際には、自分が心地よく感じる環境にいることが重要ですので、あなたが心配するのも無理はありません。「ペトコの水槽通路」は、相手の家でロマンチックになる時に選ぶキャンドルの香りではありませんね。

とは言っても、私はおふたりの間に強いつながりがあれば、障害をも乗り越えられると信じています。完璧な関係は存在しないですし、書面上では障害に見えることもあります。つながりを築ける人を見つけるのは稀なことであり、お互いの相性（それ身体的な魅力も含む）が良いのであれば、その障害を乗り越えることをお勧めします。

特に関係が芽生え始めると、お互いが自分らしくいられるような最適な環境を整えたいと思うでしょう。それによって、長期的な関係を築ける可能性も高まることでしょう。嫌悪感や不快感は、夜の誘いを遠ざけ、希望や恐れについて語り合うこともできず、お互いの背景もわからないままになってしまいます。

さて、ここが難しいところです。課題を乗り越えるには、巧みなコミュニケーションが必要です。彼のアパートについての懸念を隠すことは長期的に見るとうまくはいきません。なぜなら、彼に隠しごとをしていることになり、それは関係を深めるうえで邪魔になります。

その彼に、彼のことはとても気に入っているし、仲良くなっていくことは嬉しいけれど、あることによってより居心地が良くなると伝えることは全く問題ありません。ただし、伝え方次第によります。批判的な印象を与えると、避難されたりばかにされたといった感覚を残すことになり、相手を遠ざけてしまいます。その代わり、解決策を協力して見つけられるように、一緒に取り組んでいくものとしてあなたの懸念を伝えるようにしましょう。

「掃除したほうがいいようなところを何か所か見つけたんだけど。掃除を手伝わせてもらってもいい？」と伝えることは「君の家には二度と泊まれないよ。汚すぎる」と言うよりも良い結果をもたらしてくれるでしょう。

それをブレインストーミングと考えてみてください。そこでは、解決策を見つけだすことを願って、丁寧に自分自身のニーズと懸念を伝えます。最終的には、お互いがあなたの場所で過ごすことに落ち着くかもしれませんし、今のところそれは特に問題ではありません。または、彼の家をあなたが許容範囲の場所にする方法を見出すことができるかもしれません。他にも、家政婦を雇う、古い水槽を捨てる、新しいマットレスを買うなど、様々な選択肢はあります。

もし本当に本気なのであれば、問題を解決しようともせずに関係を終わらせたくはないでしょう。古い諺にあるように、「赤子と一緒に風呂水を捨ててはいけない（角を矯めて牛を殺す）」ということです。

あなたの場合は、水槽の水かな。