Believer(イマジン・ドラゴンズ – ダン・レイノルズのドキュメンタリー映画)

ダン・レイノルズがモルモン教会とLGBTQの若者のために向き合う

イマジン・ドラゴンズは、ネバダ州ラスベガスを中心に活動するアメリカのオルタナティヴ・ロックバンドです。2008年に結成され、2012年に初のスタジオ・アルバム『Night Visions』がリリースされ、1stシングルの「It’s Time」はビルボードチャートで最高15位を記録しました。

イマジン・ドラゴンズのリーダーでボーカルのダン・レイノルズ(31歳)は、モルモン教徒で、19歳から2年間、ネブラスカで宣教師としてボランティア活動をした経験もあります。

2017年8月26日、LGBTQの若者や自殺予防支援のためのチャリティーコンサート「LOVELOUD」を開催し、イベントからの収益はLGBT関連団体に寄付されました。
今年は7月28日に開催が予定されています。

少し話がずれますが、モルモン教とLGBTQと聞いて思い出した映画が『Latter Days』です。この映画は2003年に公開されたもので、2006年の東京国際レズビアン・ゲイ映画祭(現:レインボーリール東京)でも上映されました。当時「”Latter Days”とは?」と思って調べてみたところ、モルモン教の正式名称は「末日聖徒イエス・キリスト教会」、英語では「The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints」、頭文字をとって「LDS」とも呼ばれるとのこと。この映画の主演を務めたスティーヴ・サンドヴォスは俳優業は引退しており、名前をマックス・サンドヴォスに変え、現在は羊のチーズなどを作るファーマーになっています(@firstlightfarmer)。この映画には昨年日本でも上映された「スノーデン」の主演を演じたジョゼフ・ゴードン=レヴィットも出演しています。機会があれば是非、ご覧ください。

話を戻しまして、今回、モルモン教徒であるダン・レイノルズがモルモン教会におけるLGBTQに対する姿勢を改善すべく教会に向き合い、その活動がドキュメンタリー映画「Believer」として記録されました。こちらの映画は2018 Sundance Film Festivalでも上映されています。

今回、ダン・レイノルズの『Believer』に対する想いなどのインタビューをご紹介します。

チャリティーコンサート LOVELOUD

イマジン・ドラゴズのリーダー、ダン・レイノルズは、末日聖徒イエスキリスト教会(モルモン教)のLGBTコミュニティーに対する姿勢を改善すべく使命を担っている。

レイノルズはモルモン教徒として育てられたが、ユタ州における10代の若者の高い自殺率の現状を知り、教会内でクィアのモルモン教徒がより広く受け入られ、彼らの存在が無視されるようなことがないよう奮闘している。

2017年、彼は元モルモン教徒でロック歌手のタイラー・グレン(現 Neon Trees)とチームを組み、ソルトレイクシティーで初めて音楽祭を開催し、その音楽祭は毎年恒例のイベントとなった。今年の7月28日に開催されるLOVELOUDは、Trevor Project、Tegan and Sara Foundation、ユタ州のLGBTQ慈善団体などのための寄付金として100万ドルを集めることを目標としている。

HBOのLive Nation制作の新作ドキュメンタリー『Believer』には、初回のLOVELOUDを企画する過程やLGBTQのモルモン教徒に向けた教会の方針に対するレイノルズの自問などが描かれている。

イマジン・ドラゴンズのツアーの中、レイノルズがドキュメンタリー映画や教会内における平等化の今後についての想いをすべてQueertyに答えてくれた。

このドキュメンタリーは誰のためのものですか?
このドキュメンタリーは全ての人のためのものです。皆さんにLGBTQの若者をありのままに受け入れ、愛することの重要さを理解してもらいたいと思っています。皆さんには、信仰に基づいたコミュニティーの中でLGBTQの若者が直面している厳しい現実を見て感じ取っていただけるでしょう。そうすることで変化が生まれ続けることを願っています。

どのようにしてLGBTQの平等化に興味を持つようになりましたか?
子供の頃、ミドルスクールにゲイでモルモン教徒の友人がいました。彼は宗教的罪悪感を感じていたこともあり、自身のセクシャリティーを隠していました。彼は仲間に受け入れてもらえないのではないかと心配していました。また、高校の時は、自らの命を絶った友人もいました。この頃に私の中に葛藤があるとこを意識し、変化が必要だと感じ始めるようになりました。

教会は同性愛について何を教えていますか?
教会の教義では、結婚と性的な関係は男女間に間の上に成り立つと教えています。

教会で育てられなかった我々に対して、モルモン教から学んだポジティブな教えについてご説明いただけますか?
私には3人の娘がいて、娘たちは私のすべてであり、永遠に娘たちと一緒にいられるという考えには賛成です。また、宗教の奉仕の面についても賛成です。

なぜ制度は現在の社会問題に適応するのに時間がかかると思いますか?
モルモン教会は、教会のリーダー、具体的に言うと預言者が神と会話を交わし、教会のあるべき姿を伝えることを実質的には意味する現代的な啓示を受けています。そのため、教会メンバーは教義を変えたくても、それは彼らが変えるものではなく、神が決めるものだと信じています。これ故、教会内における社会問題への対応がなかなか進まないのです。しかし、1880年代後半のポリガミー(一夫多妻)や、1978年の人種問題をみると、教会は最終的にはより多くの人々に愛され、受け入れられる存在へと進化・進歩を成し遂げています。

この映画が作られてから教会の同性間の関係に対する姿勢に何かしらの進展は見られましたか?
映画をご覧いただくとわかるように、昨年、教会はLoveLoudを支持しました。しかし、教会の総会開催直後、教会は同性間における関係に対する姿勢を再確認しました。この映画やLoveLoudが若者にとってより安心できるコミュニティーを作り出せるような話し合いの糸口となることを信じています。

来月(今月)、第2回目となるLOVELOUDを控えています。この祭典はどのような影響力があると思いますか?
LOVELOUDは、これまで立ったステージの中で一番重要なものだと思います。この祭典はLGBTQの若者を心から愛し、受け入れるとはどういうことなのかという重要なことをみんなで話し合うきっかけとなるでしょう。

LOVELOUD公式ホーム―ページ(英語)

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Imagine Dragons – Believer

Neon Trees – Feel Good

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