現状に満足しているなら
パートナーがいる人、いない人。
パートナーが欲しい人、いらない人。
恋愛に対する考えは人それぞれです。
「恋愛は相手があってのこと」といったことが良く言われますが、確かにそうだと思いますし、それと同時に「自分はどうしたいのか?」といった意思も必要となります。
いくつになっても少年のような心を持った人が好きな人もいれば、年相応の恋愛観を求める人もいます。年齢に応じてパートナーに求めること、求めらえることが変わる場合もあります。最近の若者世代のゲイは、一対一の関係を望む傾向が強いという調査結果も報告されていますが、その関係が続くかどうかはまた別の話となります。
今回ご紹介するのはアメリカの調査結果なので、日本でも同じような傾向にあるかはわかりません。もちろん日本のゲイの男性の中にもシングルの人もいれば、そうでない人もいらっしゃいます。重要なのは、その状況にご自身が納得・満足しているかどうかなのではなでしょうか。
45歳以上のゲイの男性の57%がシングル
AARP(旧称 American Association of Retired Persons)の調査によると、45歳以上のゲイの男性はシングルの傾向にある。
- 45歳以上のゲイの男性の57%がシングル
- 45歳以上のレズビアンで39%がシングル
- 45歳以上のバイセクシャルの男女の48%がシングル
LGBTQの成人の様々な健康格差を調べた最近の調査にてAARPは、他の性的指向の中で45才以上のゲイの男性がもっとシングルである割合が高いということを明らかにした。
AARPはアメリカ国内の1,782人を対象に調査を行なった。そのうち45才以上の57%がゲイの男性がシングルで、レズビアンは39%、バイセクシャルの男女は48%であった。
同年齢層のトランスジェンダーの回答者の半数にはパートナーがおり、その内の35%は結婚をしているとのこと。
この調査の目的は、サポートネットワークの不十分さに焦点をあて、LGBTQが歳をとるにつれて経験する特有の課題を探ることにあった。
調査回答者の3/4以上が歳をとるにつれて、家族をもつことができのか、社会的支援が受けられるのかなどを不安に感じているとのこと。また、73%の回答者はLGBTQに特化したシニアサービスが受けられか心配をしているという。
「ゲイの男性は独りで生活をする割合がはるかに高いです。このことは彼らが歳をとるにつれて必要となるサービス内容にも影響してきます」と調査は伝えている。「さらに、ゲイの男性の社会的支援ネットワークについて言うと、レズビアンに比べてLGBTの友達やストレートの友達、パートナーや近隣住民といった交友関係が希薄な傾向にあります」
「厳密にどの要因がゲイの男性のシングル率の高さに寄与しているかについては多くの仮説がありますが、内在化したホモフォビア、手軽にセックスができる出会い系アプリ、エイズ蔓延や二流とみなされることもある社会の中においてクィアとして育ったゲイの男性が直面する不安感などの様々な影響が重なったと思われます」
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