セックス無しの生活に限界が・・・。
緊急事態宣言が解除され、どれくらいのゲイの方々が発令前の性生活を取り戻しているのでしょうか?
解除を機に「さぁ、やるぞ!」と思った人もいれば、「もう少し落ち着くまで様子を見よう」と思った人もいるでしょう。中には、この外出自粛期間中に今までの性生活を振り返って色々と考えた方も人もいるかもしれません。
これまでこのサイトではコロナに関連した性生活に関する情報をいくつか紹介してきました。
新型コロナウイルス感染拡大の最中では感染リスクおよび拡大リスクを可能な限り減らすためにも、基本的には「禁欲」が推奨されています。これまでの性生活にもよりますが、数日であれば我慢ができても、それが数週間、数ヶ月となると限界に達してしまうゲイの方も多くいるでしょう。
日本では他国と比較するとひとまず新型コロナウイルス感染拡大は抑えられたと言われてはいますが、第2派への不安の中、これまでと同じようにセックスをすることを推奨するわけにもいかないのが現状です。
でも、我慢にも限界が・・・。
ゲイの方だけではなく国民に対して新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」が求められている現在、今回紹介する記事にあるように性生活においても「新しい性活様式」を取り入れてみましょう。
可能な限り安全・安心な方法で
新しい研究によると、新型コロナウイルスのパンデミック期間中に性交渉をしようとしている人は、性交渉中はマスクを着用し、キス、オーラルからアナル行為、精液や尿への直接的な接触を伴う行為は避けるべきとのこと。
また、アナルズ・オブ・インターナル・メディシンで最近発表された研究では、性交渉前後にシャワーを浴び、アルコールシートや石鹸でその場所を清掃することを推奨している。
ここ数ヶ月の間、多くの医療専門家らは新型コロナウイルスのパンデミック期間中は他の世帯の人との性交渉は避けるべきであると忠告をしてきた。しかしながら、この新たな調査の著者は、「禁欲」はLGBTコミュニティーも含め、すべての人々にとって達成可能な目標ではないということを認めている。
「精神衛生上の問題に特に影響を受けやすい中で、性交渉が危険なことであると伝えることは、潜行性の心理効果をもたらすことにもなる」と研究概要の中で研究者らは述べている。「性的少数者のコミュニティーなどのグループは、AIDSのような他のパンデミックを経験した歴史的トラウマを経験していることを考えると、特に性的スティグマに傷つきやすいとも言える。禁欲を推奨することは、性的少数者たちにAIDS危機の際の社会的スティグマの記憶を思い出させることに繋がる可能性もある。これまでの禁欲を根源においた公共衛生介入の数々の失敗や恥を晒すことになりかねないことを考えると、長期にわたる性的禁欲を推奨することは効果的であるとは言えない」
研究者らは、新型コロナウイルスは気管支分泌液、エアロゾル化した粒子の拡散により感染し、皮膚や物の表面にもウイルスが存在していると考えていることもあり、あらゆる対面による性的接触はウイルス感染リスクの可能性があると認識している。さらに、研究では、精液、尿、トイレからの感染の可能性もあるということを明らかにした。
この研究では、パンデミック期間中の安全な性的行為の手段として、禁欲、マスターベーション、サイバーセックスをリストアップしている。屋外での感染、あるいは無症状でも感染する可能性を考えると、同居しているパートナーとの性交渉であってもリスクは伴う。
研究者らは、AIDSパンデミックの時と同じように、新型コロナウイルス感染で不安な時期にはセーフセックスを行う上で抗体検査は間違いなく重要な役割を果たすと示している。
「現在のところ、我々は免疫の持続性について十分なデータを確保できていないが、SARS-CoV-2(新型コロナウイルスのウイルス名)の抗体での陽性反応者は、比較的ウイルスに対する免疫があるとされている」と彼らは述べている。「こうすることで各々が新型コロナウイルスの感染という点においては、性交渉をしても安全と思われる抗新型コロナウイルス抗体検査からの陽性反応者との性的行為のセロソーティング(ウイルス感染状態に応じて性行為の相手を選ぶ行為)をすることができるようになる。ただし、これが効果的な戦略であるかについては更なる調査が必要である」
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