第29回レインボー・リール東京
~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~
毎年楽しみにしているレインボー・リール東京。
昨年は残念ながらコロナ禍で中止となってしまいましたが、今年は東京(シネマート新宿)と大阪(シネマート心斎橋 ※一部オンライン上映)にて開催されることになりました。
2021年7月16日(金)〜22日(木・祝) @シネマート新宿
2021年7月23日(金・祝)〜29日(木) @シネマート心斎橋
公式ホームページ:https://rainbowreeltokyo.com/2021web/
7月16日(金)〜22日(木・祝)はシネマート新宿にて8作品が上映され、7月23日(金・祝)〜29日(木)はシネマート心斎橋にて7作品を上映されます。また、アジア・太平洋地域の新作短編映画を紹介するプログラム「QUEER×APAC 2021」は6作品がオンライン上映されることになっております。
このサイトでもこれまで「日本でも上映してもらいたいLGBTQ+映画」として気になる作品をご紹介しておりますが、今回の全14作品の中に『叔・叔(スク・スク)』と『恋人はアンバー(DATING AMBER)』が上映作品の中にありました。
シカダ(CICADA )
2020年のアメリカ映画『シカダ(Cicada)』は、2020年3月18日にロンドンのLGBTQI+ Film Festivalで上映予定でしたがコロナの影響で映画祭がキャンセルとなり、2020年8月22日にアメリカで開催されたOutfest Film Festivalで初上映されました。
『シカダ』は、監督・主演のベン役を務めたマシュー・ファイファー(Matthew Fifer)自身の幼児期の実体験と、同じく主演のサム役を演じたシェルダン・ブラウン(Sheldon D. Brown)の実体験をベースに描いたストーリーです。この作品には、ニール・パトリック・ハリス(Neil Patrick Harris)の旦那さんのディビッド・ブッカ(David Burtka) も出演しているようです。
ブルックリンに住むベンは、日々の仕事を渡り歩きながら男女と一夜限りの肉体関係を持ち続けていた。ある日、ベンは古書店で黒人のサムと出会う。蝉の声が響き渡る夏の間、ベンとサムは急速に関係を深めていくが、次第にそれぞれが抱えるトラウマが二人の前に立ちはだかる。
映画概要
タイトル:シカダ(シカダ)|アメリカ
監督:Matthew Fifer
出演:Matthew Fifer、Sheldon Brown、Sandra Bauleo、Jazmin Grimaldi、Cobie Smulders、Scott Adsit、Michael Potts、David Burtka、Jo Firestone、Jason “Freckle” Greene
Website:https://www.instagram.com/cicadafilm/
世紀の終わり(End of the Century / Fin de siglo)
2019年のアルゼンチン映画『世紀の終わり(End of the Century / Fin de siglo)』は、2019年3月30日にNYで開催されたNew Directors/New Films Festivalで初上映され、同年4月8日にBuenos Aires International Festival of Independent CinemaでBest Argentinian Filmを受賞しました。その後もLGBT映画祭などでも上映され、毎年、サンフランシスコで開催されちているFrameline Film FestivalではBest First Featureを受賞しました。
監督を務めたのはアルゼンチン出身のルチオ・カストロ(Lucio Castro)。アルゼンチンから旅行でバルセロナを訪れる主演のOcho役を演じたのはフアン・バルベリーニ(Juan Barberini)、ベルリン出身のスペイン人のJavi役をラモン・プジョル(Ramón Pujol)が演じています。
バルセロナで偶然出会ったアルゼンチン人とスペイン人の男性二人。一夜だけに見えた男たちの関係は、20年にわたる壮大な愛の記憶を呼び起こす。時間の概念を巧みに操り、恋人との過去・現在・未来を描いた究極のラブストーリー。
映画概要
タイトル:世紀の終わり(End of the Century / Fin de siglo)|アルゼンチン
監督・脚本:Lucio Castro
出演:Juan Barberini、Ramón Pujol、Mía Maestro
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