ハリー・スタイルズがゲイの警察官役を演じた話題作
活動休止中のイギリスのボーイズ・グループ、ワン・ダイレクションワン(One Direction)のメンバーで現在はソロ活動に専念しているハリー・スタイルズの最新映画『僕の巡査(My Policeman)』の予告映像が公開されました。
※日本でも11月4日(金)からAmazonプライムビデオで配信されることになりました。
この映画はベサン・ロバーツ(Bethan Roberts)による2012年の同タイトルの小説をもとに作られた作品で、小説は実在の人物をもとに書かれたとのことです。
映画の舞台は1950年代のイギリス、ブライトン。ゲイの警察官のトムは、教師をしているマリオンと結婚する傍ら、博物館の学芸員のパトリックとの関係を続けていたが、やがて秘密が明らかとなり・・・といったストーリーです。
監督を務めたのは舞台演家として数々の賞を受賞しているイギリス出身でオープンリーゲイのマイケル・グランデージ(Michael Grandage)監督です。
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この映画は2つの時代に分かれており、若かりしトム役を演じているのはハリー・スタイルズ(Harry Styles)、その後のトムを演じているのがライナス・ローチ(Linus Roache)、マリオンを演じているのは、エマ・コリン(Emma Corrin)とジーナ・マッキー(Gina McKee)、パトリックを演じているのはデイビット・ドーソン(David Dawson)とルパート・エヴェレット(Rupert Everett)です。
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出演者も素晴らしいこの作品ですが、ハリー・スタイルズはもちろんのこと、若かりしマリオン役のエマ・コリンは、Netflixの『ザ・クラウン』で故ダイアナ妃を演じたことで有名になったノンバイバリーの俳優です。パトリック役のデイビット・ドーソンは公にカミングアウトはしてないようですが、Wikipediaによると「part of the LGBTQ community」とのこと。
また、ルパート・エヴェレットは1989年にゲイであることをカミングアウトした俳優で『アナザー・カントリー(1984)』、『ベスト・フレンズ・ウェディング(1997)』、『2番目に幸せなこと(2000)』など現在ほどLGBTQ+の登場人物が出てこない時代の頃からゲイ役を含めオープンリーゲイとして様々な作品に出演してきました。さらに、実生活ではゲイではありませんが、ライナス・ローチは若かりし頃、性的指向に悩む若きカトリック神父を描いた『Priest(1994)』で主演を演じました。
全米では10月21日(金)から限られた劇場にて上映され、日本では11月4日(金)からAmazon Primeビデオで配信スタートとのことです。
映画概要
タイトル:僕の巡査(My Policeman)
公開:2022年10月21日(金)※全米限定公開
配信: Amazon Prime Video 11月4日(金)配信開始
監督:マイケル・グランデージ
出演:ハリー・スタイルズ、エマ・コリン、デイビット・ドーソン、ライナス・ローチ、ジーナ・マッキー、ルパート・エヴェレット、カディフ・カーワン
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