国際トライアスロン連合がレインボーフラッグを禁止する方針を撤回

性的少数者のトライアスリート

このサイトでもご紹介したトランスジェンダー(FTM)のトライアスリートのクリス・モージャー選手やゲイのトライアスリートのジャック・ブリストウ選手など、トライアスロン界にも性的少数者であることをカミングアウトして活躍している選手がいます。

そういった状況の中で、国際トライアスロン連合が先月、競技者が政治的、宗教的、人種的なプロパガンダ活動を持ち込むことを禁止する現行ルールに “性的指向” についても禁止する改訂を行ったことで非難の声を浴びました。

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スポーツにもレインボーフラッグを

国際トライアスロン連合は、ゲイのアスリートからレインボーフラッグ禁止のルールに対する抗議の表明を受け、その方針を撤回した。

世界各国でのトライアスロン関連イベントの運営組織である国際スポーツ組織は、1月19日、競技者が政治的、宗教的、人種的プロパガンダ活動を持ち込むことを禁止する現行ルールに性的指向を加える改訂を行ったことで非難の的となった。

参加した大会にて度々レインボーフラッグを掲ているヨーロッパ トライアスロン チャンピオンでゲイのジャック・ブリストウ選手は、失格の罰則の対象となり得る新たなルールには従わないと表明したトライアスリートの1人でもある。

国際トライアスロン連合は、高まる反発を目の前にしてその決定を翻し、撤回した。

1月21日の声明の中で、運営側は今回の騒動は誤解であると主張し、性的指向の文言は直ちに削除された。

声明では「国際トライアスロン連合はこれまで常に平等、インクルージョン、敬意を示し、故意に自己表現をするための権利や自由を侵害することなく、レインボーフラッグを掲げることを禁止するような決断を下すようなことはいたしません」と明確にしている。

さらに「今回の誤解を考慮して、ITUは個人の表現の権利が確実に尊重され続けられるよう直ちにルールを再検討します」と述べた。

「ITUは、今回のルールの改訂の解釈によってご心配をおかけしたことを申し訳なく思っております」

声明では「今回の決定により、ITUは意図的に誰かを傷つけようとしたわけではございません。また、人種、宗教、性的指向のグループや個人に対して意図して決められたわけではございません」と続けた。

「ITUは、創立以来、多様性を実現している組織であることに誇りを持っており、今後もそうあり続けます」

今回の禁止のニュースを流した出元であるOutsportsは、ITUの広報とイギリスのトライアスロンの団体両者が最初は今回の禁止がレインボーフラッグにも適用することを発表したことを指摘し、今回の騒動が誤解であると主張していることに疑問を抱いている。

ITUは最初の段階では、改訂されたルールは他の多くのスポーツ団体でも使用されている類似した表現であると主張し、その方針を擁護していた。

今回の禁止に対する申し立てを行なったゲイのトライアスリートのジャック・ブリストウは、Outsportsに「以前、私は大会でレインボーフラッグを掲げました。なぜなら、ゲイのアスリートであることに誇りに思っていますし、他のLGBTの当事者も参加しても良いと思えるような身近に感じられるような例でありたいと思っているからです」と述べた。

「私のプライドが政治的過激思想と同等に見なされ、自身の身の安全のためにクローゼットに戻れて言うのであれば、それは屈辱的なことです」

関連記事:International Triathlon Union reverses rainbow flag ban

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