デヴィッド・フランス監督最新作
昨年5月にこのサイトでも紹介したチェチェン共和国のLGBTQの現状を描いた衝撃のドキュメンタリー映画『チェチェンへようこそ─ゲイの粛清─(Welcome to Chechnya)』が2022年2月26日(土)から日本で公開されることになりました。
監督を務めたのはアメリカ出身でオープンリーゲイの調査報道記者、ノンフィクション作家、映画製作者のデヴィッド・フランス(David France)氏です。2012年のドキュメンタリー映画では『How to Survive a Plague』では、伝染病がもたらした混乱に対する社会の対応を変えるべく専門家でもない市井の人々がAIDS活動家として立ち上がった運動を記録しました。
本作『チェチェンへようこそ─ゲイの粛清─』では、北カフカース地方の北東部に位置するロシア連邦北カフカース連邦管区に属するチェチェン共和国当局によるLGBTQ迫害を取り上げ、反LGBTQ体制に命を懸けて立ち向かう活動家グループを追いかけています。
フランス監督は命の危険にさらされた避難者の身元を保護するために彼らの声を変え、偽名を採用し、ディープフェイク技術で顔を変える「フェイスダブル」を使用し、出演者の身の安全にも配慮して作り上げられました。
あまり馴染みのない国、チェチェン共和国のLGBTQのリアルな現状を知るための貴重なドキュメンタリー作品です。日本上映は2022年2月26日(土)からです。是非、ご覧ください。
映画概要
タイトル:チェチェンへようこそ─ゲイの粛清─
監督:デイヴィッド・フランス
Website:https://www.madegood.com/welcome-to-chechnya/
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