ゲイの恋愛と年齢
あなたは恋愛する際に年齢を気にしますか?
芸能人の年の差婚はネットニュースなどよく話題になりますが、一般人においては歳の差婚はそれほど多くないようです。実際、自分の周りを見てみると10歳を超えるような年の差カップルがいないことはないですが、ほとんどは1~5歳差くらいのカップルが多いように思います。
ゲイの方々の中にも年上好きの方もいれば、年下好きの方もいます。また、好きになったら年齢は気にしないといった方もいます。
年上好きの理由として、身体的な面で性的興奮を覚える方もいるかもしれませんが、その多くは精神的な面で、甘えたい、リードしてもらいたいといったものから、より安定した付き合いができそう、長期的な関係を望んでいそう、自分よりも人生経験が豊富な年上の相手と付き合うことで自分を高められそうなどといったものではないでしょうか。
これまで年上、年下、同い年と一通り付き合ったことはあるものの、最終的には同い年に落ち着いた私は、個人的には年上好きですが、一番年齢が離れた相手は10歳上でした。
実際、年上の方と付き合うと安心感はありますし、色々と学ぶこともあり、何となく自分も少し大人になったような気になりました。一方で、「年下だから」という理由でついつい甘えてしまったり、自分の未熟さが色々な面で露呈してしまうなんてこともありましたし、公にカミングアウトしていなかったのもあり、「どういった関係?」「どこで知り合ったの?」といったことを聞かれることもありました。
年の差カップルがうまくいくには、年齢を理由に甘えすぎない/頼り過ぎない、相手に合わせるのではなくそれぞれの価値観を理解する、金銭面で頼りにしないといった基本的には対等な関係を築くことが大切です。ただ、そういった関係性を2人が築いていても、周りには年齢差カップルを色眼鏡で見る人はいます。一番重要なのはネガティブな声に惑わされず、気にしないことです。
今回は親子ほどの年の差のゲイカップルに関する記事をご紹介します。彼らのSNSをみていると年の差は関係ないと思えるようなとても素敵なカップルです。是非、ご覧ください。
私の夫は父親より年上です
32歳のオーウェンと64歳のジェレミーは2013年に出会い、当時彼らは23歳と55歳であった。彼らは、すぐに意気投合した。
ふたりは永遠の愛を信じているが、年齢差の問題はカミングアウトよりも乗り越えるのが難しいかもしれない。
オーウェンは「年齢の差については、同性愛者であることよりもはるかに叩かれます」と述べている。
「幼いころから自分の周りや狭い世界の中で恋愛をするものだとされてきました。私は『いいえ、こちらは私の夫であり、そのことを誇りに思っています』と胸を張って言えます」
ふたりは”The Age-Gap Guys“としてソーシャルメディア上で自分たちの恋愛関係を公開しており、24,000人以上のフォロワーがいる。
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彼らのオンライン上での存在は、年の差のある恋愛関係も他のどんな関係と同等に充実したものであると証明すると同時に、歳の差のある恋愛関係に付随する偏見を打破しようともしている。
オーウェンは「年の差の恋愛関係にある場合、少し打たれ強くならなくてはなりませんし、歳の差があることは問題ないことであり、実際にはそれを気にする必要はないと思うようにならなければなりません。人々がどのように反応するかを常に考えざるを得ないのです」とオーウェンは述べている。
ふたりはお互いの両親にそれぞれを紹介した後、状況は特に慌ただしくなり、家族は彼らの関係性について疑問を持っていたと述べている。
ジェレミーは「私は早い段階で確認したかったんです。もし彼の両親が私を気に入らないのなら、それは私が良い人でなかったからであって、彼らが抱いている何らかの先入観によるものではないのです」と述べている。
家族は最終的に彼らの関係を受け入れ、ふたりをカップルとして見るようになりました。「オーウェンの父親は私よりも年下ですが、私は彼をまだパパと呼び、彼もそれに満足しています」とジェレミーは述べている。
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