コロナ禍でゲイ・バイセクシャルの男性の性行為の頻度は大幅に減少

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元の生活に戻れると思ったのに

毎日テレビやネットを見て「また増えたの?」と思いる方もいらっしゃるでしょう。

このまま感染者数が増え続け、自粛生活に戻ってしまうようなことがあれば、またムラムラした日々を過ごすことになるかもしれません。

これまでコロナ禍における性生活に関する記事や調査などをいくつか紹介してきました。

緊急事態宣言が解除され、自粛生活から解放されたと思っていたら、7月に入ってからは全国的に感染者数が急増しています。検査数が増えたことにより新規感染者数も増えたということもあるかもしれませんが、現実として東京だけでも1日に数百人単位で新規感染者数が増えています。

今回ご紹介する記事はオーストラリアでの調査についてですが、おそらく日本でもコロナ禍において、これまでのご自身の性行動を改めたもしくは、改めざるを得なかったゲイ・バイセクシャルの方もいるでしょう。実際、緊急事態宣言が解除される前にアプリをオンラインにしている人が少なかったように思えます。でも、現在は・・・。

梅雨も明け、夏らしくなってきましたが、引き続き新型コロナウイルスに感染しない・させない健康的な性生活を心がけましょう。

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ロックダウンにおけるゲイ・バイセクシャルの男性の性行動の変化

新しい調査によると、コロナ禍においてゲイ・バイセクシャルの男性のセックスの頻度にかなりの減少が見られたが、一方では性行動を全く変えていない人もいるとのこと。

この調査は、新型コロナウイルスが急速に拡大し始めた3月以降にオーストラリアのThe Kirby Instituteによって実施され、940名のゲイ・バイセクシャルを対象に彼らの性行動を明らかにし、驚くべき調査結果となった。

JAIDS(Journal of Acquired Immune Deficiency Syndromes)で発表された結果では、パンデミックが発生してからゲイ・バイセクシャルの男性のセックスの相手の数は12分の1に減少したということが示された。

パンデミック前は不特定多数の人とのセックスをしていた587名のうち84%がセックスをするのを控えるようになったと答えた。残りの16%はコロナ禍であっても不特定多数の人とのセックスをし続けていると答えている。

対象者のおよそ95%は、不特定多数の相手とのセックスや集団セックスは特にウイルス感染の危険性が高いというを認識していた。

ゲイ・バイセクシャルの男性は新型コロナウイルス感染症の対策として性行動を改めている。

研究者らは、HIVやその他の性感染症の感染率の短期的変化を予測するためにこの調査を実施した。

調査結果によると、クィアの男性らは新型コロナウイルス感染症への感染リスク軽減のため彼ら自身の性行動を改めていることが示されている。

この調査の指導的立案者であるMohamed A. Hammoud博士は「ゲイ・バイセクシャルの男性らは、HIVのまん延期を受けて自分自身に加えてお互いに守りあう予防対策に適応してきた経緯があります」と述べた。

”個人に関するネガティブな影響は多いものの、我々は彼ら自身やその仲間らのへの健康に対する投資について認識しなければなりません”

「我々のコミュニティーには、長年にわたりリスクを軽減するための革新的な戦略を生み出してきた歴史があります。そして、我々はこの歴史が新たな健康課題とともに継続されていることを目の当たりにしています」

その一方で、この調査の上席著者であるGarrett Prestage氏は、クィアの男性は新型コロナウイルス感染症拡大を遅らせるために性的接触を激減させていると述べた。

「その結果として、短期的に新規のHIVや性感染症の発生の減少がみられる可能性が高い」と彼は述べた。

「この診断における動向は、物理的距離の規制の変化に応じて大いに変動する可能性がある」

研究者らはこのパンデミックがクィアの男性のメンタルヘルスに与える影響について分析をすることになっている。

この調査に応答するかたちとして、今回のパンデミックがゲイ・バイセクシャルの男性のメンタルヘルスと社会健全性に与える影響を把握するために分析することになっている。

「調査への回答に時間を割いていただいた参加者の皆さまに感謝申し上げます」とHammoud博士は述べた。

「この調査には、新型コロナウイルス感染症が彼らの人生に与えた影響についての生の心を打つような詳細が伴うことも多々ありました」

「個人に関するネガティブな影響が多いものの、我々は彼ら自身やその仲間らのへの健康に対する投資について認識しなければなりません」

現在のところ世界中で1700万人以上もの人々が新型コロナウイルスに感染しており、67万人以上の死亡が確認されている。

推計1100万人もの人々が新型コロナウイルス感染から回復しているとされている。

世界中のクィアの人々は感染拡大を遅らせるために3月以降、性行為を控えている。

元の生活に戻り始めている地域もあるが、政府はベッドルームでの行いについては慎重になるように忠告している。

カナダやニューヨークの関係当局では、新型コロナウイルス感染症への感染防止としてグローリーホール(壁越し)の使用の推奨をするまでに至っている。

関連記事:Eye-opening study reveals just how many queer men have been hooking up through lockdown

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